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【記事紹介】ダニエル・マルディーニ〜彼には才能がある?それとも親の七光?

Ciao!ドドン小西です
面白かった記事を紹介するコーナー
第3弾はダニエル・マルディーニ
今回もお馴染み『L'Ultimo Uomo』の記事から
小西が翻訳し、更に意訳しているので詳細は元記事を読んでね
以下、リンク🔗


サッカー界の縁故採用

パオロの息子を例にだすとサッカー界の縁故採用について教えてくれる

縁故主義について冷静に語ることができる職業
スポーツ全般、サッカーは最も批判されにくいもののひとつであるように思える

- 最近の『ニューヨーク・マガジン』誌の表紙で有名になった新造語「ネポ・ベイビー」である
-たとえば二世タレントのような「誰々の子ども」と呼ばれる子どもたちのこと

持って生まれた才能や長所がなければ、自分を潰そうとするそれ以外の21人と一緒にピッチに投げ出されたとしても、彼らの父親は彼らのためにほとんど何もできない

ネポ・ベイビー

少なくとも表面的にはシャツに書かれている名前を見れば、その子供たちはたくさんいる。

少なくとも、たくさんいるようだ。ユベントスにはキエーザ(エンリコの息子フェデリコ)とウェア(ジョージの息子ティモシー)
インテルにはトゥラム(マーカス、リリアンの息子)がいる
ナポリではシメオネ(ジョバンニ、ディエゴの息子)
しかしこれらのリストは数多く存在し、私たちが認識していない苗字でも、父親、祖父、母親が多かれ少なかれ高いレベルでサッカーに携わっていた過去が隠されていることがよくある

しかし、その理由は、純粋で単純な縁故主義、つまり、あたかも公に認められたであるかのようにそこに彼らを所属させたのが父親たちであったという事実と結びつけるのは難しい

多かれ少なかれ子供が家族の跡を継いでスポーツを成功させることができる科学的な理由は他にもたくさんある

ひとつは、最も些細なことだが遺伝学である
リンゴは木から遠くへは落ちないというのは一部真実ではあるが、1人以上のプロスポーツ選手の遺伝子を受け継ぐことが不利にならないことは確かだ

それから言うなれば社会的、文化的な理由もある
アスリート系の家庭で育つこと
親と同じことに興味を持ちまねること
競技を人生の伴侶とすることに慣れている両親のもとで暮らすこと
ロッカールームでぶらぶらするだけでもいい

複数の識者によれば、これがカリーとトンプソン率いる名門「ゴールデンステイト・ウォリアーズ」の秘密のひとつだという。カリーとトンプソンは、NBAでプレーする父親に連れられアメリカ中で育ち、事実上自由に施設を利用できた

さらに不可解な理由がある
漠然とネポティズム(縁故主義)に起因するものだ

セリエAの元選手の子供たちは幼い頃からトップクラブのユースチームに参加しやすい
それが決定打でないとしてもセリエAのU-10で練習すれば、近所のサッカースクールに通う同級生よりも良い施設と指導を受けることができるからだ

また、成長するにつれて、もしかしたらそれらを見て見ぬふりをするようになるのかもしれない

ジダンの息子たちも、トッティやマンチーニ、ベッカムの息子たちも、ジャージに違う名前がついていたら、同じような機会を得ていただろうか?

要するに、このケースは複雑であり、筆者はここでサッカーのネポベイビーのリストを作ったり、ペレやマラドーナの子供たちの何がいけなかったのかを調査したりするつもりはない

しかし、ここで述べたいのはイタリアサッカー界の2世であり、1番新しく、そして面倒なケース、ダニエル・マルディーニである

ダニエルは3代目であり、(祖父チェーザレもいる)何よりも父親が「パオロ・マルディーニ」である
イタリアサッカーの象徴であり、ACミランの真髄とも言える名前だ

『マルディーニ』について語ることは、必然的に長所と短所、希望と失望の行き来を意味する

客観的であることは事実上不可能だ
ここ数週間前までは、ダニエルに対する判断はかなり一致していた。

その名字のためにセリエAで地位を占めているに過ぎないサッカー選手
その彼がモンツァでの4試合で3ゴールを挙げた
もし彼が本当に "サッカー選手 "だとしたら?
しかしマルディーニはサッカー選手でしかありえなかったのか?

