ACミラン20-21シーズンまとめ!   「BACK HOME」
見出し画像

ACミラン20-21シーズンまとめ!   「BACK HOME」

ドドン小西

Ciao!ドドン小西です。
プレミアリーグ、ラ・リーガ等他の欧州各国リーグは開幕を迎えていますね。カルチョファンとしてはセリエA開幕を直前に控え、期待に胸を膨らませている毎日です。プレーシーズンマッチの結果も上々で、特に背番号9を背負うオリヴィエ・ジルーの活躍に興奮気味です。

ジルー

さて移籍市場もラストスパート。最後まで何が起こるかわからないカルチョメルカートも夏の終わりの楽しみのひとつです。
では、さっそく20-21シーズンまとめ!スタートです。

記録ずくめの20-21シーズン

前回も触れたように2020年7月22日、ミランはステファノ・ピオーリとの契約を2年延長しました。
そして記録ずくめのシーズンでもありました。以下、簡単にご紹介
2020年3月8日、26節ジェノア戦(19-20)の敗北以降、カンピオナートでは2021年1月7日、16節ユヴェントス戦(20-21)まで27戦無敗(304日!)という快挙を達成
2021年1月4日、ミランはリーグ戦17試合連続で複数得点を記録し、1948年にトリノ(グランデ・トリノ:トリノ黄金時代)が記録した13試合を72年振りに更新
2020年12月20日、ラファエル・レオンは第13節サッスオーロ戦で6.76秒でゴール。これは欧州5大リーグ最速記録。など・・
ミランの絶好調ぶりが顕著に現れていますね。

レオン3

ついでに1997年以来24年振りに、初めてミランに南米出身選手がいない状態になりました(ムサッキオとドゥアルチを放出したため)

夏の移籍市場

加入
チプリアン・タタルシャヌ
(リヨン)
ピエール・カルル
(リヨン・リザーブチーム)
イェンス・ペッター・ハウゲ
(ボデ/グリムト)
ブラヒム・ディアス
(レアル・マドリー:ドライローン)
ディオゴ・ダロト
(マンチェスター・ユナイテッド:ドライローン)
サンドロ・トナーリ
(ブレシア:買取OP付ローン)
放出
リカルド・ロドリゲス
(PSVへのローン後、トリノ)
ペペ・レイナ
(アストンヴィラへのローン後、ラツィオ)
ジャコモ・ボナベントゥーラ
(フィオレンティーナ)
ルーカス・パケタ
(リヨン)
ルーカス・ビリア
(カラギュムリュク)
アスミール・ベゴヴィッチ
(ボーンマス:ローンバック)
ディエゴ・ラクサール
(セルティック:ローン)など他プリマヴェーラ数名ローン

冬の移籍市場

加入
スロア・メイテ
(トリノ:買取OP付ローン)
フィカヨ・トモリ
(チェルシー:買取OP付ローン)
放出
マテオ・ムサッキオ
(ラツィオ)
レオ・ドゥアルチ
(イスタンブール・バシャクシェヒル:買取OP付ローン)
アンドレア・コンティ
(パルマ:買取OP付ローン)
ロレンツィオ・コロンボ
(クレモネーゼ:ドライローン)他、プリマヴェーラ数名ローン

(若手 + ベテラン)×  ピオーリが最適解
崩れそうで崩れない「タフなチーム」へ!

チーム!

異例のスケジュールで開幕したカンピオナート。
折り返しの18節を終えて、13勝4分1敗と首位を独走していたミラン
ELの予備予選を辛くもくぐり抜け、グループステージを勝ち上がり、コッパ・イタリアもこなすハードスケジュールのなかでも、若いチームは勢いを失いませんでした
しかし、この好調なチームのなかであって、長いカンピオナートを戦い抜くことの困難さ、CL権争い・スクデット争いへの想像を絶する激しさを知る百戦錬磨の男は冷静でした。

ズラタン・イブラヒモビッチ
冬の王者?無意味だ
「リーグ戦はまだ半分だ。ここまでのオレたちはうまくやった。でも、まだ何者にもなっていない。今がもっとも難しい時期なんだ。また試合がたくさんある。これを続けていかなければいけないというだけだ」

