普通の女はメンヘラには勝てない

『普通の女はメンヘラには勝てない。』

これは昨年私が身をもって感じたことです。

私は良くも悪くも本当に普通の女です。
女性からはおもしろいとか、何やかんや言われることはありますが、男性からするとなんの面白みもない少し冷たい女だと思います。

さらに、お付き合いしていた男性から振られてお別れすることも多いです。
その際、何度も言われたセリフは、

『きみは俺がいなくても生きていけるでしょ。』

この言葉は本当に嫌という程言われました。
昨年、短期間お付き合いしていた男性にも、この言葉を言われて結局お別れすることになりました。

結局のところ、その男性は私も知っている女の子とお付き合いしているとのこと。

その子は20代半ばのキラキラ女子。
そして、依存体質のいわゆる【メンヘラ】と周囲から呼ばれている女の子でした。

---

私はその時ひしひしと感じたのです。

メンヘラ女子は男性の自尊心を高めるプロ

なのだと。

正直、私は相手に依存するタイプではありません。

これだけ女という生き物についてグチグチnoteに書くくらいなので、サバサバしているとは全く思いませんが、
相手に管理されることも好きではないし、
自分の仕事や私が決めたことに意見されることも好まないので、基本的に相談もしない。

自分の経験値が足りないなと心の底から思う時や、
この人の考えが聞きたい！と思った相手が彼氏であったことがほぼないので、結果的にそうなっているだけかなあとも思います。

だから、日頃から連絡を取っていてもそこまで返事が気になるような内容の話もしないし、
ある程度のことは自分で決められるので連絡を急かすこともないです。
結果的に、あまり連絡を取らないという結果になりがち。

だけどメンヘラ女子は違います。

彼女たちは、圧倒的に好きな相手を頼りにできる女の子なのです。

連絡を待っていなさそうな女に連絡をするよりも、きちんと待っていてくれる女のところに行きたくなるのは当然だし、小さなことでも頼りにされたら嬉しいものなのだと気が付きました。

単純に、私の行動ってかわいくないよねってことです。

俺がいなくても生きていけるでしょ、というのはごもっともで、それを言われた今も私はそれなりに楽しく生きているので、本当にその通りなのです。

---

でも、私だって図星をつかれて傷つかないわけではない。

相手を好きな気持ちに変わりはないから。

私は自分のことは自分で決めたい気持ちは変わらないけど、相手を好きじゃないから頼っていない訳ではないです。

お付き合いをする上で、好きな気持ちはきちんとあります。
ただ、相手に対して頼りにしなさすぎたり、
相手が考えていることや私に対して思うことに興味が無さすぎるのも失礼なのだなあと思い直しました。

メンヘラ女子と呼ばれる女の子たちはいつも相手の気持ちの変化を気にしていて、
そのせいで激しく落ち込んだりもすることはあるけど、きっとその気持ちの上下すらかわいいと思わせられる人種なのだと思います。

---

でも、なんとなく思ったことは、
私は今まで付き合ってきた男性のことを心の底から好きじゃなかったのかも、ということです。

自分の考えを曲げるほど、頼りたいと思うほどきっと相手を尊敬していなかったんだろうし、
早く彼がなんて答えるか知りたい！と思うような疑問や質問も思い浮かばなかったし、
実際、今までお付き合いしてきた男性とお別れしても今がいちばん楽しいし。

つまりはそこまで大切に思えていなかったのかなと。すごく失礼なことをしてきたなあと反省しました。

彼氏がいないとなんとなくつまらないから、という理由で付き合うのはもうやめにしようと思った去年の夏の出来事でした。