ダニエルの登場

2017年、ダニエル・マルディーニがミランのU-16チームで優勝した後『トゥットスポルト』紙は、「ディナスティア・マルディーニ(マルディーニ王朝)」という巨大な見出しと、父と祖父の隣にある彼の写真で彼にページを割いた。ダニエルはもうすぐ16歳になる年だった

暗黙のメッセージは「チャンピオンズリーグを制覇するもう一人のマルディーニがここにいる」というものだ
ダニエルが同年代の大会で優勝したという事実には誰も触れない
同じ年頃の父親がACミランでデビューしようとしていた頃である
その翌シーズンから彼はその後20年間、スタメンでプレーすることになる

©️Tuttosport

2018年、ACミランのユース監督であるフィリッポ・ガッリは言う
「そう、彼は実際にパオロの動きに通じるものがいくつかあるし、走り方も似ている」

もし、彼の感想が純粋に客観的なものだとしたら受け取る側に影響あたえるだろう
新しいパオロが誕生したのだ、と

同じ日、ダニエルがトップチームで練習し、『コリエレ』紙がその記事を書く
イグアインや他の選手と一緒に写った写真がインターネットを賑わせた

誰もそんなことは言っていなかったが、神の思し召しで、ここはダニエルの場所であり、彼がチームを率いるべきだという暗黙の期待

ミラニスタはミランがまだ暗黒期から抜け出せていないなか、ダニエル・マルディーニが8つ目のビックイヤーを掲げる皮肉とも言える夢を見始めた

彼を栄光へと駆り立てるのはその名前の持つ力である
まるでシャツの後ろにある名前がACミランで魔法のように彼を復活させるかのように
2019年3月、U-18イタリア代表の招集が始まる
そのことを伝えるジャンルカ・ディ・マルツィオの記事は、こんな文章で締めくくられている
「マルディーニとACミラン、終わりなき物語:今度はダニエルの番だ」

プリマヴェーラでの彼のプレーの動画がSNS上で不釣り合いなほど多くのスペースを占めている理由は容易に理解できる

夏には、アメリカ遠征のためにトップチームに加わった
PK戦に終わったマンチェスター・ユナイテッドとの親善試合に出場した

ダニエルはPKを5番目で外す
ジャンパオロは言う
「私は彼が決定的な5点目をとるだろうと判断した。ゲームの一部だよ」
誰かが、PKはマルディーニの家の特技ではないと指摘した

11月末、彼はトップチームに初招集され、誰もが3人目のマルディーニがデビューするのを待ちわびた
その数日前、彼は2024年までの契約を更新した

マルディーニを招集

このときからダニエルに対する認識が変わり始める。プリマベーラにいる限り、彼は誰も落胆させてはいない

しかし、トップチームではどうだろう?

ダニエルが招集されたと言うことは誰かが招集されなかったと言うことだ

しかも、彼がトップにやってきたのは、父親がACミランのスポーツ戦略・開発責任者(DS)に就任したのとほぼ同時期である。

そこに少なくともほんの少しの贔屓目を見ないわけにはいかない

ダニエルは2020年2月2日、18歳でヴェローナでデビュー。カスティジェホと交代し1分間プレーした

翌シーズン、マルディーニは初めて先発で出場した。8月ピオーリはストライカーがいないリオ・アヴェ戦でコロンボよりもマルディーニをセンターフォワードに選んだ(お決まりの理由による不満もあるが)

ダニエルは67分間プレーしたが、インパクトを残せず代わりにレアオが入った

この試合は歴史に残るものとなった。24本のPKの末の勝利である

その頃からミランは飛ぶ鳥を落とす勢いだ
ダニエルはチームにいるが純粋に飾りである
しかしすでにグループが終わったヨーロッパリーグではスタメンでプレー

その数日後、パオロはサッカーは民主的なものだと私たちに思い出させた

「彼はまだ私の家にいて毎日会っているよ
ここミラネッロでは、私たちは普通に挨拶を交わす。僕や父と同じようにね。サッカーは民主的なスポーツだ。彼がミランにいるのは、ここにいる価値があるからだ」

その数日前、レアオは「2021年のサプライズ」と呼んでいた。
「彼は才能があるからね」

マルディーニは2021年のサプライズではない
ピオーリは彼を見ていない。そしてサブはいつも同じである

チームメイトのレベルに達していないのに、セリエAで上位を争うチームのチームに彼を残す意味があるのだろうか?
どこかにレンタル移籍させた方がいいのではないか?

