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「あなたのために」の言葉の裏に隠れていること

「あなたの成長のために」
「あなたの今後のために」
みたいな意味で、
「やっておいたほうがいい、いつか役に立つ」
と言われることがある。

自分よりも年上の人から言われることが多いので、
自身の経験から「やっておいて損はない」と思っての助言なのだろう。

ただ、残念ながら、言われた本人は
なんでやっておいたほうがいいのか、
全然分からないのである…

「やっておいてよかった」
という日がくるまで、それは分からない。
なんなら、そんな日はこない可能性もある。

そうなると、ただモヤモヤが残るだけ。

そんなモヤモヤを残さずに伝えるとしたら、
どんな言葉を使うのがいいのだろうか?

そして、「あなたのために」という言葉は、
「成長する気はありますか?」
「意欲はありますか?」
と、試されているように感じてしまう。
そして、本人の意思でやってみることを決めた事実を作るために誘導されるような…

結果、やってみたら面白くて勉強になり、
感謝をしたい気持ちになったとしても、
あまり良い気分にはなれないかもしれない。

「あなたのために」は魔法の言葉。

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