『でもね、死にたくないの』


知らない街の電車に乗っていたら
制服を着た小学生が二人、乗り込んできた

聞き耳をたてなくても聞こえてくる話し声

「死んじゃった姿のまま天国にいるとしたらさ、99歳で死んだら天国で楽しめなくない?」
『たしかに、もう動けないかもね』
「だからね、僕早めに死にたいんだ。そしたら天国でも楽しく遊べるでしょ?」
『ふーん』
『でもね、死にたくないの」

この会話はノンフィクションです。実在の人物や団体などと関係あるかもしれませんが、私にはよく分かりません。
私が言いたいことはノンフィクションだということ、それだけです。

2022.4.28

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