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ACミラン09-10シーズンまとめ!監督はレオナルド!どうなるミラン!?

Ciao!!ドドン小西です。お久しぶりの更新です。寝不足です。さて、今シーズンも始まり、ミランはロックダウン後、公式戦19戦負け無し👍

そんなミランてすが、ズラタン・イブラヒモビッチのコロナ陽性との一報が😢本人は至って元気そうで、SNSで精力的にトレーニングしている動画を上げるなど重症化はしていない様子。インテルとのミラノデルビーに標準を合わせているそう。何事もなく、復帰してほしいものです。

ELの予備予選とリーグ戦を戦う過密日程に加え、怪我や病気で中心選手(ズラタン、レビッチやロマニョーリ)が出場できない、もしくはコンディションに不安を抱える状況になってきました。
先日行われたEL本戦出場をかけたリオ・アヴェ(ポルトガル)との対戦では、90分で1-1の同点、延長開始早々に失点し、延長後半ロスタイムに相手のハンドによるPKをハカン・チャルハノールが決め、PK戦へ。
そのPK戦は近年希に見る大接戦。11人目のGKまで蹴っても決着が付かず、一巡。相手のキックが2度もクロスバーに当たるなどの運も味方し、最後はドンナルンマのPKストップで決着
ベストメンバーで試合に臨むことも出来ず、また、主力選手達も疲労の色が隠せないなかでも、なんとか勝利を納めました👏👏🎉🎉

結果、ヨーロッパリーグ出場決定!先日抽選が行われ、グループHへ。

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セルテックスパルタ・プラハリールと各国のリーグでは非常に好調を維持していますし、難敵揃いと言っていいでしょう。グループステージは10/22に始まり、2020/12/10まで行われます。

あとはメルカート。ミランに限らず、移籍情報が飛び交っています。基本的に予算組みを遵守する方向のミラン。レンタルでの獲得が多いようですね。

まず、レアル・マドリーからブラヒム・ディアス。素晴らしい才能をもつ若者で、レンタルでの加入。ジダンも完全移籍を望まないことからもその才能が窺えます。世界でも珍しい両利きの選手。
21歳 スペイン 背番号21 9/4公式発表

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次にセリエBに降格したブレシアから「nextピルロ」と呼ばれるサンドロ・トナーリがレンタル加入。生粋のミラニスタである彼は、過去8番を背負っていたガットゥーゾの大ファンを公言(ここ大事❗️)。今回彼は背番号8を背負うことになったのですが、この番号を使って良いかガットゥーゾに電話するほど。愛するクラブで存分に力を発揮してほしいですね。
20歳 イタリア 背番号8 9/9公式発表

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そして、オリンピックリヨンからタタルシャヌ(発音がむずかしい😰)を第2GKとして迎えました。34歳のベテランはルーマニア代表としても活躍。フィオレンティーナでのプレー経験もあり、大いにチームの助けになってくれるでしょう。
34歳 ルーマニア 背番号1 9/11公式発表

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EL予備予選で対戦したボデ/グリムト(ノルウェー)からイェンス・ペッター・ハウゲ(こちらも発音が😰)を獲得。ミラン戦でのハウゲは素晴らしく、1ゴール1アシスト(だったかな?)と大活躍。その後、1週間の内に獲得が決まりました。
21歳 ノルウェー 背番号15 9/30公式発表

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さらに、マンチェスターUからディオゴ・ダロトがレンタル移籍。左右のサイドバックとその一列前でも起用可能なサイドのスペシャリスト。ポルトの下部組織で育ち、トップデビューを果たすと、2018年にマンチェスターUへ。35試合出場1ゴールを果たしています。サイドバック、特にテオ・エルナンデスの代わりがいない状況ですので、頑張ってほしいですね👍
21歳 ポルトガル 背番号5 10/5公式発表

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逆にオリンピックリヨンへルーカス・パケタが移籍していきます。昨シーズンの後半、ミランを引っ張る活躍を見せた彼でしたが、今シーズンはチームにフィット出来ず、メンタル面でも不安定な時期もあり、放出となりました。個人的に好きな選手だったので、新天地で復活してほしいものです。

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あくまでも公式発表の主な内容は以上ですが、プリマヴェーラへの加入選手もいます。その他、噂は絶えません。この記事を投稿した後にもサプライズがあるかもしれません。10/5が移籍期間最終日となります。それまでは何が起こるかわからないのが、カルチョの魅力のひとつ。

マルディーニの引退、そしてレオナルドの監督就任

さて、またまた前置きが長くなりましたが、09-10シーズンを観ていきましょう。アンチェロッティが去り、カカーも去り、パオロ・マルディーニが引退。望む望まないに関わらず、ミランは大きく変化しようとしていました。

それまでフロントにいたレオナルド(07~01年ミランで活躍・♯6で紹介)が監督に就任します。

09-10シーズン結果!

