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ACミラン1910-80年まとめ!50年代からの黄金期から「トト・ネロ事件」後の低迷期・・そのなかで育つ小さな希望

皆さん、如何お過ごしでしょうか。ドドン小西です。前回はミラン創立からインテル誕生までをお伝えしました。余談ですが、ちょうどそのころ、1910年にイタリア代表が結成されており、フランスとの親善試合では6-2でイタリアが勝利しています。イタリア代表初ゴールはミランのピエトロ・ラーナ選手です。当時のイタリア代表にも歴史に名を残すミランの選手がいたわけですね。いやはや、さすがはミラン。

ジュゼッペ・メアッツァ

さて、ミランはインテルの分離以降、低迷が続きます。ようやく1937-38および1940-41シーズンに上位に食い込みはじめますが、スクデット獲得には至らず。そんななか、インテルからミランへ禁断の移籍を果たし、40-41シーズンに活躍したひとりであるジュゼッペ・メアッツァ。彼の名前はスタジアムに刻まれています。まぁ、はっきり言って、インテルの選手ですね。しかし、イタリア史上最高のストライカーのひとりでしょう。

ちなみに、ミランの正式名称は1936年に一旦、ミラン・アソシエーション・スポルティーボとなりましたが、第二次大戦中は外国語の使用が認められず(ファシストにより英語からイタリア語へ)アソシアツィオーネ・カルチョ・ミランにかえられました。現在はそのままイタリア語のアソシアツィオーネ・カルチョ・ミラン(ACミラン)と英語のアソシエーション・カルチョ・ミランどちらでも良いようです。

グレ・ノ・リ

気がつけば、1907年スクデット獲得から40年以上、タイトル無しのミラン。しかし、ついにその日が訪れます。「グレ・ノ・リ」の活躍により、1945-1950シーズンに44年ぶりのスクデット獲得を果たし、ここらかミランの黄金期がはじまります。また、グレ・ノ・リの活躍だけでなく、GKのロレンツォ・ブッフォンもミランのゴールに鍵をかけました。そう、あのジャンルイジ・ブッフォンの叔父さまです。そして、1954-1955・56-57・58-59とスクデット獲得。1958年は当時のチャンピオンズカップ決勝まで進出します。

黄金期(チェーザレ他)

さらに1963年。イタリアクラブ初のチャンピオンズカップ優勝!!ここから何度もこの栄冠に輝くことになりますが、ここがスタートなんですね。

ちなみにチェーザレ・マルディーニ。言わずと知れたパオロ・マルディーニのお父さんであり、現在、ミランのトップチームに上がっているダニエル・マルディーニのおじいちゃんです。ご尊顔がよく似ていますね。マルディーニ家のDNAはこうして受け継がれていくのでしょう。

そして、1978-79には「グレ・ノ・リ」のひとり、リードホルムが監督に就任し、10度目のスクデット獲得。ミランのユニフォームについている金の★は10回をスクデットを獲得した証なんです。まさにミランとミラニスタは幸せの絶頂にいたわけです。

しかし、その幸せがもろくも崩れ去ります。「トト・ネロ事件」です。

トトネロ(伊: Totonero)は、1980年のイタリアセリエAおよびセリエBにおける八百長スキャンダルである。一部のイタリア人サッカー選手がサッカーの試合を金のために売っていると2人のローマの店員Alvaro TrincaとMassimo Crucianiが打ち明けた後の1980年3月23日に財務警察(英語版、イタリア語版)(Guardia di Finanza)によって暴かれた。 
トトネロは「Toto」と「Nero(黒)」からなる単語で非合法の闇サッカー賭博を意味し、転じてこの八百長スキャンダルをも指すようになった。 
このスキャンダルにおける主役はセリエAのミラン、ラツィオ、ペルージャ、ボローニャ、アヴェリーノ、セリエBのターラント、パレルモであった。特に、パオロ・ロッシは3年間の出場停止処分を受けた(後に2年間の出場停止処分に軽減) ミラン(セリエA); セリエBへの降格 Felice Colombo(ミラン会長)資格剥奪  
  引用元:Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/トトネロ

さて、悲しいので、引用させていただきました。この後、一年でセリエAに復帰しますが、なんと、翌シーズンは14位(全16チーム)と実力で降格してしまいました。天国から地獄とはこのことです

1980年代は非常に苦しい幕開けとなりました。しかし、V字回復がまっています。そうです。若かりし頃のあの選手や華麗なる一族のあの選手など、ミランの復活劇に欠かせない人財がすでに育ちはじめていました。そして、そこに、かの有名なあの名物オーナーが舞い降りる。。。

長くなりましたが、今回はここまです。如何でしたでしょうか。ミランの最初の黄金期から凋落までを簡単に説明しましたが、こうやって振り返ってみると、いまの状況はいくらかまだましなのでは、、、と思ってしまいます。

とにかく、来週はいよいよカルチョが我々の生活に帰ってきますね。今から楽しみです。前回も書きましたが、再開最初の相手がユヴェントス。負けてほしくないが、勝てる画がまだ浮かびません😰しかし、選手たちは必死で戦ってくれるでしょう。我々も張り切って応援しましょう!Forza Milan!!

次回は1980年代後半から。セリエAが世界最強リーグと呼ばれていた時代へ

また、読んでいただけると光栄です!今後ともよろしくお願いします😁

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