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「心理的安全性」をヒロアカA組で考える

伝えたいこと

僕のヒーローアカデミア1年A組は心理的安全性が高いクラスである

そうかんがえる理由

A組の爆豪勝己に注目して、ゆるーくnoteに書いてみることにしました。
爆豪はクラスの中でも勉強、実技、実戦の成績がよく、天才キャラです。ただ、暴言レベルの言動でいつも言いたい放題なのですが、これに萎縮とかけ陰口とか言うクラスメイトがいなかったり、戦闘シーンでは本来持っている個々の力以上のパフォーマンスをチーム一丸となって見せることがあります。
例えば、第97話 先手必勝!のBクラスのチームとの演習シーンにおいて、Aクラスの爆豪含む3人のチームが相手チームを圧倒するシーンがあります。


意見の食い違いでも、お互いの信頼関係が保たれている

爆豪:テメーらは俺をサポートできるようにしておけ
メンバー:慎重に・・・
爆豪:隙はうかがうものじゃない。動いて作るんだ!

まず、チームの意見が最初から一致していません。

それでは、なぜそのような状況下においても望ましい結果にもっていけるのか?といった疑問があります。
本来、意見の衝突(コンフリクト)はパフォーマンスに悪影響が生じるとされています。
ところが、心理的安全性が担保されている状況下では、タスクのコンフリクトは業績にプラスの影響があるという研究結果があるそうです。

言葉や気遣いが基準じゃない

心理的安全性の高いチームでよく誤解されるのは、仲良しこよしの「ぬるいチーム」です。
そもそも心理的安全性とは

「チームの心理的安全性とは、チームの中で対人関係におけるリスクをとっても大丈夫だ、というチームメンバーに共有される信念のこと」

引用:ハーバード大学教授 エイミー・C・エドモンドソン 「チームの心理学安全性」 1999年

だとされています。

爆豪:みみ
耳郎:みみじゃなくてじろう!

爆豪:全員近くにいるはずだ、探れ!はよしろや!

耳郎:ありがとう!
爆豪:うるせー!

爆豪:どけ、カス、ボケ、カス、ゴミが

などのやり取りがあり、爆豪は暴言言いまくりなのですが、耳郎がピンチの場面でメンバーをしっかり助けます。
ここで一番大切な部分は、爆豪は全員で勝つことを勝利条件と考えて、誰一人見捨てることはしないし、メンバーもそれを認識している部分です。

爆豪
「助けて勝つ 勝って助ける」

信頼関係とハイパフォーマンス

爆豪
「テメーらが危ないときは、俺が助ける
俺が危ねー時は、テメーらが俺を助けろ」

今回の演習では、爆豪が相手チームの特性上、先手を討つ作戦が有効と判断し行動しますが、作戦の中に耳郎と瀬呂の能力や行動を織り込んだ行動をとっています。
例えば、爆弾を事前に渡したり、耳郎がピンチの時にダメージを受けないように庇い、その後、爆豪が攻撃を受けかけたところで、メンバーに任せて別の行動に移るシーンがあります。

つまり、最初から一人で終わらせるつもりはなかったということになります。

さらに爆豪の指示を自分勝手な命令として捕えていないメンバーとの連携が目立ちます。
また、瀬呂が自ら思考して、敵の個性の弱点を推測するシーンがあります。

心理的安全性が低いチームでは「本当は○○だと思うが、失敗したら罰を受けるから黙っておこう。」となってしまい、思考停止が組織の致命的な事態を招くケースがあります。
しかし瀬呂は終盤で、
「本体に戻して、時間リセットしてんじゃね?」
と相手を深く観察し個性を推測、さらにチャレンジ的な行動をしています。
これが決めてとなり、チームが圧勝します。
この工程に、報告や相談はなく、一つの目的のために熟考し、実行までを一人で完結しています。

まず、相手チームがA組の爆豪率いるチームについて「独断専行 ほかがフォローするチーム。なのでネチネチ戦闘を長期化すれば、どこかでチームワークに乱れミスを誘発できれば、勝利できる」と見誤ったイメージをもちました。
実際は「チームメンバーの信頼関係が成立しているチーム」だったため、完敗してしまいます。

心理的安全性の高いチームの特性

今回の演習でチームが勝利したのは、4人のメンバーの組み合わせがたまたまよかったからでしょうか?
これには、A組が心理的安全性の高いチームであるといった前提条件があるんじゃないかな?って思ったが今回の本題です。

もし、A組のクラスメイトが爆豪をただの「自己中でモラルのないヤツ」だと片付けてしまっていたらどうでしょうか。
暴言の後に周りの人間は何も言い返せず萎縮してしまい、その後「あいつは少し実力があるかといって調子に乗っている。」などと陰口を言うようなら、このようなチームワークは不可能だったのではないでしょうか。
つまり、戦闘が始まる前、チーム編成がされる前からハイパフォーマンスが可能となる基盤がA組の特性として存在しているわけです。

特にわかりやすいのは、爆豪が耳郎を庇ったあと、B組メンバーが驚くなか、A組の切島が
「あいつは意外とそーいうヤツだ
まぁ、身をてーしたようなわかりやすいのは、確かに初めてみるかもな」
と発言しています。
これは、爆豪を信頼していないと出てこない発言で、特に成長していることも認識しています。その上で、爆豪は演習後「俺は先に進んでるぞ」と発言しており、常に挑戦の姿勢をとっています。

まとめ

最初に生産的でよい仕事に力を注げるチームだと思ったので、A組の特性を少し分解して自分なりに解釈してみました。
よって、僕のヒーローアカデミア1年A組は心理的安全性が高いクラスであると考えました。

  • 生産的でよりよい仕事ができる(ハイパフォーマンス)

  • 学習して成長できる

  • 挑戦できる

今回はヒロアカA組を一例としてみましたが、こんな環境でなにごとも取り組みたいと思いますよね。

参考になる著書


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