冬の王者がスクデットを逃したのは直近計18シーズンでわずか4度のみ。(ローマ、ミラン、15-16シーズンと17-18シーズンのナポリ)
優勝確率は8割というなかで、ズラタンはこのように言い放ちました。

さて、ズラタンの懸念(ミラニスタの大半はこの時点でも「スクデット」は口にしませんでしたが笑)通り、19節アタランタに0-3と完敗すると、22節は降格争いを行うスペツィアに0-2で敗北し、首位の座をインテルに明け渡すことになります
続く23節、絶対に負けられないミラノデルビーで0-3とインテルに引き離されることになり(コッパ・イタリアでもインテルに敗れていたためインテル戦2連敗)、そこから下位チームに勝ちきれない試合もあり、33節ラツィオ戦に0-3と敗れ5位まで転落します。加えて、痛恨のズラタン離脱という状況。

しかし、ここまでピオーリが作り上げた若手とベテランがうまく融合したチームは、このタフな状況から立ち上がる力を持っていました

34節から38節まで4勝1分の勝負強さを見せます。特に35節ユヴェントスを3-0で破り、3位で迎えた最終節はアタランタ。負ければCL出場権獲得は他会場の結果次第・・という状況で2-0の勝利(ケシエのPK2本)

カンピオナート最終順位を2位とし、2013-14シーズン以来のUEFAチャンピオンズリーグ出場権を獲得
しました!!
ミランがチャンピオンズリーグに帰ってきました!
まさに「BACK HOME

団結1

団結2

団結3

チャンピオンズリーグ

20-21シーズン基本布陣

基本フォーメーション20-21

大枠の戦術は昨シーズンから変更はなし。以下、前回記事参照
https://note.com/_calcio1899/n/na11c6fa986cb

ズラタン不在時にトップにレビッチやレオン、途中加入のマンジュキッチが入りましたが、やはり安定感を欠き、苦しい展開となりましたが、ベテランのケアーを中心にチャルハノールレビッチら中堅、ケシエ、テオ、カラブリア、カルル、トモリ、終盤戦はブラヒム・ディアスら若手の活躍により、薄氷を踏む思いをしながらもなんとか戦い抜きました。

あらためてカンピオナート結果!

結果20-21シーズン

ユヴェントスが10連覇を逃し、インテルがスクデットを獲得

ユヴェントスはクラブのU-23を率いる予定だったピルロをトップチームの監督に抜擢。初監督がユヴェントスというとんでもない重圧を背負ったピルロについては当初、驚きとともに賛否両論が飛び交いました。結果はなんとか4位とCL出場権は確保するにとどまりました。個人的にはピルロには同情を禁じ得ませんが・・。

しかし、ユヴェントスの9連覇は人類からカルチョが失われるまで語り継がれるたいへんな偉業だと思います。

ともかく、インテルは強かった。シーズン開幕当初、監督のコンテはチームの最適解を導き出すことに四苦八苦しているようでしたが、すぐにスペシャルなチームを作り上げ、リーグ2位の得点数とリーグ最少失点とダイナミックなサッカーを披露。本当に強かった

ユヴェントスの覇権が終わったかに見えたシーズンですが、21-22シーズンは上位チームの監督大シャッフルが起こっており、ユヴェントスは「勝ちに徹する監督」アッレグリを呼び戻すなど、どうなるか全く予想のつかないシーズンだと思います。

上位クラブで監督を変えなかったミランとアタランタ
ミランはドンナルンマとチャルハノールを失いましたが、アタランタの戦力は維持されているので、もしかするとアタランタがスクデット獲得に一番近い存在かもしれません・・

それでは以下、選手紹介です

|マリオ・マンジュキッチ
1986.5.21生 HRV  
190cm/85kg FW・MF
(20年1月~20年5月)

