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纏う鞄:monk bag(モンクバッグ)

みなさまこんにちは、イトウでございます!

今日、メンバーのモチヅキと今までの人生で一体何個の卵を割ってきたんだろうかという話になりました。

そしてふと思うんです。   
長野県の縫製工場である私たちは、その80年あまりの歴史の中で一体生地の上に何針の針を落としてきたのだろうか、と。  
少し考えただけで途方もない。おそらくは天文学的数字になるのでしょう。

一つのステッチが積み重なったその膨大な数字の延長線上で、今また一針一針縫い上げられて。
生地を繋いで、人を繋いで、それが現在に繋がって出来上がったモンクバッグ。
思わずじんわりと熱い気持ちが込み上げてきます。

これまでは、生地のことやウッドリングのことをお伝えしてまいりましたが本日は完成したモンクバッグについてお伝えしてまいりますね。

▼纏うかばん

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纏うように身につけられる鞄が作りたい、そんな思いから私たちのモンクバッグジャーニーがはじまりました。 

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着想としたのはお坊さんの袈裟。
持ち運ぶものが少ないときには纏うように身につけることで洋服と一体となり、必要な時には大容量の荷物も持ち運べてしまいます。 

綿100%の高密度で柔らかなオックスフォード生地、長野県内で間伐、加工されたウッドリング、縫い糸にも綿100%の糸を使用することで生分解性のあるかばんに仕上がりました。

▼ディテール

01:ゆるやかなカーブ

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モンクバッグを展開した様子がこちら。 

脇の下を潜る部分に、緩やかなカーブを入れることで着用時の脇の下のつっぱり感を無くし、美しいシルエットを実現しています。 

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ひっくり返した面がこちら。   
表面、裏面ともにポケットが2つ、メインのコンパートメントも合わせてなんと5気室の構造になっています。  
コンパクトな見た目によらず驚きの収納力なのです。  


02:ささっと内ポケット

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フロントポケットには更に内ポケットが隠されています。
長財布もすっぽり入るサイズなので、お財布や携帯、鍵などバラつくけどさっと取り出したいものを入れられますよ。裏表対称のデザインにすることで、左右どちらの肩にかけてもフロント部分のインナーポケットにアクセス可能になっています。

03:大容量のメインコンパートメント

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メインコンパートメントは、ひとつの袋状になっているのでかなりの大容量です。  
L32cm×W39×H15cmの箱もすっぽり。  
これなら旅行のお供にもばっちりです。夏場なら二泊三日分はいけますね。トートバッグひとつ程度の荷物で一週間旅行に行った私にはお土産まで入れて帰ってこられる容量です。

04:取り外せるウッドリング

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ウッドリングは裏面でぎゅっと結んで取り付けてあるので、お洗濯の際などは取り外しが可能です。  
ミツロウ仕上げのウッドリングも、磨き直したいときにはサッと取り外せます。  
長くご愛用いただくための一工夫が凝らされています。

05:紐の裾のマーク  

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肩紐の裾にはサスティナブルタグが。   

 動くたびにさりげなく見え隠れします。
肩紐もウッドリングに結びつける仕様なので、長さ調整も自由自在。

06:持ち方いろいろ

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荷物をたくさん入れてしまって纏えない!というときには肩紐の長さを調節して、ショルダーバッグとしてもお使いいただけます。

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更に、気分を変えてウッドリング部分を持ち手として持つことも可能です。   
密度がありつつもしなやかな生地なのでドレープがでて、層になったポケットが美しい重なりを見せてくれます。

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縫製、生地、ウッドリング。どれひとつとってもこだわりの詰め込まれたモンクバッグ。  
どの要素の向こうにも、真摯に向き合い繋いでくださった職人さん達の姿があります。

モンクバッグは7月のリリースとなります。もう少しでお手に取ってご覧いただけますので暫しのお待ちを。  
初のPOPUPの準備も進めておりますので、こちらに関しましてもまたお知らせいたしますね。

▼生地のこと

▼ウッドリングのこと

▼モンクバッグマガジン


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