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一事が万事

2023年1月15日日曜日

午後1時


みやこめっせで開催されていた合同説明会へ行く。
京都の暮らしが気に入っているので京都の企業に就職したい気持ちが強かったので、今日の合説をとても楽しみにしていた。
が、なんだかわくわくしていた期待以上に収穫は少なかった。
一つだけ気になった企業があった。
「ロマン・吉忠グループ」
小空間のデザイン設計・施工、ディスプレイ、素材メーカーとデザイン会社の橋渡しをするといった仕事内容。クリエイティブな仕事っていいなあと思った。流行を追いかけてお客様と一緒にモノづくりをする。ライフスタイルに直結した仕事に魅力を感じた。
明日の自分へ1DAYインターンシップを応募しましょう。

午後4時


窮屈なスーツを体からはがしたくて急いで家へ向かう。
小腹を満たすためにパン屋へ寄ろうと思いつく。
近所のパン屋へ足を運ぶ。
口コミ4.2に期待を込めて、ドアを開けた。

一番近くにいた女性店員さんが、レジ打ちをしながら「いらっしゃいませ!」と声をかけてくれた。それに続けて奥の方からいろんな種類の「いらっしゃいませ」が飛んできた。それはとてもあたたかい、実家に帰った時の感覚に近かった。

並んだパンを見る私の目は輝いていた。
焼けた小麦の香りに包まれて店をぐるっと見渡す。
まず目に入ったのはクロワッサン。明日の朝食用に一つ。

次に目に入ったのはメロンパン。チョコチップが入ったのと、バターが入ったのと、普通のメロンパン。店員さんに話しかけるのが好きなので、聞いてみた。「お姉さんの好きなメロンパン教えて下さい!」
「えーーーどれもおいしいのですが…」と迷うお姉さん。結局選択権は私に返ってきた。普通のメロンパンをまずは食べてみよう。

ここで焼き立てのパンが登場。隣にいたおばさまは常連なのか、待ち構えていたようにチーズのパンをかごへ入れた。(クロックムッシュというパンらしい)
まじかよ、私の胃袋のキャパがもうない。
と、とりあえずどれどれ。
___南仏ドッグ
名前が渋い!そして圧倒的ビジュアル。これに決めた。

あとは、ながーい名前の柚子のパンと、お店の入り口に「おひとりさま5個まで」と注意書きされた、クリームパンを購入。

ちゃっかりカフェラテもテイクアウトして急いで家へ帰る。
こんなに家に帰るのが楽しみになるなんて、スーツを着て合説会場からとぼとぼと出てきた1時間前の私に想像はつかない出来事だった。

午後5時


YOUTUBEを見る。Daigoの切り抜き。

午後6時


今日はバイトの親睦会があった。
いや送別会だ。
詳しいことは昨日の記事に書いてある通り。

YouTubeに夢中になっていて到着が五分ほど遅れそうだったので、幹事の彼に連絡をいれる。
到着した。みんなが揃ったところに遅れてすいませーーーん…と申し訳ない顔を用意して…
…あれ?なんだか靴が少ないぞ。
暖簾を上げると、幹事の彼がひとりで座っていた。
本当に申し訳ないことをした。弁明の余地はない。

そこからぽつりぽつりと人が集まり、6人に増えた。
全員参加ではなかった。
そして会は始まる。スぺゲスさんを残して。

やはり会は盛り上がりに欠けた。そしてとうとう幹事の彼が口火を切った。
何もやらかしていないバイトの首が飛ぶなんて納得はいかないが、どこか吹っ切れている様子だった。いや、そう振舞うしかなったのだろう。彼は強い。


考察や議論が飛び交う中、スぺゲスさんが登場した。キッチンのTさんだ。

まず、ここ数日の上のごたごたに落とし前が付いた、と。
バイトの一部を復活させてほしいとオーナーにかけあってくれたそうだ。
ムードメーカーの彼と、私を慕ってくれるあの子に復活の呪文が言い渡された。

そして次に、店長の首が飛んだ、と。
店長はオーナーや、そのほかの社員から信頼を完全に失っていた。
正直私もこの人についていきたいと思えるような人ではなかった、と今だから言う。長くなるからここは割愛。

とりあえず、キッチンの社員さんがホールのバイトもこれまで以上に目をかけてくれるようだ。
ああ、何だろうこの気持ち。
社会人の仕事への向き合い方が、生半可なものではないことを身をもって感じた。信用を失うことが一番あってはならないのだ。一度失った信頼を取り戻すことは難しい。

母が口癖のように私に言った言葉を思い出す。
「 一事が万事 
些細な気のゆるみが、大きな問題に繋がる。
自分が良ければいいのではない。もっと広く、深く考えなければならない。
私の肩にこの言葉が重くのしかかった。

午後11時


帰宅。
さっそくDaigo の動画を実践してみようと、タイマーをかけて部屋の整頓をするゲームをしてみた。
スモールゴールを設定して達成感を得る。些細なことで自信がついた。
人事を尽くして天命を待つ。
日常に転がる出来事の一つ一つを、一分一秒を大切にしたい。

今日を頑張った自分、お疲れさま
おやすみなさい🌃








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