マンジュキッチ01

マンジュキッチ2

2007–2010 ディナモ ザグレブ
2010–2012 ヴォルフスブルク
2012–2014 バイエルン・ミュンヘン
2014–2015 アトレティコ・マドリード
2015–2019 ユヴェントス
2019–2020 アル・ドゥハイル
様々なクラブを渡り歩き、ヴォルフスブルクを除くすべてのチームでリーグ優勝を経験。バイエルン在籍時の12-13シーズンはブンデスリーガ、DFBポカール、DFLスーパーカップそしてチャンピオンズリーグを制覇
またクロアチア代表としても2018年W杯準優勝に貢献。世界に名だたるストライカーです。
ユヴェントスではアッレグリのもと、従来の古典的なCFから左ウイングとしての役割もこなせるユーティリティー性も身につけました。
そして、アル・ドゥハイルを退団後の2021年1月19日、ミランに加入します。9番を背負うも残念ながら、ミランでは11試合出場・無得点におわり、2021年5月24日退団を発表。
「このチャンスを与えてくれたクラブの首脳陣には感謝している。また、素晴らしいチームメート、献身的に身体のケアをしてくれたチームスタッフにも感謝している。この素晴らしいクラブがチャンピオンズリーグの舞台に戻れたことを嬉しく思う」とのコメントを残し去って行きます。
期待されながらもコンディションが上がらず、怪我もあり、存在感を示せなかったものの、「ズラタンの控え」という役割を受け入れ、ハードワークし、怪我をした期間の給与を返上するなど、ピッチ外での行動は賞賛されるべきものでした
現在無所属状態となっていますが、まだまだ活躍出来る場所はあると思います。頑張ってほしいです。

|イェンス・ペッター・ハウゲ
1999.10.12生 NOR  
184cm/73kg FW・MF
(20年10月~21年7月)

ハウゲ1

ハウゲ2

2012年にデンマークのボデ/グリムトのユースアカデミーに加入すると、2016年にトップチームに昇格し、同年4月23日、16歳でプロデビュー後半19分からの出場ながらハットトリックを記録したことで鮮烈なデビューを果たします。一旦ローンに出されるものの、20-21シーズンはリーグ戦18試合14得点10アシストをあげる驚異的な活躍を見せ、サイドアタッカーとして、その才能を開花させます。
そして、ヨーロッパリーグ予備予選でミランと激突。
その試合でミラン相手に鮮烈なゴールを記録。以前から彼を追っていたミランの眼前でその能力を披露。

そして2020年10月1日、ミランに5年契約で加入。
彼の特徴はスピードに乗った状態で、的確にスペースへ侵入していくドリブルとシュートの上手さでしょう。そして積極的にドリブルを仕掛けることで、相対するDFを疲弊させ、更にそのドリブルは相手にとって脅威になっていきます。
個人的に最も輝きを見せた試合は2020年12月4日ELグループリーグのセルティック戦。ミス等から2点を先制された苦しい展開の中、チャルハノールとカスティジェホの得点で追いつくと、後半ハウゲが魅せます左サイドのタッチライン際でドリブルを開始すると中に切れ込み3人をスルスっとかわすと右足でゴール右隅に糸を引くような低い弾道のシュートを流し込み逆転。さらにブラヒム・ディアスのゴールをお膳立てする活躍。

他にも彼の得点を守り切り勝利したスパルタ・プラハ戦や19節サンプドリア戦のチームを救う同点弾など印象に残る活躍もありました。

残念ながら、セリエAでの挑戦は苦い経験となってしまいました。デンマークより組織だった守備と対人能力の高さの壁にぶち当たり、積極的な仕掛けは影を潜め彼の良さは次第に失われていきました。もちろん、その能力の高さを見せつける場面もありましたが、最終的に構想外へ。
2021年8月10日、フランクフルトはミランから21-22シーズンの終わりまでローンにて彼を獲得することを発表。条件付き買取義務ローンであり、彼の活躍次第ではロッソネロのユニフォームに再び袖を通すことはないかもしれません。
しかし、彼の見せた輝きやイタリア語を一生懸命勉強するひたむきな姿を僕は忘れられません。これからの活躍を期待しています。
なお、チェルシーファン。

|ブラヒム・ディアス
1999.8.3生 ESP  
171cm/68kg FW・MF
(20年~)

