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株式会社シャペロン(旧・フラジェリン)に入社しました

※株式会社フラジェリンは2023年2月に株式会社シャペロンへと社名を変更しました。(2023年6月追記)

株式会社フラジェリンのsrkwです。今年の6月に前職の株式会社リブセンスを退職し、フラジェリンに入社しました。この記事では入社エントリとして、今後フラジェリンへの入社を検討してくださるエンジニアの方向けに、この記事を通して「なぜsrkwがフラジェリンに入社することにしたのか」「フラジェリンのいいところ」「2022年現在フラジェリンと合わないかもしれない人」の3つをご紹介できればいいなと思っています。
少し長めの記事になってしまったので、是非流し見して頂きつつ興味関心に沿う見出しの段落だけでもご覧頂けると嬉しいです。

なお、当記事で紹介する内容は全て2022年9月時点での情報になっています。数ヶ月後には状況が変わっている、ということも予想されますので、具体的に選考参加・入社をご検討いただける方は、「この記事で書かれてたこの項目って今どんな感じです?」と聞いていただけると有り難いです。

なぜフラジェリンに入社することにしたのか

前職のリブセンスも大変よい職場だったのですが、学生時代から「スタートアップでエンジニアとして活躍して、世の中の課題解決に取り組みたい」という気持ちがありました。新卒で前職に入社してから丸4年が経ち、20代も終盤に差し掛かったところでそろそろ、という気持ちになったので、転職活動を開始しました。
以下、転職活動の中で「フラジェリンに入りたい」と思ったきっかけをいくつか紹介させていただきます。

素人目線で事業ドメインが最も理解できず、興味を持った

今回自分が正式に内定をいただいた会社はフラジェリンを含めて3社で、1社は教育系、1社はコスメ系、そして3社目のフラジェリンが製薬系でした。(おそらく多くのwebエンジニアにとってそうだと思いますが、)この3つの領域のなかでは製薬業界が最も接点がなく、中で働くことで新しい世界を知ることが楽しそうと思った自分は、違和感と同時に強い興味を持ちました
日本における製薬業界というと「巨大な企業がひしめくレガシー産業」という印象を持っていましたが、CEOおよびCTOの話を聞くと「なぜフラジェリンが必要とされるのか」の論理がなんとなく理解できる・信じられるようになり、高い参入障壁の中でこれまでにないプラットフォームを作るというチャレンジが面白そうだなと感じました。
詳しくは是非CTO面談およびCEO面談で話を聞く機会を設けていただけると嬉しいです。

選考プロセスがとても丁寧で、チームとしての誠実さを感じた

今回面接を受けさせていただいた企業さんにはすべからく丁寧に対応していただきましたが、特にフラジェリンには長い時間をとって期待値のすり合わせをやって頂きました。選考プロセスではCTO・社員4名・CEOとの面談を設定して頂き、「技術的な課題感」「事業の展望」「現場で働くなかでの楽しさ・課題感」など、さまざまな視点での話を聞くことができ、求職者として不安に感じる要素を徹底的に潰して頂けた点がいち求職者としてありがたいなと感じました。

不安を潰す作業は面談だけではありません。選考中にgithubリポジトリへの閲覧権限を頂き、社内のコードを見ることができました。自分が受けた会社の中で選考期間中に実際のコードが閲覧できた会社はフラジェリンだけでしたが、やはりいちエンジニアとしては「入社してみたらとんでもなくレガシーな技術を使っていた」「内製フレームワークによるオレオレ実装が横行していた」などの事象には遭遇したくなかったので、事前にコードを見ることができたのは、とても安心感が強かったです。

また、選考中にチームの週次の振り返りMTGにも参加でき、日々のコミュニケーションを観察することもできました。「入社してみたら罵詈雑言が飛び交っていた」「誰も発言しない殺伐とした環境だった」という状況も避けたかったのですが、その点がある程度解消できた点も、入社に関する不安感を払拭するきっかけになりました。(なお、入社後もMTGの様子に変化はありませんでした。)

以上3つの選考プロセスを通じて、とても丁寧に対応して頂けたなと感じました。スタートアップというリソースの少ない会社にこれだけの工数を割いていただけることは純粋に嬉しく、入社したいなと感じた要素になりました。

”スタートアップ”なのに、落ち着いた方が多かった

高校生時代に「ソーシャル・ネットワーク」を観てスタートアップに興味を持ち、大学生の頃に”渋谷スタートアップ”界隈のツイート・記事を見て憧れた自分のイメージとしては、スタートアップは常に過酷な環境でも熱量高くビジョンを共有し、同じ場を共有することで非連続的な成長を目指す、熱狂的な組織というイメージがありました。一方で自分はどちらかというと熱量の高い、雑に言えば「体育会」的なコミュニケーションが苦手で、スタートアップに挑戦したい気持ちと自分の性格との狭間で悩むことがあるのかなと想像していました。

