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モラハラ被害者の男性っています?

以前の「note」にも書かせて頂きましたが、今年になって自分が「モラハラの被害者」という事を20年経って初めて気がついたのですが、先ず最初にした事は同じ境遇の人がいるかの確認でした。

Twitterでは?

1番見つかりやすいと思ったのは「Twitter」だったのでとりあえず「#モラルハラスメント」「#モラハラ」「#自己愛性パーソナリティ障害」とかのハッシュタグで検索してみました。

結果は「#モラハラ」「#モラルハラスメント」は割と多く検索にヒットしますが「#自己愛性パーソナリティ障害」は僕が思うにはモラハラやDVの原因としてはかなりを占めてる様な気がするのですが知名度が今ひとつなのかそこまでヒットしませんでした。

そんな中で気になったハッシュタグが「#モラ夫」。

「#モラ夫」のついたツイートは割とあって、立場は女性と男性で違いますが、そのツイートは共感出来る所は充分に有りました。

ただ、「#モラ夫」のハッシュタグを使う方は間違いなく「女性」なので男の僕からすると「あ、やっぱり同じ男だから警戒されるかも」と思うとリプするのも気がひけるし積極的にフォローするのもちょっと躊躇してしまって…

「note」でも

「note」はまだ良く分からない事だらけなのでTwitter式でハッシュタグで検索してみました。

やっぱり「note」でもヒットするのは女性の方がほとんどで、あまり男性のモラハラ被害者の方には出会えていません。

幸い「note」はTwitterと比べると文字数の関係で投稿されている方々の背景も理解し易いし情報量も多いので共感度の度合いも格段に高く、中には読ませて頂いていて涙が止まらなくなる様な事もちょくちょくあったりします。(先程は頂いたコメントで涙腺崩壊してしまいましたありがとうございます。)

まだ「note」は始めて間も無いのですが、一人で思い詰める様な事を「note」で吐き出す事で少し心が楽になったりするし、もし同じ様な経験や体験をしてる人に、それが届けばそんな方から声を掛けて貰える事もあるし、やっぱり経験した人からの言葉は心に響き、また励みにもなります。

でもやっぱり「note」でもモラハラの被害に遭われた方々で見つけられるのはほぼ女性。

男のプライド?

Twitterで「モラハラの男性被害者っていらっしゃらないのですか?」とツイートしてみたら親切なフォロワーさんがちょっとヒントをくれました。

モラハラは男性性と相性いいですからねえ。堂々としている・頼りがいがある等と評価される。逆に男性側の被害の訴えは男らしくないなどと叩かれやすいのでは。DV相談の1割は男性なので相当数いると思いますが、発信しにくいのかもしれないですね。

僕自身が昔から「プライド」とか「ポリシー」とかと無縁な存在で“恥”を感じるポイントが緩いというか無いと言うか、以前の職場の上司からも「お前はプライドというものが無いのか?」と言われる事がちょくちょくあったので気付きませんでした。

確かに見方によっては「何で“男のくせに”なんでそんな嫁のいいなりになってるんだ?」みたいに感じたり、「普段から言いなりになってるからダメなんだ、ガツンといってやれ!」と言う風に感じ取られたとしてもおかしくないし、僕の様な男に対して「情け無いヤツだ」と思われるかもしれませんし、逆に被害者だとしたら「そうは思われたくないと言う心理が働いたとしてもおかしくないかも知れません。

もしかしたら「男性がモラハラの被害者」という事実は男性にはタブーと言うか恥ずかしくて公表出来ない類のものだったのかも。

そう考えるとTwitterで検索しても「note」で探しても男性の「俺はモラハラの被害者なんだ〜!」みたいな心の叫び的な投稿が見つからなかったのも理解と言うか納得と言うか良く分かりませんが、まぁそう言う事なのかも知れません。

ハッシュタグ

ただ、僕の様に「モラルハラスメント」に対しての認識が無く、「ウチの嫁ちょっと変わってて厳しいんだよね」くらいの認識しか持たぬまま時間だけが過ぎ、次第に感覚が麻痺して来て…

くらいならまだ良いのですが、気が付いたらどんどん追い詰められて心を病んでしまったと言う最悪のコースにもなり得ません。

僕の場合は、迷いはあったかも知れませんが、育った環境のせいなのか、ちょっと極端に「他人から後ろ指さされる様な生き方はしない」という行動原理に基づいて発言や行動をしています。

ですので、基本的には誰に見られても、どこから聞かれたとしても何も疚しい生き方はしていないと言う変な自信があったので自分を見失ったりする様な状況まではなる事は有りませんでした。