画像13

ブラヒム2

7歳で地元マラガの下部組織に所属するとすぐに頭角を現し「マラガのメッシ」と呼ばれ、バルセロナやレアル・マドリー、マンチェスター・シティらのメガクラブから注目を集めます。
12歳でバルセロナへの移籍が実現する直前、マラガが高額の移籍金を求めたため破談します。
そこでマンチェスター・シティが接触。当時のシティのトップチームの監督で、元マラガの監督でもあったマヌエル・ペジェグリーニが彼と家族に強く働きかけたことが決め手になり、2015年16歳でシティ移籍が実現します。
そして、2016年9月21日カラバオ・カップのスウォンジー戦に17歳でトップデビューを果たします。3シーズンで公式戦15試合2得点と出番に恵まれず、シティの契約延長オファーを断り、トップチーム登録を条件にレアル・マドリーへの移籍を決断
マドリーでは2019年1月9日のコパ・デル・レイのレガネス戦でデビュー。しかし、多少出場機会は増えたものの、2シーズンで公式戦21試合2得点と納得のいく活躍はできず。
そこにミランが目をつけます。レアル・マドリーとの良好な関係を活かし、ドライローンではあるもののブラヒム・ディアスを獲得。
2020年9月21日ボローニャ戦でデビューすると9月27クロトーネ戦で初得点。20-21シーズンは39試合(内19試合先発)7得点4アシストとミランのCL出場権獲得に大きく貢献します。
彼の特徴は高いテクニックとクイックネス、そして両利きであること。両足を遜色なく使い、正確なボールタッチで方向転換ができる上に、低い重心でスピーディーに細かいタッチを繰り返すドリブルはDFを翻弄。狭い場所も苦にしません。また、両足からの正確なパスとシュート。PKを右足で蹴ったこともあります(EL予備予選リオ・アヴェ戦:PK戦までもつれ込み計24回も続いた)。あと、笑顔。めちゃめちゃいい笑顔。
なお、ズラタン・イブラヒモビッチはブラヒムの父親と同い年らしいです。
去就が注目されていましたが、ローンの2年延長が発表され、21-22シーズンは背番号10を与えられ、ミランのエースとして大きな期待を寄せられています。更なる飛躍を願っています。

|サンドロ・トナーリ
2000.5.8生 ITA  
181cm/79kg MF
(20年~)

トナーリ1

トナーリ2

9歳でピアチェンツァの下部組織に入団。12歳でブレシアに引き抜かれると2017年8月26日、17歳でセリエBデビューを飾ります。18-19シーズンはレギュラーとしてブレシアのセリエA昇格に大きく貢献。また2年連続でセリエB最優秀若手選手賞を受賞します。
2019年8月25日、19歳カリアリ戦(1-0勝利)でセリエAデビュー。10月26日のジェノア戦ではフリーキックを直接沈め、セリエA初ゴールを記録。そのフリーキックがとんでもない!ペナルティーエリア外の角度のあまりない左サイドから右足を振り抜くと、ボールはジャンプしたGKの伸ばした腕を超え、急激に曲がり、右サイドネットに突き刺さります。しびれます。
そして2020年9月9日、幼いときからロッソネロのユニフォームに袖を通すことを夢見た青年はついにミランにやってきます背番号は「8」。彼の憧れるレジェンド、ガットゥーゾと同じ番号です。

(以下、DAZNのインタビューそのまま)
トナーリはビデオ通話を通じて許可を求めたことを振り返った。
「リーノ(ガットゥーゾの愛称)とは、頻繁に連絡し合うことができて嬉しく思う。しかし、あの時は背番号8番の許可を求めるためだけのつもりだったが、僕がミランの選手になったことを報告する良い機会にもなった。最初に彼から言われたのは、『ピッチ内だけでなくピッチの外でも古風のままでいろ』ということ。昨年も頻繁に連絡をとっていて、それが何を意味するかは理解しているつもりだ。特にピッチ内においては、『私のように常に全力を尽くしてプレーしろ』と言われたよ」

はい。とてもいい青年ですね。好感が持てるどころの話ではありません。
20-21シーズンはなかなか適応できずに、本人としても満足のいくシーズンでは無かったと思いますが、それでも公式戦37試合出場。立派な戦力としてミランに貢献しています。
彼は自身のポジション、プレースタイルの面で、同じくブレシアでプレーしたこともあるアンドレア・ピルロと比較されます。優れたビジョンとゲームを読む力を持ったプレイメーカーであり、両足から繰り出される正確なロングパスはまさしくピルロを彷彿とさせます。また、守備面では憧れのガットゥーゾの様なスタイルをみせてくれます。
21-22シーズンは無事完全移籍となりました。
ピルロとガットゥーゾを超える活躍を期待しています。

|ピエール・カルル
2000.6.5生 FRA  
179cm/69kg DF
(20年~)