フラジェリンは今回自分が内定をいただいた会社の中では最もフェーズが若いにも関わらず、最も落ち着いたコミュニケーションを好む方が多い、という印象を受けました。CTO・CEO・社員4名との面談でも抽象的な目標やビジョンなどについての話よりも具体的な目の前の課題や中期的な計画の話を聞く機会が多く、いい意味で「熱狂」していない、地に足のついた冷静なチームだなと感じました

上記のような雰囲気に加えて、フラジェリンは東京・大阪にオフィスを持っていますが原則リモートで、人間関係やコミュニケーションの性質などで悩むことはかなり少なそうだなと感じ、自分の性格と照らし合わせると親和性が高いのかなと思い、入社理由の一つとなりました。

技術的・組織的な課題と自分の興味関心が強くマッチした

自分の場合は「フロントエンドのアーキテクチャがややレガシーなものになっており、モダンな最適解を検討したいが手が足りていない」「デザイナーが社内におらずデザインに関するルール整備も間に合っていないのでなんとかしたい」あたりの課題と自分の興味関心・スキルセットの親和性が高く、入社後にやれる仕事としてとても魅力的に感じたので、入社したいなと感じました。

フラジェリンのいいところ

入社後してみて感じたフラジェリンのイケてるな〜と思うところをいくつか紹介させてください。挙げている内容はどれも企業として当たり前のことのように見えるかもしれませんが、「スタートアップなのに他の企業と同じかそれ以上に当たり前のことがきちんと整備されている」というところが伝わると嬉しいです。

エンジニアリングで製薬業界を変革できる可能性がある

製薬業界には薬機法などの制約や、長い歴史ゆえの複雑な慣習が多く存在しています。それゆえ、製薬業界に馴染みのないプレイヤーが参入するにはかなり障壁が高く、知識や経験が全くないチームでは成功の可能性が極めて低い業界だと思います。
フラジェリンのCEO及びシニアPdMは製薬業界出身、CTOは医療業界向けの開発業務の経験があり、業界の制約や慣習に詳しく、妥当性の高い仮説を立てる土台が整っていると考えています。また、既に導入して頂いている顧客企業様との密なコミュニケーションの中で、日々業界やユーザーの課題を学ぶことができます。
高い参入障壁の中で、製薬業界に馴染みのないエンジニアでも課題解決に取り組むことができるのは、「日本のレガシー産業を改善したい」という想いのあるエンジニアにとって、とても楽しい現場なのではないかなと考えています。

個人のチャレンジを応援する文化がある

フラジェリンには「誰が言ったか」ではなく「何を言ったか」をチームで丁寧に吟味しようとする雰囲気があり、またCEOやCTOといった役員層とも密なコミュニケーションを取ることが可能です。この二つを背景として、入社後1ヶ月であっても手を上げた人のチャレンジを応援する文化があり、さまざまな経験をすることができる職場だと考えています。
自分の場合は入社1ヶ月後にフロントエンドの長期的なリファクタPrjを立ち上げ、入社2ヶ月後にUIの責任者を希望したのですが、いずれも「やってみなはれ」的な任せ方をしていただきました。「入社後しばらく不思議な下積み期間がある」というような雰囲気ではないことが伝わると嬉しいです。

個々人の「やりたい」を尊重する職場です

現状人よりも席の数の方が多く、やりたいことはなんでもやれる環境だと思いますが、正直逆に言うと「人が足りていない」の一言に尽きます。。w
ただし、後述する通りフラジェリンは取り組みに対しては誠実に給与を支払う会社なので、0から会社を形作るプロセスを楽しめる方にとっては、安心して挑戦できるとても働きがいのある職場かなと思います。

PC購入補助&リモート環境整備支援金

入社時に業務上必要なPCが支給される(2022年6月時点ではMacの場合はMacbook Pro 14インチ 2021 メモリ16GB SSD 512GB)のと、10万円を上限としてリモート開発環境の整備支援予算を利用することができます。加えて後述する自由経費もあり、入社するメンバーへの金銭的なサポートはかなり充実している印象です。(具体的な金額は2022年9月時点でのものであり、今後増減する可能性があります)
自分の場合はこの制度を利用して業務用PCに加えてLGの34インチ ウルトラワイドディスプレイとHHKB BTを購入しました。転職するにあたって前職の備品の返却に伴い一時的に環境整備コストがかかってしまう方も多いと思いますが、このあたりを会社が負担してくれるのはありがたいなーと感じています。

