年が明けた

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。

そんな言葉を、住み込みバイト先の有馬で何度も発した。
私の任期は1/20までで、
「今年も」と言っても、短い間だなぁと思った。

年明けの瞬間は、誰もいない有馬川で1人、
コンビニのおしるこを買って迎えた。
有馬はとても寒くて、せっかく買ったおしるこがすぐ冷えてしまうといけないので、急いで寮に戻った。

そんな年越しだったので、
「年が明けた!」「Happy New Year!」といった感覚があまり無かったのだけれど、
私が勤める老舗旅館ではこれでもかと豪勢な料理が提供され、広間は松竹や花で鮮やかに彩られていた。
私はそれらを配膳する度に、年が明けたのだと実感していった。

2023年も、終わってしまったんだなぁ。

2023年は本当に激動の1年だった。
忘年、といった意味も込めて2023年のことはあまり書かないでおこう。

ありがとう、2023年。
さようなら、2023年。

私は今年もきっとそれなりに楽しく過ごすし、そうやって少しずつ年を重ねるんだろう。

今年はもう少しだけ、
優しい大人になれたらいいな。
よろしくね、2024年。

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