カルル1

カルル2

2010年にASド・サン・プリーストからオリンピック・リヨンのユースへ引き抜かれると2018年6月はリヨンのセカンドチームに昇格。度々、トップチームへの帯同はあるものの出番は無く、主にセカンドチームの主力としてプレーしていました。
彼の若く豊かな才能に目をつけたミランは獲得に乗り出します。2020年8月5日にリヨンからミランへ。
2020年12月10日、ELのスパルタ・プラハ戦でCBとしてデビュー。無失点での勝利に大きく貢献すると、3日後の2020年12月13日、セリエAでもデビュー(パルマ戦5分に負傷したマッテオ・ガッビアに代わってスクランブル)2020年12月16日ではセリエA初先発を果たし、1-2と敗戦の予感が漂う83分に同点弾をたたき込みチームを救う活躍を見せます。20-21シーズンは公式戦18試合1得点と当初の予想を上回る活躍でシーズンを締めくくりました。
彼の特徴は高い身体能力、足下の確かさ、スピード豊かなドリブルそしてCBとSBでもプレー可能なポリバレント性です。CBとしては小柄ですが、跳躍力とスピード、フィジカルで十分カバー可能です。
個人的に観ていてすごいなと思うところは、CBでの出場時とSBでのそれとはまったく違う役割をこなせる点です。わかりにくいですが、「CBも」「SBも」ではなく、CBに求められることをしっかりこなせる。逆もしかり。MFでのプレーも観てみたいなと思う選手です。
現状ではどのポジションでも2番手ではありますが、伸びしろだらけですので、バックアッパーの役割にとどまらず、急成長する可能性を十分に秘めた逸材だと思っています。
東京オリンピックでは日本代表とも対戦しましたね。あまり良くなかったですが・・・
ともかく今後に期待です!

|フィカヨ・トモリ
1997.12.19生 ENG  
185cm/79kg DF
(20年1月~)

トモリ1

トモリ2

トモリはナイジェリア人の両親のもとカナダで生まれ、家族でイングランドに移住します。7歳でチェルシーのアカデミーに加入し、2016年にトップ帯同、その年の5月リヴァプール戦でタミー・エイブラハムとともに初めてトップチームでのベンチ入りを果たします。2016年5月15日、15-16シーズン最終節レスター戦でデビューします。出場機会確保のため、16-17シーズンからブライトン、ハル・シティ、ダービーとローン移籍を繰り返します。19-20シーズンはダービーでの恩師ランパードがチェルシーの監督に就任したため、公式戦22試合2得点と一定の出場機会を得ますが、20-21シーズン出場は激減、再び出場機会を求め、2021年1月22日買取OP付ローンでミランに加入します。
その4日後、コッパ・イタリアのミラノデルビーで怪我をしたケアーに代って途中出場。なかなかハードな場面でミランデビューを飾ります。
2021年5月9日のユヴェントス戦(3-0)で初得点。イングランド人としては2009年のベッカム以来の得点となりました。
その後、ケアーが復帰すると、低調なパフォーマンスだった、ロマニョーリからスタメンの座を奪います。ケアーとトモリのコンビはミランのディフェンスラインに安定感をもたらしました。そして、2021年6月17日ミランは買取OPを行使し、彼の完全移籍が実現します。
その出自からイングランド、カナダ、ナイジェリアの代表を選ぶ資格があり、当初はカナダ代表を選択し、U20のキャプテンを任されますが、最終的にイングランド代表を選択。A代表経験もあります。
DFのサイズとしては平均的ですが、スピードがあるため広範囲をカバーでき、対人守備も素晴らしいです。寄せがはやく、ハードなタックルやマルディーニを彷彿とさせるスライディングを披露してくれます。パスやドリブルも上手く、ロングフィードで後方から一気にチャンスつくります。まさに現代的なDFとしてこれからも期待がかかります
ちなみに子供の頃の憧れはティエリー・アンリだったそうです。

|マッテオ・ガッビア
1999.10.21生 ITA  
186cm/78kg DF
(17年~)

