初めてNONSTYLEを見に行った時の衝撃
「どうもーーNONSTYLEです。よろしくお願いします。」
高鳴る胸の鼓動を抑えるのに必死だった。スーッと周りの拍手の音が聞こえなくなるぐらい驚きを隠せなかった。
というとだいぶ大げさではあるが、初めてお笑いを生で見た19歳の私からはこれくらいの言葉を送りたい。
初めてNONSTYLEを知ったのは何年も前のエンタの神様だった。
「ノンストップの爆笑漫才」
なんのネタをしていたか全く覚えていないが、
録画を何回も見直したりYouTubeで昔のネタを見たりとにかく面白かった。
ー4年前ー
世の中を震わせたウイルスが世界を覆っているとき、Twitterで芸人さんたちが少しでも世界が明るくなるように、こんな時だからこそと面白おかしいツイートをしてくれていた。
NONSTYLEの井上のツイートに引用リツイートでキレッキレの返信をする石田。
Twitterでも漫才ができるなんて。
井上「ねぇ!?そっちいってもいい??(自撮り)」
石田「そっちというのはあの世でよろしかったでしょうか?」
その時私の心はがっちり掴まれてしまった。
いつか必ず生で漫才を見に行こうと思ったきっかけである。
ー2023年11月4日 梅田劇場ー
音楽ライブにしか行ったことのない私はまず舞台と観客席の近さに驚いた。
表情を1から100まで読み取るのは難しいが漫才を見る分には十二分である。
軽快な音楽とともにNONSTYLEの二人が出てくる。
挨拶からの光の速さで飛んでくる石田の井上へのボケ
"漫才は生もの"という言葉を聞いたことがあった
ものすごく、ものすごく実感した。
その場でしか味わえない空気感や、アドリブ、何から何までその時しか見られない特別感が最高だった。
私が一番衝撃を受けたのは、こんな大勢の人の前で何分も話し続け、お客さんを一人残らず笑わせるこの人たちは後にも先にもプロなんだと。兎にも角にもプロフェッショナルを感じた。
来年も必ず見に行こうと誓いました。
「もうええわ、ありがとうございましたーー」
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