簡単に戦績を紹介しますと、20勝8敗10分け, 勝ち点70の3位。レオナルドはファンに愛されていましたが、監督経験はなく、チャンピオンズリーグもベスト16に終わり1シーズンで辞任することとなってしまいます。

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初めての監督としては非常に難しいシーズンであったと思います。周囲の期待もあったとおもいますが、「ロナウジーニョをどう扱うか?」の答えを出すことと怪我人の多さに四苦八苦しながらもロナウジーニョを復活させ、「4-2-ファンタジア」というこれまでのイタリアには例のないブラジル的な攻撃サッカーをチームに定着させたレオナルドは良い仕事をやってのけたと個人的には思っています。

最終的には上記のフォーメーションで落ち着いたと思います。ロナウジーニョを左WGに置くことで、攻撃に専念させ、守備のカバーにアンブロジーニやガットゥーゾなど、中盤のメンバーが奔走する・・・。しかし、ガットゥーゾの怪我や中盤の負担増、バックラインのメンバーの怪我もあり、本来のポジションではない選手を使って間に合わせるなどなど、本当に苦労の連続でした。

ちなみに攻撃面でも3トップにしたのは良いのですが、生粋の右WGがおらず、パトやベッカム、フンテラールなどがそこで使われていました。彼らもまた怪我が多く、ベストな状態でのプレーは多くはありませんでした。

それでもロナウジーニョは攻撃面で多く得点に絡み、ファンタスティックなプレーで観客を魅了する選手で、コンディションも良く、シーズンフル稼働していましたし、彼にとっては非常にやりやすい環境だったと思います😁

また、ミランのプリマヴェーラ出身でミランに戻ってきたマルコ・ボリエッロがチーム得点王となる14ゴールを決めるなど明るい話題もありました。さらに、両サイドバックに若手のアバーテとアントニーニが台頭チアゴ・シウバの獲得による最終ラインの安定など、次のシーズンにつながる良い面も見られました。

09-10シーズンは良くも悪くもロナウジーニョのシーズンでした。では、ここで主な選手の紹介を

|ロナウジーニョ 1980.3.21生 BRA
182cm/80kg FW(08~11年)

言わずと知れた、ブラジルが生んだファンタジスタ。いつも笑顔で遊び心を忘れない彼のプレーは人々を魅了しました。ミラン在籍期間は短かったのですが、ベルルスコーニは「彼のプレーを観るだけでチケット代の元が取れる」と絶賛(まぁ、彼の肝いりで獲得したわけですが😁)するほど。実際、2008年、バルセロナから移籍してきたロナウジーニョの顔見せのために試合ではないにも関わらず、サン・シーロには4万人のミラニスタが集まりました。それだけ期待されたスターだった訳です。08-09シーズンは29試合に出場し、8得点。09-10シーズンは36試合12得点と活躍。今でも話題(偽造パスポートを使用し逮捕。刑務所に収監されるも大人気などなど)にことかかない自由奔放な生粋のサッカー小僧です。

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|アレシャンドレ・パト1989.9.2生BRA
179cm/71kg FW(07~13年)

ミランが当時17歳の彼に約40億を投じてインテルナシオナウから引き抜いた逸材。フットサル出身のテクニックで相手を翻弄するドリブル、クイックなシュートはどれも素晴らしく、親友であるロナウジーニョとともにミラニスタの期待を背負っていました。17歳でインテルナシオナウのプロチームに昇格すると、同年にFIFAクラブW杯最年少ゴール記録を樹立。翌年にはミラン移籍を果たす。まるでシンデレラストーリー。「早熟の天才」と呼ばれた彼は、たび重なるケガと長期離脱を繰り返すも、ミランでは117試合51得点と活躍。12-13シーズンは背番号9を背負うも、ケガになかされ、自ら移籍を志願。再起を懸けた13年のコリンチャンス移籍を皮切りにサンパウロ、チェルシー、ビジャレアル、中国の天津天海(前天津権建)そして、またサンパウロと国内外での移籍を繰り返し、現在無所属。まだ31歳と老け込む歳ではないはず(僕より年下ですし)。復活してほしいものです。