ですが、僕の経験で言わせて頂きますが、モラルハラスメントの被害者だと言う自覚があるのと無いのでは全く心理状態も違います。

それに、1番怖いのはモラルハラスメントの加害者自身は“自分が悪い”とは心にも思っていないと言う事実です。

Twitter上では女性のモラハラ被害者のコミュニティ的な雰囲気のものもある様で、同じ様な辛い体験をされた方同士がコミュニケーションを取り合って励まし合ってる様な印象を受け、「やっぱり女性って逞しい」と感動しました。

でもそのモラハラ被害者の女性の集団に、飛び込んで行く勇気はおっさんにはございません。

ただ、男性同士(変な意味では無く)で同じ様な経験や体験をしてる者同士で気軽に繋がる事が出来て、意見交換やアドバイスをし合ったりするコミュニティ的なものが有ればと思いました。

検索すると、mixiとかにはそう言うコミュニティ的なものもある様ですが、男性専用とかは書いてないし、インターネットを始めた頃にmixiは「怖いところだ」と知人に教わったのでちょっと僕にはちょっとハードルが高過ぎて。

もし、これを読んで頂いた方で「男性専用、若しくは男性も入れるモラハラ被害者コミュニティみたいなのあるよ!」と言う方ががいらっしゃれば、是非教えて下さい。

それまでは、潜在的に潜んでいる「男性モラハラ被害者」の方々がもっと声をあげて「僕がモラハラ被害者です!」と声を大にして言えるような環境に少しでも近づける様にと考え、ハッシュタグを作りました。

#モラ嫁被害者の会 #モラハラ被害者の会

https://twitter.com/_soul_sanctuary/status/1098763016969940993?s=21

#モラ夫 等もそうですが、こういうハッシュタグが広まる事により、モラルハラスメントの被害者予備軍の男性や、現在進行形の被害者男性、またはモラルハラスメントの地獄から生還したサバイバーの男性だけで無く、全ての男性にもこんな現実があると言う事実を認識して貰う事が出来たなら、モラハラ被害者の男性を少しでも減らせる事が出来るかも知れません。

また逆に、モラルハラスメントは女性が被害者になる場合が多く、【男性がモラルハラスメントの加害者であるケースの方が多い】と言う現実を一人でも多くの男性にも理解して頂く事で、今現在モラルハラスメントで苦しんでる多くの女性の方々の状況を正しく理解し、そう言う被害者の方々の声を誰かが聞いてあげる事によって、その人にとってのベストな解決策が導き出せるかも知れません。

まとめ

もし、これを読んで頂いた方で男性のモラルハラスメント 被害者の方をご存知でしたら「こんなのあったよ」と伝えて頂けると嬉しいです。

僕は今、モラルハラスメント環境から抜け出す為に前を向いて歩き始めたばかりですが、男性の方でモラハラの被害者に「なりかけてる」人や「実際被害に遭っている」または「過去に被害者だった」という人々はもっと声を上げるべきだと思います。

僕が、自分の置かれてる状況を「モラルハラスメント」だと長い間気付けなかった様に「自分の状況が正しく理解出来ない状態」にまでなっている人も居るかも知れません。

これは「性別」がどうこう言う話ではありませんが、そういう人達と体験者(被害者)が繋がる事で、「閉鎖されたモラルハラスメントの暗闇」から1人でも多くの被害者に「未来への可能性」を示す事が出来るかも知れません。

僕は、その“可能性”に救われて今これを書いているのですが、これを読んて貰ったからと言って誰かが救えるなんて思ってはいません。

“その人”は存在すらも否定され続けて生きています。
“その人”には人としての最低限の尊厳さえも持つ事は許されていません。
“その人”は「自分の声は誰にも届かないのかも…」と思い込んでいるかも知れません。

“その人”にきっと一番必要なのは、その“声”を聞いてあげて、それを心で受け止め、そしてその人を心から肯定してあげる、ただそれだけで“その人”は「光」を見つける事が出来、そして進むべき道を見つける事が出来るのだと思います。

お礼

僕の“声”を聞いて下さった全ての皆様にこの場を借りてお礼を言わせて頂きます。

いつも下らない事しか言ってない、僕みたいな人間の言葉を真摯に受け止めてくれてありがとうございました。まだまだ解決しなければならない事が山積していますが、一つ一つクリアして行き、この第2幕がハッピーエンドで終われたと言う報告が少しでも早く出来るように“ぼちぼち”頑張ります。(#塩サバ)


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