体外受精の説明をきく
体外受精について説明を聞いた。
痛みへの不安
実は説明を聞くのは二度目なのだが、体外受精をやった友人から「採卵が痛かった」と聞いて、もう気が気じゃない。採卵は、長い針を身体の中に刺すようだ。
どこまで治療するのか、お金はどうするのか、ここへの漠然とした不安とともに、あの卵管造影検査のときの痛みと辛さが脳裏をよぎり、ドキドキしてきて気持ちが落ちる…どんだけトラウマってるんだ自分は……。
そうして迎えた説明の日。まずは必要な書類を埋めることからだった。
しかし、不妊治療の説明を聞いたのはもう2年も前で、一度妊娠に至ったため(安易…)資料がどこにあるかさっぱりわからない。先生と看護師さんが無理をして資料を揃えてくださった。ありがたい。
先生曰く、複数枚の書類に署名と押印をして揃えて病院に提出。採血など必要な検査をして、その後生理がきたらまた病院へ。
それから先は、卵子をたくさんとるために毎日注射が必要で、2週間は毎日病院に通うようになる。検査があれば時間がかかるし、なければ午前中、注射だけで終わる場合もあるとのことだった。
当日は、麻酔アリで採卵と聞いた。もう、その情報を聞いた瞬間、ホッとして脱力した。「身体がピクリと動くこともあるので、その違和感くらいはあるけど、そのくらいですよ」と先生。大げさかもしれないが、涙が出そうなくらいホッとした。それだけ怖かったんだなと改めて実感した。
それから、具体的な方法について。
ハードルは山ほど
卵がいくつもとれる人もいれば、そんなにとれない人もいる。とった卵がすべて受精するとも限らないし、受精してまた着床するかは別問題。まだまだ超えなければならないハードルはたくさんあるのだ。
そして、基本的には採卵した卵に精液を振りかけて翌朝受精しているかを確認するのだそう。たくさん卵がとれたくさん受精した場合、すべてを一度に戻すことはできないので、凍結する選択がある。
凍結すると、解凍したときにダメになってしまう卵がある。しかしそういう卵は弱い卵。凍結していない卵での着床率と凍結を経た着床率では、後者の方が高いとのこと。ある意味淘汰されるということらしい。
さらに、この方法で受精する場合もあるが、受精しない場合もある。そうなると、卵子の中に精子を入れる、顕微授精をすることになるそうだ。
いずれにせよ、やってみないとわからないというのが不妊治療。そもそも不妊の原因なんてわかってないし。なんとか
そんな話を聞いて、とにかくホッとして、次回以降の予約を入れて、また出勤。もうあと何度、通院からの出勤を繰り返すのだろうか。
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