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【EDH】擾乱のドミヌス、ソルフィム/Solphim, Mayhem Dominus(レベル6くらい)

はじめましてだったりお久しぶりだったり、ぶんしです。
本日も卓の3人と対話をしていこうと思います。

今回のボス

じょうらん って日常で使う事あります?

赤にちょくちょく現れるダメージ追加型置物。
追加ダメージが1点だったり2倍だったり3倍だったり、自他の区別がなかったり、赤だけ追加だったりと性能はまちまちですがソルフィムは

・相手だけ2倍
・発生源のカードタイプを問わず
・頑張れば破壊不能がつく

と、条件はかなり扱いやすくなっております。反面

・相手↔相手へは倍加しない
・戦闘ダメージ以外

などが制限。
相手同士での潰し合いを誘発させる事は難しいため、自分がきちんとライフを削っていかねばなりません。しかも戦闘ダメージは倍増しないため、スペルや置物で対戦相手のライフ100点以上を狙うというそれなりの公卿が待ち構えています。

単体火力をちまちま撃っていたのでは間に合うはずもなく、全体に影響のあるカードを多数採用しているため『先ずあいつを退かそうぜ』となるのは当然で(※邪魔な置物をどかす最速の方法は《解呪》ではなく本体パンチだ!)、自分が集中攻撃を受けている間に虎視眈々と力を溜めていた別の誰かが走り切る―― 
卓で"混沌の赤"を象徴した動きになりがち… そんな統率者です。


うん、また3vs1をやるデッキなんだすまない。

擾乱するメンバー

赤には継続的に1点とか2点の慎ましいダメージを与える置物が結構な枚数存在します。

2点なんてカスダメですよハハハ

ライフが40点もある統率者戦においてはこんなカスダメで相手を倒し切るのはあまりに悠長(しかも3人いるのでトータルは120点!)ですが、擾乱してダメージ2倍になれば"火種"は60点で済みます。
こうなれば実質20点×3人も同じ。

統率者戦を一気に通常のゲームレンジにしてしまうのがソルフィムです。

《屈折エレメンタル》(《カーサスへの侵攻》裏面)はソルフィム下では呪文1個に12点火力がついてきます。
対戦相手の総ライフ120点を削り切るのも現実的に?

実プレイにて

上記のカードたちは基本的に「相手が何かアクションする事」に対して反応します。
クリーチャーなど展開されてしまい、以降はそれで殴られているだけみたいな盤面ではどんどん不利になっていくため、赤と言うカラーで割れそうなものはなるべく壊して次のアクションを強制していきます。

なるべく「卓の治安を維持していますよ!」と言う雰囲気を出してヘイトを逸らしましょう。

まぁ大抵はバレバレなんですよ…!

相手が警戒して縮こまっている時に使える飛び道具はこちら。
実は意外と数が多くない上に自分にも結構当たるので慎重に撃ちます。

《地震》等は泣く泣く除去で使うことも多く

オススメされたので即死も1枚だけ入れました。
執筆当時(組んでから2ヶ月)まだ手札に来た事がありません。

半分×2=

コンボ集というかシナジーの色々

《山》になっても基本でない土地は基本でないままです。
追加ダメージ系は受ける側が選ぶので、1点を+2してから倍! とかは通常起こりません。
起きた? それは《Mirror Universe》される予兆なので芯まで念入りに焼いておきましょう。
エンチャントを対処できる数少ない組み合わせ
探して出しても良いんですよ 1枚につき4点ダメージね
ソルフィム「置物の1点がプレイヤーへ倍になって2点で…」
焼却者「プレイヤーが戦闘ではない2点を受けた? じゃあそこの熊へ2点の倍の4点を…」
トラルフ「クリーチャーが余剰ダメージ2点受けたので2点の倍の4点をプレイヤーに…」
焼却者「プレイヤーが4点受けた? じゃあそこの生物に8点を…」
《冒涜の行動》など全体火力で火力点数×自軍生物数×2の"報復"

実戦では「全体のライフを削りつつ一人二人倒すために利用して、これ以上はゲームが息苦しいからお前から始末しとくね」と言うパターンが大変多く、そこそこの回数を対戦しつつも執筆現在で上げた勝利数は1です。

