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菌ちゃんの再生

   菌ちゃん農法を初めて2年。最初に作った畝をそのまま使っていたのですが、さすがに効き目が薄れてきました。
   刈り草を中心に菌ちゃんのエサ(有機物)をいれていたのですが、雑誌『やさい畑』2024年春準備号特別付録「菌ちゃん農法ダイジェストBOOK」によれば、刈草は1作ごとに有機物を追加すると書かれているのに、ニンニクやオクラなど3作も使用してしまいました。

注∶セイタカアワダチソウやチガヤ、ススキといった堅くて分解に時間がかかる草であれば1年半は補充不要。とのことです。


2年経過の菌ちゃん

作成2年後の畝。

 ご覧のようにマルチはボロボロ。周りの溝もほとんど見えない状態です。 

 マルチを取った畝

  土を触ると柔らかく、掘ってみると少量の草が残っていて糸状菌が付いていました。

糸状菌が好む有機物を用意

刈り草
黒豆を中心としたチップ
剪定枝
剪定枝

    用意したのは、刈草、チップ、剪定枝(細▪太)
   刈草は夏に苅ったものを畑の隅に積んでおきました。チップは黒豆を中心にチップ機で裁断。剪定枝は1年以上雨風にさらされたものです。

  少し気になるのは、黒豆のチップ。
   菌ちゃん先生の説明によれば、豆類などの窒素分の多いものは使わない、とされていることをこの時点で気がつきましたが、根の部分は入っていないので投入することにしました。

   今回は有機物を長くもたせるために、剪定枝を準備しました。

いざ!畝たて

剪定枝を投入

  古い畝の中心を掘り、剪定枝の細▪太を埋めました。

剪定枝の上に土を被せました

   菌ちゃん先生は、有機物を追加する際は、マルチをめくり、剪定枝を上に置けばよい。とのことでしたが、マルチがボロボロな上に前回150センチのマルチを使っていたので、180センチのマルチに変更するため、ほぼ最初からやり直しました。

チップを敷く
刈草を敷く
土を載せる

   剪定枝→土→チップ▪刈草→土の順でサンドイッチ状になっています。

  この状態で一雨降るのを待ち、マルチを張れば完成です。

手前が古い幅150センチの畝
奥が今回作った180センチの畝です。

里芋、キクイモ最後の収穫

里芋
キクイモ

   里芋とキクイモの今シーズン最後の収穫です。
   キクイモはわざわざ種芋を取っておかなくても、掘り残した芋が必ずあり、来年も同じところから生えてきます。

   里芋は1列残し、上に刈草をたっぷり載せておきます。あと1月で種まき時期なので種をまくまでそのままにしておきます。
   まだまだ寒い時期が続きますが、このまま土の下で越冬です。

刈草の下には里芋が

   おばあちゃんがお昼ごはんに里芋を煮てくれました。
   八ツ頭のようなねっとりした里芋があったので、「この八ツ頭美味しいね」というとおばあちゃんが「捨ててあった親芋だよ」というのでビックリ!

   里芋を掘るたびに放り投げていた親芋だったのです。おばあちゃんはそれを拾って美味しく調理してくれたのです。

   あ~なんとバカなことをしたものです。無知は罪です。大事な食料を捨てていたなんて・・・
   もちろん、最後の里芋の収穫時は腐っていない親芋は収穫しました。今までごめんなさい。

   おばあちゃん長生きして、もっといろんなことを教えてください。美味しい料理もお願いします。

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