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演劇。

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melody’s『Dreamtime』稽古メモの断片6/7-

melody’s『Dreamtime』稽古メモの断片6/7-

居る事をする 死に見える
⁇と海のおと

「ドアの隙間から」の水につなげる

「宿」
「倉庫」
「Vote」
レオ君が音の作業?
リサさんが誘導
龍がTELとか
床との接地面。音
壁を使うのよい。

水をのむ◯
トイレにいく。帰りながらセリフを読む

倒れたときの目は開く?

2/45 2/30 1/15
2/45 3/45 5/45

「コーヒー」
「子ども」
「夕暮れ」
「葬儀」
「20

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AMCF 2022/6/16

AMCF 2022/6/16

カトゥエで娼婦の家に泊めてもらった。カトゥエはウガンダの首都カンパラ郊外に広がるスラム街だ。スラムと言っても赤土の道路脇に整然とトタンと木と赤土の煉瓦で出来たバラックが並んでいて、ドラマみたいにギャング蔓延る廃ビル群があるわけでは無い。

滞在2日目に見つけた屋上レストランは、ライフルを持った警備員が開けてくれる鉄格子の扉を抜けると、客同士の目線を遮る沢山の植栽の他には、屋根も壁も何も無い。

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第四の壁

第四の壁

「世界とは個人の作り出した虚構である」という考えは、心の仕組みが解き明かされつつあり、他者の存在を未だに確立できない現代に於いて、かなりの程度リアリティを持っている。
その視点へ立つと「第四の壁」を破ることは、観客へ能動的鑑賞を促し、批判的視点を持たせることをもはや意味しない。
むしろ、演劇の「観客が自らの記憶を投影し初めて完成する」と云う機能へ向き合う為、作り手が必然的に破ってしまうものなのだ。

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捜索は終了しました。

捜索は終了しました。

スペースワールドがあった広大な敷地には、ボーリングを済ませた重機が立ち並んでいた。
正確にいつ取り壊され始めたのか僕は知らない。
女性の悲鳴とセットになった、巨大なハサミに掴まれたスペースシャトルの耐熱シールドが、ミシミシ剥がれハラハラと地面に降っていく光景はTwitterのTL上で何度も流れてきたので記憶に焼き付いてはいるんだけれど、年日を覚えるのが苦手な為にそれがいつだったのかあやふやだ。

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裸の女。

飛沫の音に浮かんだ裸の美女は、風呂場から響漏れるおじさんの咳で溶けた。
現実の刺激から飛び出した夢想は放物線を描いている間にだけ存在し、現実の床へぶつかってひしゃげる。
もしパラレルワールドが存在して現実がドミノみたく平行に並んでいたら、夢想は放物線を描かずに時間のx軸を延々と飛び続けているのかもしれない。
夜道、僕は交点にいたのだ。