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高校生と進路相談。

ある島の高校2年生と、進路について2時間半。
その島では、放課後や土日に高校生が出歩かない。鉄道はなく、バスも発達してないし、原付は禁止、自転車は坂ばかりでつらい。楽しみは、高速船で1時間の街まで行ってインスタ映えのcafeめぐり。将来についてはよくわからない。父親が楽しそうに働いているので、公務員もいいかな、と思っている。

彼女に対して、大人3人で臨む。
こちらは、親元を離れ苦学生をしながら、小学生時代書店の立ち読みで高校数学まで完了した現役東大生。そして富山の高校からカナダに留学してたらいつのまにか大学入試が終わっており、たまたまAOで受けたSFCでデザインに目覚めた人。かたや、大阪のスラム街で中学時代から警備員をやって、大学も転学部と留年と休学を経験して、会社に入っても20回ぐらい異動している人。

正解はなくて、大人たちも悩みながら偶然が重なって今を楽しく生きている。
いまの悩みにちゃんと向き合って、どんな結果が出ても将来いい経験になるよ、という、そんな時間だった。「島にいると、大人のサンプルが少ない」というのは、そりゃそうだよな。。と思った次第。動いたら何か見えるから、自分で行動して、いい人に会えるといいね。

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