マニキュアに漂う母の面影

気づけば爪を眺めています。

学生時代からそうで、
友達から
「あっちゃん、爪好きなん?」
と声をかけられて、へ?いま、爪見てた?
ということがあるくらい、
ボーッとしながら爪を
眺めていることがあります。

校則がなかったこともあり、
高校時代から始まり、自分で塗る
マニキュアとの付き合いは随分と
長いものになりました。

そもそもは
母がずっとマニキュアをつけいている
人でした。

受付などで
「綺麗な爪ですね」
とよく褒められていた母をそばで見ながら、
ぁあ、あれが綺麗な爪なのかぁ。
また、褒められた。と
幼い私は思い、憧れていました。

なにかと面白い母ですが、
マニキュアをみていつもセットで
思い出すことがあります。

マニキュアによる
免責効果。

実家にいるときは、
家の用事を頼まれたとき、
パッと目があった瞬間、
私がマニキュアを乾かしていると
「あ、乾かしてんのんか、
そしたら、ええわ」
と瞬時に用事が取り下げられます。

中学を卒業するまで
マニキュアをすることは母から
厳しく禁止されていました。

卒業して、やっとマニキュアが塗れる!
と嬉しかったことも覚えています。

その後の母の私が塗るマニキュアへの
理解は一切ブレることなく
「マニュキアが乾くまでは
何もできない」ということで一貫されており、
1度も、注意されたことはありませんでした。

その真っ直ぐさの面白さがいつも
マニキュアにはセットで私に存在しています。

今は、ジェルネイルのお店も多く
手軽にいこうと思えばいけるのですが、
未だに私が、
マニキュアを選びがちなのは
そんな理由もあるように思います。


今日も皆様にとって素敵な1日になりますように。

よろしければサポートお願いします!いただいたサポートはより楽しい記事執筆のための温かい飲み物費や本の購入、交通費等大切に使わせていただきます!