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会社を辞める時、本当のことって言いますか?

いつも読んで頂きありがとうございます。
Amuletの迫頭です。

気づけばもう12月。今年も終わりますね〜。
みなさんはジャネーの法則って聞いたことあります?
歳を重ねると、時の流れを早く感じるってやつ。あれ、ほんとですw

1年の節目。この時期は転職を考える方が増えるタイミングでもあります。
そんな中、先日こんなニュースを見つけました。
“本当の退職理由”は何か? 転職した人に聞いた

要は退職時に、本当の退職理由を伝えているかどうかというお話です。
エンジャパンの転職サイトで利用者約1万人からとったデータとのことなので、信憑性もあると思います。

まず、43%の方が本当の理由を伝えていないというデータがありました。

この数字を見る限り、約半数の方が本当の理由は話さないようです。

では、その方々の本当の退職理由はなんなのでしょうか。


予想通りではありますが、「人間関係が悪い」という理由が全体平均で第一位でした。
次いで「給与が低い」「会社の将来性に不安を感じる」と続きます。

では、会社側に伝えた理由はなんだったのでしょうか。

「新しい職種・業界にチャレンジするので退職します!」

確かに多くの方が使っていそうな退職理由ですよね。当たり障りのない退職理由。

今後の参考にと、多くの会社で退職者面談を実施していると思いますが、このデータから察するに半数はきちんとした理由は出てこないということです。

まずはこの事実を受け止めることが大事なのかなって思っています。
多くの人は辞める時に波風を立てたくない。なので、退職理由を真に受けてしまうとあまり意味のないリサーチになってしまいます。

では、退職時に本音を言ってもらえるようにするにはどうすればいいのでしょうか。

残念ながら、そんなウルトラCはないわけで。
普通に考えれば、わざわざ去り際に伝えにくいことは言わないですよね。

だから、日頃から1on1など接点を増やして関係性を築いていくことが重要なのかなと思うわけです。
退職する時に本音で語ってもらうことを期待するよりも、常日頃の変化を大切にしましょう。

とはいえ、どんな取り組みをしていたとしても会社的にすぐ対処できないような退職理由も出てくると思います。
それはそれとして、計画を立てながら改善に取り組んだり、合わせ技で解決したりと工夫することも考えましょう。

まずは先程のアンケートにもあった通り「人間関係」に悩みを抱えている方が多くいらっしゃいますので、
そういったところに気を配って、本音で話してもらえる関係性を作るところから行っていただければと思います。

できること、できないことの切り分けをして、できることに注力する。
そうすることで退職者が出たとしても悔いが残りにくく、今、やれることはやっていると思える状況を作り出すことができるのではないでしょうか。

現代の日本では少子化の影響もあり、採用がどんどん難しくなっています。
そんな中でもありますし、せっかくのご縁と考えれば、採用した社員に対してしっかりと悔いのない対応をしていきたいものですね。

事象が起こる前に、その前兆を感じ取って予防策を立てること。
それが、今日お伝えしたかったことになります。

2023年を迎えるにあたり、今一度こういったところにも目をくばりながら、
新しい一年の戦略を考えるにも良いタイミングではと思います。

ではまた来週、お目にかかりたく思います。

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