その真価が問われ始める。ある人にとってはセリエB、ある人とってはレガ・プロ(セリエC)の選手ですらない

父親は彼を現実から守るためにACミランに引き留めた
彼はサッカー選手としての才能がないのだ

これはごくわずかなプレー時間に基づく判断であり、ダニエルのコンディションに影響されることは避けられない
あの父親のもとで特別扱いされないということが本当にあるのだろうか?

2021年のゴールデンボーイ候補100人の中に彼が含まれているという事実でさえ、彼の真価を嘲笑うものとなっている

2021年夏以降もACミランに残るダニエル
彼の存在はますます謎に包まれていく

彼はほとんどプレーしていないが、チームメイトはみな彼の才能を高く評価している
レアオの次は、サーレマーケルスとジルーが彼を高く評価する番だ

繰り返すが、多くの人にとって、これはダニエルのトレーニングを毎日見ている人の判断ではない、 ダニエルの父親を嘗めたいと思っている人の判断なのだ。契約更新をするのもしないのも父親なのだから

9月25日ダニエルはスペーツィア戦で先発出場し、ゴールを決めた。プロ初ゴールである
ミランが2-1で勝利を収めたがカンピオナートを決定的な瞬間の集まりと考えれば、このゴールが最も重要な意味を持つだろう

このゴールが彼のキャリアをスタートさせることになるかと思ったがそうはならなかった。マルディーニはセリエAで合計143分しかプレーしていない
しかし、彼の前には軒並み彼より強い選手がいることも事実である
そして何よりも機能的なチームであることが重要だ

いずれにせよ、ダニエルはサッスオーロでの最後の日に、スクデットをトロフィー・キャビネットに飾ることができる
ファンにとって、マルディーニが祝福する姿は円満そのものであり、幸福を約束するものだ
とはいえ、おいしい料理やファッションと同じように、家族贔屓が特徴であるイタリアの風習にどうしても違和感を覚える人もいるだろう

短い間奏曲:クリスティアン・マルディーニの物語

この物語の背景には、もう一人のマルディーニがいる6歳年上のクリスティアンはダニエルの兄で、彼もミランのシャツを着ていた

彼の物語は弟のそれとは対照的なだけに興味深い
クリスティアンは2004年、8歳でロッソネリのユースアカデミーに入ったそれから10年後、18歳でプリマヴェーラにデビューした

当時プリマヴェーラの監督だったクリスティアン・ブロッキは、コリエレ・デラ・セーラ紙から"マルディーニの監督とはどのようなものか"を説明させられた

「彼は前向きな姿勢を持っている。たとえば子供ではない若者もいるがそういった選手はもっとうぬぼれが強い。僕はパオロの友人だけど彼の息子は僕が正しいと思えばプレーするのさ」

そしてこう付け加えた
危険なのは、息子に父親と同じことを期待することだ」奇妙な警告だ

クリスティアンはセンターバックであり理論的にはマルディーニの遺産を継承している。しかし、プリマヴェーラではあまり出番をえられない。彼もまた、ネポティズムの非難にさらされている

シャツにマルディーニの名前がなかったら、彼はそこにいただろうか? そうとは考えにくい

しかし、プリマヴェーラはクリスティアンがミランの世界で踏み出す最後のステップだった
彼は1試合だけキャプテンの腕章を巻いたが、その理由は常に彼の姓に関係していた
その数日前、彼の祖父チェーザレが他界していたのだ
『BBC』にとって記事にするには十分なことだ

ミランからレッジャーナへ
彼は『まずレッジャーナ、それからセリエA』と言う

彼はセリエCとD(マルタへのレンタル)でキャリアをスタートさせる前に、1度だけ出場し、レンツィの息子をマークすることになる

私がその事実を知っているのはコリエレ・デラ・セーラ紙が記事を書いたからだ
彼のキャリアのピークはプロ・ピアチェンツァ在籍時のACミランとの親善試合だった

一方に彼、もう一方に弟ダニエル、そしてスタンドには父パオロがいた(決勝ゴール:ファビオ・ボリーニ)

