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因果応報も自業自得も好きじゃない  酸っぱい葡萄のきつねのその後

仕事始めの前日で歩き回った疲れが出たのか
とりあえず眠くてねむねむねむとうつらうつら。

甲高い声が明るく響く中ねむねむ。
ねむねむ・・・。
しかし声色がだんだん怪しくなっていた。

「あいつ散々ひどい事していたんだからさー」
「散々あの子を振り回したんだからさ!」

ああ、またその二人の話か・・・

この話の頃にはすっかり目が覚めてしまい、自分はnoteに投稿する記事の下書きをしていた。(1月2日の話は長い話だったからね)

相手の態度があからさまに変化したのをざまあみろと言う電話口の人。
相手の誕生日のインスタを電話口の人は見ていなかったので改めて見に行くとそこには互いに”いいね”をしない二人の主張が読み取れたらしい。

「ちっせえ男だなぁ」
「あんなカスに勿体無い」
「あんなキモ男のどこが良いのか?」

正月早々毒舌だね。

どうやら泣きながら電話があった日以降に、電話口の人の友人が夫婦で食事会をした記事を上げたが相手の”いいね”が無かった事をみつけたようだ。それに対しての電話口の人の感想だった。

電話口の人の友人が相手の投稿に一切”いいね”をしなくなった事にはだんまりなんだね。

電話口の人に言われて見た電話口の友人のSNSは何か自己完結していない空気があって、チラ見で終了してしまった。無理。

自分の気持ちと真逆で、話は更に毒気づいて、相手の一昨年やその前まではプレゼント写真や飲み会の写真がバンバン上がっていたが昨年は特に何もない事を「ざまぁ!」と笑っていた。笑えないけどね自分は。

続けて言う。
「因果応報なのよ、あいつは。奥さんをダメにしちゃったんだから」
「まあ、今回も自業自得じゃない?」
相手の奥様は今はいない。詳しい話は知らない。


やだな。因果応報って。
自業自得ならまだわかるけどね。
だけど自業自得も正直嫌だと思ってる。

今辛いのが自分の親や兄弟や、それこそ今まで出会った人達が原因だったとか考えるとね。
仮にその報いを受けていたとしても。

そして自業自得も間違いが許されない感があって、追い詰めてる様で救いが無いから好きじゃない。


話は更に続いていたが、心は自分の記事に移動していた。

話を長々と聞けども、酸っぱい葡萄のきつねの同士だと思っている自分は
きつね同士選ぶ相手を読み間違えただけだと思っている。

因果応報でも自業自得でも無いんじゃない?

確かに魅惑的なんだよ、お互いにはね。
高い高い場所にある熟れた葡萄。

多分トキメキという美味しい上澄みを飲み干したい電話口の人の友人と、お金の心配も要らず、自分に絶えずYESと言ってくれるし、ベタベタしない楽さを求めた相手にとってお互いを読み間違えたなんて当初は気付かないよ。

トキメキの欲しい電話口の人の友人は、多分マメにやりとりがあって、ちょっとデートが出来て、しかも人気がある相手を独り占めできていたと思っていたけど、相手は構ってくれない事に段々と気付く。絶えず自分が後回しになる。おかしい。

相手は自分の都合に絶えず合わせてくれるし、自慢できるプレゼントもくれるし、高級な食事会も仮に割り勘にしたとしても奢らなくていい、そして自分の生活と人生を最大限邪魔しないと思っていたのに、マメさや特別を求めてくるから鬱陶しい。今は自分の事がしたいんだよと言う処だろうか。


終わりがけに、展覧会を観に東京に行く話から、電話口の人の友人と趣味が合いそうだからフォローしたら?と言われた。

気が重いが再度電話口の人の友人のSNSを覗く。

ふと気になりフォロワーを眺めたら、しっかりと相手が居る。勘が働いた自分は相手のSNSのフォロワーも見た。

察するでしょ?自分もそう思ったから逃げる。

先に外した方が多分幸せを見つけた事になるだろうが、さてどちらが先なのかそれともそのままなのか・・・。


元々の話はこちら


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