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湯を沸かす

コーヒーより紅茶派。紅茶の淹れ方講座に出たこともあるし、一丁前にお気に入りの茶葉なんてのもあったりします。
沸騰したてのお湯を使う、というのが定石なのですが、いろいろ諸説あるようです。

こと、この辺の水道水は硬水寄りであるようで、紅茶の本場、イギリスに近い部分があります。
水を沸かし続けると独特のエグ味が出てくるのはミネラルが多い硬水の特色のよう。

八戸の三島というところでは有名な硬水が出ており、自サイダーとしても販売されています。近辺の水道水もまあ似たようなものです。どれぐらい硬水かというと、一回シャワーを使っただけで鏡が真っ白になります。水回りのありとあらゆる銀色の部分は、相当なきれい好きでなければピカピカを維持するのは難しい。毎日水垢との格闘なのです。

そんな一癖も二癖もある地元の水ですが、こと紅茶に関してはイギリスの環境を再現できるんじゃないかと思っています。あちらの国では水の臭さを消すために紅茶をたしなんでいた側面があるとかないとか。(まあ産業革命当時は水源の川の汚さもあるようですが……)

そんなわけで、この辺の水で紅茶を飲む場合、一度だけ沸騰させた沸かしたてのお湯でお茶を入れる、という意義が体感で分かります。

二度三度沸かしたお湯で入れた紅茶はそれはそれはまずいですよ。
このエグいまずさのイギリスの悩みが分かる紅茶を試してみたい方は一度八戸のお水でお試しください。紅茶フリークであるほどなるほどねえってなると思います。

蟹沢水源のもまあなかなかのなかなかですよ。

おいしいのじゃなくてまずいのをお勧めする記事ってどうなんだと思いつつ。紅茶好きにだけでも分かってほしい感はあります笑


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