クリスティアンは昨年9月に引退した、
レッコでセリエB昇格を果たしたシーズン後にである(ただし、ほとんどプレーしていない)

27歳で彼はピッチを去る
イタリアで最も重要なエージェントのひとりであるジュゼッペ・リーゾの事務所GRスポーツに籍を移したのだ
偶然かもしれないし、そうでないかもしれないが、ダニエルもクリスティアンもリーゾが代理人であった
一部の悪意ある人々によると、彼の父パオロとの関係も非常に親密なのだそうだ(だから、やはりネポティズムだろう…と)

クリスティアンのストーリーは、不思議なことにピエル・チェーザレ・マルディーニのそれをほぼ忠実になぞっている
パオロの弟であるピエル・チェーザレは、子供の頃にACミランのユースチームに入り、プリマヴェーラまで上り詰めたが、トップチームには昇格できなかった

C1とC2に数年在籍した後、彼は若くして引退することを決めた「その気がなくなったからやめた」というのが彼の説明だった

ミラノから去ったマルディーニ

2022年7月29日、ダニエル・マルディーニはスペーツィアへ期限付き移籍する
プレゼンテーションビデオでは彼がカメラ目線でこう語っている

「僕の名前がマルディーニだからといって、サッカー選手として生まれたわけじゃない。僕は毎日走って、トレーニングしなければならない。僕はダニエルであり、マルディーニなんだ」

この言葉は1995年、ナイキの有名なコマーシャルで父親が語ったものだ
違うのは、当時パオロがすでに世界最高のDFの一人として認められていたことだ

ダニエルの口からその言葉でるのは意味合いが違う。金持ちのボンボンの言い訳にしか見えない

私の子供たちにとって、マルディーニという姓は常に大きな問題だった
とパオロは言う
その後『スポーツ・ウィーク』誌にダニエルのインタビューが掲載された

テーマは明らかに彼の姓である
確かに、他の人のとは違う
曰く

「でも、それは自分の生き方次第。 僕はうまく生きている。 私はうまく生きることを学んだ。
時には重くのしかかるよ。他の人はもっと簡単だと思う」

これは簡単な言葉ではない
父親の行いは常に息子に降りかかる
たとえ名声であっても

ダニエルはこう言っているのだ
ダニエルは自分に対する周りの判断が常に『親の七光』であると受け入れているようだ

「この先も止まることはないと思う。もちろん、終わるかどうかは僕次第。誰が何について言うかは常に重要だ。ときどき思うんだ。それは本当かもしれない。それは事実だし、僕はそれに気づいていないのかもしれない。でも大抵そんなことはどうでもいいんだよ」

このインタビューの数日後、ダニエルはACミランのサン・シーロでセリエAで2点目を決めた。彼は歓喜していない。試合後、彼は言う
「ゴール? 明らかに運命に導かれたものだよ」

パオロは数日後、コスタクルタが彼に迫ったイベントのステージでこう答えた

「そうなる運命だったんだよ。ガッリアーニにアドバイスを求めたら、ミラン対モンツァの前の週は、どちらかのゴールが決まっても興奮しないように、動かないようにしていたそうだ。
私もそうしようとした。でも、父親としては大喜び以外の何ものでもない」

サッカー選手のダニエルについてはほとんど語られていない
センプリーチにとって、彼は能力を発揮するのに問題がある

「年明けからここにいるにもかかわらず、チームメイトはまだ彼の価値に気づいていない。しかし、彼はボールを受けるポジションに身を置かなければならない。彼は連係し、自分自身をアピールし、ここで居場所を作らなければならない」

彼はダニエルをチームにとって重要な選手にしたいと考えていたようだが、現実にはシーズン中、ダニエルは18試合出場、合計628分しかプレーしていない

インテル戦でもゴールを決めたがシーズン終了後、スペツィアは降格し、彼はミラノに戻る
しかしミラネッロではサプライズが待っていた。彼の父親はクビになったのだ

上記リンクの翻訳
👴お前の親父には多くの欠点があった。しかし彼は先を見ることができる男だった。
…お前は違う
そして、彼はこのことも知っていた。
🕶️親父はいつもオレを認めなかった。

ロッソネリにマルディーニはダニエルしかいなくなった
もちろん、これは彼のキャリアの皮肉な側面でもある
自分を守ってくれる父親がいなくなったら、彼はどうするのだろう?
ある種の天罰を期待する人がいたとしても、それは起こらない
7月初め、マルディーニはエンポリにレンタル移籍する

