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あぁ、なんて言っているのか知りたい…

 河鍋暁斎の弟子にジョサイア・コンドルというイギリスの建築家がいる。ということを大阪市立中央図書館で借りた本で以前、知った。そして、その中でも紹介されていた暁斎についてコンドルが著した本が大阪府立中央図書館にあった。読み始める前に、果たしてこのコンドルという人はどんな人なんだろう。と思い、巻末に付けられていたコンドルについての叙述から読むことにした。コンドルが暁斎に入門したきっかけについてのエピソードがあった。そこに当時政府からよく思われていなかったにも拘らず、政府主催の第2回内国勧業博覧会に出品された「枯木寒鴉図」が日本画部門で最高賞にあたる妙技2等賞を獲得した際の、審査官の言葉が紹介されていた。さぞ褒められたんだろう、なんて言われたんだろう。と続く鉤括弧にワクワクしていた。以下本文を一部抜粋、審査官の言葉。「一気率成警抜奇峭、些カノ装点ヲ費サズ、神致活脱ニシテ……」

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