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|チアゴ・シウヴァ 1984.9.22生 BRA
182cm/79kg DF(09~12年)

彼の存在がミランに大きな安定をもたらしたと言っても過言ではないでしょう。今だ現役を続ける世界最高峰のDF。世界のセンターバックの選手らと比べて上背はないのですが、スピードと的確なポジショニングと優れたセンスを活かしたカバーリング能力、さらには攻撃の起点となる技術も併せ持つ、現代的なセンターバックです。冷静で状況判断に優れ、強いリーダーシップを持つ彼は、パオロ・マルディーニが自身の後継者と認めたほどの存在感を放っていました。また、コンビを組んでいたアレッサンドロ・ネスタは「チアゴのおかげで自分の選手生命は何年か延びるだろう」と発言しています。実際、ケガを抱えてプレーをしていたネスタはハードワークをチアゴ・シウヴァに任せ、ラインの統率者としてのプレーに専念することができました。チアゴのPSGへの移籍が決まった時、否応なしにミランの今後が不安になったことを覚えています。

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|デビッド・ベッカム 1975.5.2生ENG
183cm/74kg MF(09~10年)

もはや説明不要。世界のスーパースター。デビット・ベッカム。サッカーを知らない人でも彼のことは知っているでしょう。当時、所属していたロサンゼルス・ギャラクシーはオフシーズン。イングランド代表としてプレーするためコンディションを維持する必要があったベッカムはミランへ期間限定でレンタル移籍。マーケティング目的と揶揄されましたが、予想以上にチームに溶け込み、レンタル期間を延長することに。完全移籍も噂されましたが、実現せず。世界のプリンスは20試合2得点の成績を残し、ミランを去っていきました。当時、ベッカムヘアーが流行りましたが、僕もベッカムヘアーを試したことがあります😁

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|イニャツィオ・アバーテ 1986.11.12生 ITA
180cm/73kg DF(03~04年・09~19年)

ミラン下部組織出身のアバーテ。一度17歳でトップ昇格、出場を果たすも、2試合のみでレンタル。各チームを転々とし、武者修行を経て再びロッソネロのシャツを身にまとうことに。同時期にレギュラーに定着したアントニーニとともにレオナルドのもとでブレイクします。元サイドMFだったこともあり、スピードとテクニック、スタミナを活かし、攻守で活躍。長い間、ミランの右サイドを支配。後に移籍してくる本田圭祐とのコンビは連携が取れており、ミランの好スタートに貢献したことを記憶しています(すぐにぐちゃぐちゃになりますが・・)。チームを離れる際のクラブの対応が冷たく、不満に思ったミラニスタも多かったのではないでしょうか。

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|ルーカ・アントニーニ 1982.8.4生 ITA
182cm/70kg DF(00~01年・08~13年)

アバーテと同じくミラン下部組織出身で一度トップ昇格を果たすも出場機会は訪れず、レンタル移籍を繰り返します。またまたアバーテと同じくレオナルドのもとでブレイク、さらに元サイドMFからのコンバート。似た境遇の二人は仲が良かったようです。ミランに在籍していたザンブロッタをお手本にしていると本人は口にしており、彼曰く、世界最高のサイドバックであるザンブロッタの生まれた年である1977年の77を背番号に選んだそうです。

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このシーズンは冒頭にあるように無冠で終えてしまいます。しかし、翌シーズン、ミランに神が降臨します。そう、ズラタン・イブラヒモビッチです。次回は10-11シーズン以降を紹介していきます。お楽しみに😁

今回は結局09-10シーズンの紹介で終わりです。なかなか進まない僕のnoteですが、お付き合いのほど宜しくお願いします。書きたいことが多すぎて、切り捨てる作業がとても大変なのです。

さて、今シーズンのミランはセリエAで3連勝中。自信を持ってインテルとのミラノデルビーに臨みます。何が何でもインテルには勝ってほしいものです。

ではまた!Forza Milan!!

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