しかしミランは、少なくとも彼の成長を遠くから見守る意思を示す条項である、買戻オプション行使の可能性をまだ残している
マルディーニを些細なことで失うのは、あまりにも大きな過ちだろう。いずれにせよ、これが理想的な解決策だと思う

プレッシャーのないピッチ
歴史的にも若手が成長しているし戦術的にもマルディーニに適している
トレクァルティスタとなるような選手を見つけるのはますます難しくなっている

10月23日まで負傷離脱
エンポリはシーズン開幕から最悪のスタートを切った
マルディーニを起用できるようになったときアンドレアッツォーリはマルディーニに何を期待しているのかと尋ねられた
彼はマルディーニをチームの中で最もテクニカルな選手の一人と呼ぶ
しかし、どのような役割を期待するかと聞かれると、彼は戸惑う
「これは私自身への問いかけでもある」

合計7試合に出場し、3試合は先発、4試合はベンチ外だった
合計263分間プレーしたが、その中で足跡を残すことはできなかった
そして主に左ウイングとして起用された

1月10日、エンポリはミランに戻ったマルディーニのレンタルを打ち切った。何度目かの拒絶のように思える
しかし、ミランに戻って最初にしたことはモンツァの選手になるためにガッリアーニの家に行くことだ
乾坤一擲のローン移籍である
ダニエルにとって、それはマルディーニ一族の軌道にとどまることに最も適した道なのだ
「ガッリアーニといると落ち着く」

パラディーノは多かれ少なかれ誰もが使う言葉で彼を歓迎した
「彼には素晴らしい才能があるし、それは育てなければならない。彼は偉大なカルチョの名家の出身であり、左のトレクァルティスタとして大きな手腕を発揮してくれるだろう」

モンツァというトレクァルティスタを重用するチームを見つけたのは事実だが、可能性という観点から見れば、それは後退しているように思える

彼はエンポリでプレーする時間を与えられなかった。それ以上のタレントを擁するチームで何が変わるだろうか?

モンツァに行った "だけ "という事実のみだと、ガッリアーニがいて、ベルルスコーニの魂が漂っているモンツァに行ったということは、彼のキャリアが引き続き特別扱いされていること示している。彼がハッタリをかませるもうひとつの場所なのだ

モンツァでのマルディーニもスタートは遅かったが、ここ1ヶ月は輝きを増している
3ゴール1アシストとすべて決定的なプレーだった

それほどプレーしているわけでもないのに(先発出場はカリアリでの最後の1試合だけ)インパクトを与えた

今日のサッカー界において、彼の資質を過小評価することはできない
彼のテクニックを無視できないのと同じようにそのテクニックは(誰もが言うように)間違いなく高い水準にある

ガッリアーニはパオロに電話したと言う「ついに得点を決めるマルディーニが現れた」
パラディーノは「ビッグクラブでプレーするためのすべてを備えている」

どのクラブかは明言されていない
しかし、それは明らかだ
彼は隠さない

「僕の夢は変わらない。いつかミラネッロに戻ること。主役としてね」

一方、モンツァは彼の獲得に興味を示している
300万から500万という話もある
これはセリエAの20歳のサッカー選手にとっては非常に少ない金額である
しかし、おそらくダニエルの価値はどちらの側にせよ、それほど明確にされていないことを示唆している
この頃、父親はマイアミで代表チームのベネズエラ戦を見ていた

「La Vinotinto(ベネズエラ代表の愛称:赤ワイン)」のキャプテンであるリンコンが息子について尋ねた
ダニエルの母親は実はベネズエラ人で南米のシャツを着ることもできる
ベネズエラのジャージを着たマルディーニ…ばかばかしいことだが、魅力的なことでもある

明らかに、1カ月うまくやっただけで、マルディーニが特別扱いされたわけではないと示すには私たちの中の小さな声を覆すには十分ではないが、少なくともキャリア形成の手助けになったという

私たちにとってはそれはほとんど文化的な、遺伝的な事実に近くそして、その考えを払拭するのは難しい

かつての学友が父親の勤める郵便局に入社したように…
サッカー選手になったパオロ・マルディーニの息子のように…

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