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マッチングアプリから考える、人間関係構築の「肝」とは

いつも読んで頂きありがとうございます。
Amuletの迫頭です。

先日新聞を読んでいて興味深い記事に出合いました。
マッチングアプリの専門家が「スマホで素敵な出会い?」というタイトルであれこれ語ってる記事です。

今日はそんなお話をしようと思います。仕事関係、友人でもマッチングアプリで結婚した人がチラホラいます。
スマホのマッチングアプリが交際相手を見つける手段として当たり前に使われる時代になっています。デジタルって改めてすごいですね。

業界の市場規模でいうとこの5年で、386億円(18年)→ 1000億円超(23年)の約3倍に。
マッチングアプリ業界が急成長していることがわかります。
また、MMD研究所が出しているデータでは、恋人探しをしたことがあると答えた人に「恋人を探す際の出会い、場所や手段」を聞いたところ、
「マッチングアプリ」と答えた人はなんと42.6%(21年9月)にのぼります。出会いの場として職場や学校、合コンなどを退け、第1位を獲得していました。

私の想像をはるかに超えていました。
しかも、若い人の話かと思って読んでいたんですが、実は最近のトレンドは中高年の利用が多いとのこと。
いよいよ中高年もデジタル化しているようですw

さて、この結果はコロナでリアルが分断されたことが大きな要因だそうです。ま〜確かにうなづける理由ですね!

さて、ここからが今日の本題です。
マッチングアプリを利用する理由は、
「職場や合コンなどで無駄な出会いをしたくない」
「リスクのある職場での恋愛は面倒」
「手っ取り早く自分好みの相手を探す方が得策」

と書いてありました。

しかし同じ調査で、マッチングアプリ利用者の44.6%がなにかしらのトラブルに見舞われたことがあるとのこと。
トラブル内容は「恋活・婚活ではなく性行為が目的」や、「ネットビジネスや宗教の勧誘」などがあるようです。

利用する動機に「面倒は嫌」、だからアプリで気軽に出会いを求めようと思ったのに、約半数の方が何らかのトラブルに巻き込まれているという矛盾したデータがあります。

これは私の考えですが、まず、人間関係において、無駄、面倒、という思考はそもそも違うんじゃないかと思うのです。

旧来からあるリアルの出会いであろうが、スマホ経由のデジタルの出会いであろうが、どちらを選択しても煩わしさやリスクは存在します。
最近はITの進化によって最適化された便利なものに慣れすぎて、煩わしいと思うレベルが低下しているように感じます。
また、人間関係という合理化が難しいところを、デジタルで最適化しようとすることも少し違う気がします。

確かに職場だとうまくいかなかったらどうしよう、、とか、別れたら、、とか、すごくわかります。
でも、お付き合いをする前の事前情報はたくさんあるはずです。
一方、マッチングアプリの利用は入口が容易であっても、その後リスクが存在したり、どんな人なのかを深ぼる必要があります。
結局、どちらも同じように時間がかかるはずです。

恋愛に限らず、人間関係とは「無駄、面倒」という思想を持っていると、そもそもうまくいかないと41年生きてきて思うわけです。

記事を読んでいて、そこが非常に気になるポイントだったので取り上げました。
人と人が良い関係を築くには、そもそも時間がかかるし無駄なこと、面倒なことも全部ひっくるめてのことなんでしょう。

しかし一方で、ITに携わる私はこの無駄、面倒という課題をいかにデジタルで最適化するかにも興味があります。
インターネット時代が到来してはや約30年。次々と進化する中、この分野だけはまだまだ最適化できていないことを知ると、
そこにビジネスチャンスがあるのは間違いなく、夜な夜な妄想に耽るのも楽しくなります。

ちなみに、結婚相手紹介サービスのZWEIから、「社内恋愛への意識」についてのアンケートでは、社内恋愛をOKとする男女が全体の8割いるそうです。

デジタルが盛り上がる一方、昔ながらのアナログな手法も支持されている事実を見ると、本当に人間の攻略は難しいものだと痛感します。
だからこそ面白いんですけどねw

また来週お目にかかりたく思います。

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