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日常のテクノロジーで未来が変わる:結核検出とスイカの選び方まで

いつも読んで頂きありがとうございます。
Amuletの迫頭です。

先日新聞を読んでいたら「せきの音で結核 AIが判別」というニュースを目にしました。

この取り組みは米ワシントン大学で実施され、8割の精度で見つける人工知能の開発というもの。
音声を集める際に使ったのはスマートフォン。
改めてスマホの性能には驚かされるんですが、私がこのニュースを見た時に思い出したのはもう10年以上前にスマホアプリでスイカの食べごろがわかるというアプリのこと。
今でもググると出てきますが、対象物は違えど音声で判別するというのは一緒です。

結核は世界の三大感染症で、毎年約1000万人が罹患し、130万人が亡くなる、単一の感染症としては新型コロナを除いてトップ。
凄まじく意義のある取り組みです。
罹患者の9割は発展途上国で、毎年未診断のまま感染し、命を落とすケースがあるのを考えると、このスマホで診断ができるという点について、特別高価な機器がなくても診断ができる点が秀逸です。

一方、スイカの食べ頃というほっこりしたテーマを同様の構成で検知していた事実があり、この間似たようなシステムが出てこなかったのかとふと疑問に思いました。

きっとあるんだと思いますが、私の拙い情報網には届いていないので、探すとまだまだありそうな気がしますが、
改めて思ったのがスマホが当たり前になりすぎて、こういうアイデアを考えることもなかったということ。
10年以上前のスマホの性能と今を比べると段違いですし、きっともっとできることがあるんじゃないかと改めて考える機会になったことが、今回一番の収穫でした。

最近ITネタを探しても、生成AI一色で「あ〜またそれね」みたいな感じで見ていましたが、手元にあるスマホを使ったイノベーションはきっと出てくると思って、最近あれこれ考えるようになりました。

スイカの食べごろと結核では高低差ありすぎて耳がキーンってなりますが、きっと面白いアイデアの種が眠っていると思います。
スイカだけに種、おあとがよろしいようで。

今週もお読み頂きありがとうございました。
また来週お目にかかりたく思います。

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