前の家族 青山七恵

この本は勧められて読むことにした。
内容は37歳の女性がマンションを買ってそこに住んでた前の家族と起こる出来事の話だったが
とにかく最後は胸糞が悪くなる結末だった。
人間の小賢しい部分が描かれてるし
裏の顔は恐ろしいと思った。
自分が幸せになるためなら人の気持ちなんか
考えない人はこの世にたくさんいる。
されたら嫌でしょ!?ってことを堂々とする人がいて、
そんな人のことを悩むのは優しいひとたちばかりで
その人達との関わり方に悩み病んでいく。
ただ、飼い慣らされてる猫みたいな気持ちという表現に自分と通ずるものがあった。
あなたは可哀想な人なんだと私は言われることがあって、そう言われるとその人がそう思い込みたいだけなんだと感じていた。
そう思い込んで私は救ってるんだよという勘違いはやめてほしい。それは寄り添いではない。
ほんとの優しさでもない。
ただあなたの思う通りにしたいだけなんだから。
私はこの主人公に似てる部分を感じ、このひとを応援したいと思った。

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