ガッビア1

ガッビア2

2012年に12歳でミランの下部組織に加入。2017年8月24日、ELのシュケンディヤ戦で後半73分ロカテッリに代ってトップチームデビューを果たしました。その後は主にプリマヴェーラを主戦場としていましたが、18-19シーズンはセリエCのルッケーゼにレンタルされます。
19-20シーズン、ミランに復帰し、後半戦はバックライン控えとして戦力に数えられ、公式戦10試合に出場。
20-21シーズンはロマニョーリの故障もあり開幕スタメン。前半戦はカンピオナート8試合、ヨーロッパリーグ5試合に出場しますが、左ひざの負傷が尾を引き、思ったように出場できませんでした。
21-22シーズンはプレシーズンマッチを見る限り、大丈夫なようで安心しました。ケアーとトモリが2CBの最有力候補ですが、ポテンシャルは非常に高いです。年代別イタリア代表の常連ですし、怪我をする前のパフォーマンスを維持できればA代表も狙える選手でしょう。
ユース時代は中盤の選手でしたが、CBに転向。結果的にコンバートが彼のプレーレベルを押し上げることになりました。もともと守備、ボール奪取に定評があった選手でしたが、中盤を経験していることで相手からプレッシャーを受ける状況下にも慣れており、足下の技術も高い効果的なオーバーラップはミランの攻撃に厚みを与えてくれます
パオロ・マルディーニとチアゴ・シウヴァを目標とするミラン、イタリアの新星DFです。

|チプリアン・タタルシャヌ
1986.2.9生 ROU  
198cm/90kg GK
(20年~)

タタルシャヌ1

タタルシャヌ2

ルーマニアの首都ブカレスト生まれのタタルシャヌ。地元のユヴェントス・ブカレストでユーズ時代を過ごします。FCグロリア・ビストリツァを経て、2008年5月26日、FCステアウア・ブカレスト(現在FCSBへ名称変更)へ移籍し活躍した後、2014年6月9日フィオレンティーナへ加入します。
2017年7月27日、イタリアを離れナントに移籍。
2019年6月13日、リヨンへアントニー・ロペスの控えGKとして加入。
2020年9月12日、今度はドンナルンマの控えとしてミランに加入します。するとドンナルンマのコロナ陽性を受け、10月26日デビュー。コッパ・イタリアのミラノデルビーにも出場します。20-21シーズンは公式戦5試合出場。
ルーマニア代表として73キャップを記録しています。
積極的に前に飛び出すタイプではなく、198㎝の恵まれた体格と読み、ポジショニング、コーチングで相手のシュートコースを限定し確実にシュートストップするGKで、2014年に加入したフィオレンティーナでは通算81試合に出場して28回のクリーンシートを記録するなど、経験豊富で頼りになる選手です(2015年ルーマニア年間最優秀サッカー選手賞を受賞)。控えGKとしてはもったいないレベルの選手だと思います。
21-22シーズンもメニャンの加入で引き続き控えにまわると予想されますが、若いチームメイトを支える良い見本となってほしいですし、カンピオナートやカップ戦もあるため、出番はやってくると思います。活躍を期待しましょう。

ここまで読んでいただきありがとうございます!
CL出場権を獲得し、これからミラン復権か?
というところで「AC Milan HISTORY」は一旦おやすみです。
シーズンが終わるたびに更新していきますので、お付き合いいただけると嬉しいです。

さて、とは言うものの、1年なにもしないのもつまらないし、「ミランを通じてサッカーを好きに」というコンセプトではじめたnoteのなので、選手の深掘りや過去の試合の振り返り、注目のプレーなどの記事を書いていこうと思っています。

これからもよろしくお願いします!

では・・開幕戦を楽しみに。。

Forza Milan🔴⚫🔥

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
うれしいです。モチベーション上がります!
ドドン小西
最近サッカーに興味があるけど、「サッカーが好きです」と言えるほど語れない・・と言った方々に送る「とりあえず、これ知っといて」的な読み物。「ACミランを通じてサッカーを好きになる」をコンセプトに、ざっくばらんに不定期更新していきます。