自由経費

社員1人あたり最大年間12万円(入社月によって変動)の自由経費を利用することができます。この予算の利用使途は人によってまちまちで、働く上で必要なものの購入をサポートしてくれる制度になっています。社員それぞれ、勤務中に飲む飲み物や、お菓子、椅子、机、書籍などをこの経費で購入しています。
自分の場合は主に書籍の購入をこの経費で行なっています。これまでは自分が読みたいと思った本が4,000円を超えてくるとまず費用面で一度悩んでいたのですが、フラジェリンに入社して自由経費が使えるようになったことで、本を買う頻度がとても増えました。(一旦積読までは進めたので、読む時間の確保を頑張っている途中です!)
日々の業務や自己研鑽を行う中で、給与以外で費用面のサポートを受けられるのはイケてるな〜と感じています。

その他、働きやすさを支える各種制度が整備されている

フラジェリンはフレックス制度を導入しており、2022年9月現在、コアタイムは11時〜15時になっています。また、主要な参加必須のMTGは原則コアタイム内に止めようという雰囲気があり、さまざまな働き方が可能になっています。自分は極端な夜型で朝9時からのMTGなどは原則出づらいのですが、コアタイムの運用が比較的きちんとなされているので、例外なく毎日11時から稼働しています。

また、給与水準は他の企業と比べて同等の水準だと認識しています。CEO曰く「自分たちのドメインはexitまで時間がかかる。中途半端に年収をケチるのではなく、他の企業にも劣らない水準の給与で腰を据えて取り組んで欲しい」とのことでした。退職後も行使できる信託型SOの導入も完了しておりますが、「SOがあるので一旦低い給与で」というスタンスではなく、EXIT(ひいてはその後の更なる発展)のために働く全ての従業員にとって、経済的不安を感じずに働ける職場になっているかなと思います。

加えて、有給の取得にも一切心理的障壁はなく、多様な場所・家庭状況で働く社員にとって働きやすい雰囲気になっていると感じています。フラジェリンには家庭を持つ社員も多く在籍していますが、家族の体調不良などのプライベートのアクシデントにも柔軟に対応できる仕組みになっているのも、働きやすさを支える要因になっていると考えています。

開発環境が比較的モダン

利用技術は比較的モダンで、極端なレガシー技術に疲弊することはないと思います。また、チーム内でもリファクタリングを積極的にやっていこうという雰囲気があり、定期的に利用しているライブラリやアーキテクチャの見直しが行われているのは、急激な成長を狙うスタートアップなのに守りの姿勢も崩しておらず、良いことだなと感じています。

2022年現在フラジェリンと合わないかもしれない人

ここまでは「フラジェリンのここがいいよ!」というところを記載してきましたが、一方で合わない人というのは一定数いらっしゃると思います。僕なりに、現時点のフラジェリンでは幸せになれないかもしれないなと思うエンジニア像について紹介させてください。

密なコミュニケーションで家族のようなチームを作りたい人

フラジェリンは企業Value(行動指針)に「オフィスがなくても機能する」を挙げており、中長期的に原則リモートでの活動が続くことが見込まれています。また、前述した社内の人の雰囲気も背景として、個人的には「チームで同じ場所に集まって、一緒に楽しく熱狂的に働く」ということは難しいかなと感じています
僕から見た今のフラジェリンは「各領域のプロが集まって、冷静な議論を重ねながら虎視眈々とプロダクトの成長を狙う」という雰囲気なので、いわゆる「部活感」「家族感」を醸成しながら働きたい方にはフラジェリンをお勧めしづらいかなと感じています。

整備されたルールの上で開発に集中したい人

これまで述べたような良いところはたくさんあるものの、一般的な企業と比べて整備が整っていない箇所もたくさんあります。目下各領域の担当者がルールの整備をしているところなので「2週間前とやり方が違う」「どうやったらいいかわからないのでまず議題に上げる」ということも毎日のように発生している状況です。
これを踏まえて、「自分で手を動かすことは避けたいが、ルールが整備されていないことに不満を感じやすい」という方は今のフラジェリンとは合わないかなと思うので、是非ルールが整ってから改めてお誘いしたいなと思います。

まとめ・さいごに

まとめると、僕はフラジェリンを「十分に高い給与水準と充実した福利厚生のもと、優秀な同僚と共に安心して日本の大きな課題に挑戦できる会社」と捉えています。フラジェリンのやろうとしていることは世の中のとある人々を幸せにできるという仮説・確信もあり、またスタートアップらしく独自のポジショニングを確立することを目指せる土俵を選択できているとも思います。
少しでも興味を持っていただけた方には是非応募・応援して頂けるととても嬉しいです!

採用情報は以下をご覧ください。


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