ですが卓全員から嫌が応にも注目を浴びつつ不意打ちで誰かを焼き殺していく感覚は代えがたいものであり、誰かを倒せるなら相打ちでも構わない……!
そうした荒らし・嫌がらせ・擾乱の元Delされたい日には《自律焼炉/The Autonomous Furnace》から立ち上がってみてはいかがでしょう。

普段とは違う統率者戦が楽しめますよ。
いえ普段からこんなデッキばっかりですけど私。





擾乱できなかったメンバー

サイドボードには入れてみたけど出すタイミングがなかったり、勝因とならなかった方々が詰まっております。

整形してカットしても良かったのですが、調整録としてざっくり解説。

本当にいろいろ試しました

強そうに見えますがダメージを受けるかどうかを相手が選べてしまいます。
《苦痛の城塞》と並んで自分へはほぼ痛くない良い子なのですがそれは相手も同じで思ったより回避されてしまうケースも多く、4マナまで伸びているターンにはマナ・アーティファクトなどもあったりで《呪文ショック》《魔力のとげ》へ譲る形に。
相手に依存するやつはダメ。

悪くはなかった

レベル5~6想定だと即死コンボやチェーンコンボ自体がそこまで多くなかったため減っていきました。
負けを回避するためのカードなので、7以上を目指すなら帰ってくる可能性が高いです。
殺意は生存地域に合わせて。

これらがある状態で《地震》や《インフェルノ》などの全体火力を打つと倍のダメージがプレイヤーへ飛ぶ際にさらに倍になり呪文自体のダメージと合わせて……と、楽しいことになるのです。が。
結局ソルフィム+これら+火力呪文 と3枚揃わねばならず、実戦で「これが相手に直接叩き込める火力(除去)ならなぁ~~~」と言う状況が頻発したため、泣く泣く諦めました。
楽しいので倍返し能力を夜限定で全員に拡大する《吠え群れの報復者》1枚だけ残っています。最悪でもソルフィムで捨てられますし。
何倍されても1を加算できないと0は0なんだ……

風情の問題

こちらもレベル帯を踏まえてなんとなく没(サーチ能力が低くまず揃わないが、2枚うっかり揃うと逆にレベルにそぐわぬキルターンとなる)
二重詠唱コンボの方は魔道士側が単品で様々なスペルを増やせますし、双つ側しか引かなくても最悪ソルフィムで捨てられます(魔法の言葉)ので勝ちパターンを増やす目的ならアリかも。

ポポーポポポ ポポーポポポ ポポポポポー

1点ダメージだと思ってました。
腹立たしい笑顔、ソルフィムに書いてあるテキストすべてに対する侮辱

その他の色々

・12点じゃ死なない相手が多く、6点が死因ってシーンが多かった《インフェルノ》
・スタックの《暗殺者の戦利品》に合わせたら楽しいんだろうなぁいや根本的解決にならんけどと毎回手札でワクワク感だけはあった《放射》《野生の跳ね返り》
・唱えたは良いけどドローが《山》《山》《緋色のダイヤモンド》とかで特に何もせず死んでいき、リソース回復するためにリソース(手札)が必要なカードは苦しい時に頼れないと教えてくれた《溶鉄の精神》《太陽鳥の祈祷》
・イラストレーターがRichard Kane Fergusonなので入れてみたけどいつ出しても強くなかった《不明の杖》 など……

指輪物語:中つ国の伝承

ここからは2023/6月現在プレビューシーズンの指輪物語:中つ国の伝承以降でデッキに試したいカードを挙げておきます。

統率者戦を意識しているのか無意識か、現段階でも結構入りそうなカードがありワクワクしています

《シャイア荘嫌がらせ事件》
《食肉鈎虐殺事件》ほどではなさそうですが…
現在インスタント・ソーサリーは20枚とやや少なめ
リングホルダーを活用できるなら…?
はりびょー
手札がどうしようもなければ捨てること自体は簡単なソルフィムです
滅びの山
自分も焼けるけどフラッド受けとダメージを両立してくれます
こちらもフラッド受け
対戦相手同士のやり取りでもオークが出てくれますね

6/xx:追記

Discord鯖の山部さんが力こそパワーなソルフィム記事に当ノートの紹介を書いてくれました
デッキを組むに当たって大切な心構えが詰まっています。

応援してもらえるとおやつが買えます