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娘とVertex AIで作る「おりがみ折り筋分類モデル」 きっかけ編

折ったおりがみ捨てられない

娘はおりがみが大好き。月刊折り紙を購読し、おりがみ博士を目指し、おりがみに打ち込んでいます。

そこで親として課題に思っていることが、折ったおりがみをどうするか問題。

作品はどれも素晴らしいので取っておきたいのはやまやまなのだけれど、場所に限りがあるわけで全部取っておくのは不可能。どうしたものか?

結局、しばらくとっておいて捨てるしかないとは思うのですが、それまでになにかできないか?

おりがみの折り筋

ある時、娘が言ったんですね。
「私は折り筋をみれば何のおりがみかわかる!」

折り筋というのは、完成したおりがみを元の一枚の紙に開いたときにできる折り目のことです。

すごいこというなぁ、本当にわかるのかなぁ、でもまあ一度折ったおりがみをまた開いてしまうというのはなんかちょっと面白そう・・・。

ここで思いついちゃったんですよね。
折り筋を撮影することは完成した折り紙のそれと比べて次元が一つ減っているから、網羅性が高く撮影しやすく、誰か撮っても結果にばらつきが出づらいぞと。データベース化しやすそう。

この折り筋画像をAIに食べさせたらなにか面白いことできないかな?

以前から、おりがみ+AIというのは頭の片隅にあったのですが、おりがみを撮影するというところでどうしたら良いかわからず進展がありませんでした。

折り筋は人にとっての虹彩や指紋のようなものと考えられるかもしれません。

こんなわけで「おりがみ折り筋分類モデル」を作ってみようと思います。

このモデルを使うと、折りかけのおりがみの折り筋から、何を折ろうとしているのかを予想したり、どんなものが折れる可能性があるか提案したりできるのではないかと期待しています。

最終的には、僕のようにおりがみが苦手の人のガイドをしてくれたり、娘が新しいおりがみを開発する際のコンパニオンが作れたら最高です。

次回から実際に Vertex AI を使ってモデルを作っていきます。

子どもまめまめミュージアムもよろしくね

ちなみに、妻は僕とは別の方法で同じ課題に取り組んでいます。

データ作成編に続く。


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