Jeudi 14 Septembre 2023

ワンピースへの思いを書いてみる

ワンピースをしっかりと意識したきっかけは、サンジ。サンジの過去が明かされたことを知り、とてつもなく興味を覚えた。元々ワンピースを見ていた時期はあったけれど、そこまで内容を覚えていなかったし、サンジというキャラクターはむしろ苦手だった。

しかし、実はある国の王子であること、兄弟がいていじめられていた過去があること、母親の存在など男くささだけでなく、繊細で思いやりのある深いキャラクターであることを知った。

サンジのかっこよさに惹かれて、サンジを眺めるために漫画を読み漁った。サンジの笑顔を見つけたら、スクショしたし、サンジの活躍を我が事のように喜んだ。

そこからさらに、ワンピースの世界にどっぷりとハマった。魅力的なストーリー、キャラクター、セリフなど、それまで何かを好きになるという感情を知らなかった私は、一気に沼に落ちた。

当時の私は、それまで懸命に取り組んでいた部活を引退し、進路も決定した頃だった。そしてそれを機に、だんだんと自分と向き合う時間を持つようになった時期でもあった。少しすると、人間関係の壁にぶつかり、自分で自分を傷つけるようになった。どんどん下降していくような気がしていた。

だからこそ、ワンピースの世界に浸かり続けるようになった。ワンピースの世界にいる間は、現実を忘れられるような気がしたし、少しだけ立ち上がる勇気を持てるような気がしたし、自分の中にある価値観が変わって、自分を認められるようになった気がした。ワンピースは私を救ってくれたもののひとつかもしれない。

現在は周りの環境も変わって、あのしんどさから抜け出せたような気がする。また新しいしんどさが訪れるかもしれないけれど、今はワンピース以外にもV6やSnowMan、藤井風など、自分を奮い立たせてくれるアーティストや作品に出会うことができた。周りにも、きっとこの人とならと思えるような友人も増えてきた。きっと大丈夫だと思う。私は一つ大きなものを乗り越えたと思うよ。

それを支えてくれたワンピースに感謝して、最後まで物語を見届けたいと、そう願っている。