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デザイナーとしてのキャリア戦略の、自分なりの答えが出た話。

3ヶ月くらい前から、デザイナーとしてのキャリアについて考える機会がよくありました。

社内にデザインチームが発足したり、目標設定などに取り組むようになったことがその大きなきっかけだったと思います。

私はこれまで、自分の選んだ場所でサービスをよりよいものにすることを使命としてデザインの仕事をしてきたし、それを楽しんでいたので、

「自分自身は何をしたいのか」
「どのスキルを伸ばしていきたいのか」
「どんなデザイナーになりたいのか」

という問いの答えが自分の中にないことに気がついて、ちょっと戸惑いました。

自分の気持ちの変化

私はデザイナーになろうと勉強を始めた2年前からずっと、デザインや仕事がとにかく楽しくて、寝ている時間以外は常に仕事のことを考えながら生きていました。

ただ、デザイナーになって1年が過ぎて、仕事環境にも大きな変化があったりする中でたまたま激忙しいプロジェクトを担当することになり、考える間もなく走り抜けて、そしてそれが一旦落ち着いたら、燃え尽きてしまったような感覚になってしまったんですよね。

そして、そのまま冒頭のモヤモヤ期に突入しました。

理想のキャリアから逆算することの違和感

「デザイナーとしてのキャリア」みたいなものを意識し出した頃から、ずっと違和感を感じていました。

自分はどこに向かって頑張っているのか、今やっていることは本当にキャリアに意味があるのか、と。

余談ですが正直、人から「あなたのキャリアのためにこれをやって欲しい」と言われることにも、少し違和感を感じることがありました。(裏の意図や親切心はしっかり受け取るけれど)

私はサービスをよくして人に喜んでもらうことをモチベーションに仕事をしているので、「私のため」と言われるとやる気が出ない。

チームのため、サービスのため、ユーザーのためと言われれば頑張れる。

キャリアとか何とかを意識すればするほど、仕事がタスクのように感じるようになり、プライベートの時間は勉強する気が起きずに漫画ばかり読んでいるようになりました(漫画は漫画で普通に好きだけど)。

開発の勉強が楽しい

でも、最近また毎日がすごく楽しくなりました。

久々にコードをいじったらそれがとても楽しくて、それからは少しでも時間が空くと、開発や、開発に関わるデザインのことを調べたり勉強したりするようになり。

実はデザイナーになる前、マニラに移住した4年前から趣味で細々とコーディングは勉強していて、コーディングはもともと好きでした。

作業に没頭できるし、学ぶことが無限にあるし、ものを作り上げる事が楽しいので。

デザイナーとして開発チームと関わる中でも、自分に開発知識があればもっと全体がスムーズに進むのに、と強く思ったこともありましたが、その時は戦略的にキャリアを考えて「なし」ということになっていたんですよね。

それは、開発を今から本気でガッツリ勉強するとなると膨大な時間と労力がかかるし、デザイナーとしては他のことに時間を使った方が将来的に価値が上がるらしい、みたいな理由で。

一体何を目指そうとしていたんでしょう。

やっぱり楽しく生きるが正解

結論、私は「今」自分がやりたいこと、やっていて楽しいことをやろう、と決めました。

キャリアを考えて戦略的に自分の市場価値を伸ばそうとか無理に考える必要はないなと。

将来どうなるかなんてわからないし、私は大企業に行くとか年収を上げるとかを目指して生きていきたいわけではない。

そもそも私がデザイナーになろうと思ったのも、「将来的に海外で暮らしながらも収入を得られるように」という理由もあるけれど、デザイナーになっていることの1番の理由は「デザインが楽しかったから」です。

だからきっと、私は楽しく仕事をするのが一番。

目の前の人たち、そしてその先の人たちを少しでも幸せにしたい、をモチベーションにこれからも仕事していこう。

モヤモヤがすっきりした。


なんだか答えが頭悪すぎて別の心配が生まれてきたけれど、今の自分の中でそういう答えに至った、ということを書き残しておこうと思って書きました。

おわり


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