30代のはじまりに思うこと

20代が終わった。今日こうやってnoteを書いていてもあまり実感がない。

だけど、去年自分と向き合い始めた時から、今日のこの日に旗を立ててきたから、自分で回収して30代をスタートしたい。

「あるもの」と「ないもの」

20代、色んなことがあった。………色々あったな〜〜〜

「楽しかったか？」と聞かれたら、素直に「楽しかった！」と即答できない。だってほとんどの時間を悩みながら過ごしてきた。

10代の終わりから、明確に「就職」というゴールを掲げていた。その為に頑張った。辛くても大変でも、ゴールに行けば幸せだと思ったし、だからこそ頑張れた。でも実際のところ「就職」はゴールなんかじゃなくスタートで、ただそこに辿り着けばそれだけで幸せなんてことは全くなかった。

20代の中盤からは本当に自分の人生は終わったと思っていて、自分で終わらせるという気持ちはないけど、正直30代、40代がくるイメージも湧かなかった。流れていく時間に身を任せきってしまうことも辛くて、なんだかずっともがいていた。

自分に「ないもの」が目について、それが欲しいけど自分には手に入らないと思って諦めて。今「あるもの」は持っていたくなくて、人には隠したくて、「ないもの」にしたかった。

ずっと1人な気がしていたし、自分から1人になろうともした。

自分を見つけにいった1年

去年の10月にグループコーチングで「コーチング」というものに出会ってから、1on1でのコーチングセッションを経て、スクールで学ぶ側になるまであっという間だった。私の29歳はずっとコーチングと共にあった気がする。

過去に置いてきた気持ちと向き合うことはそれなりにパワーが必要で、楽しいだけじゃなくて、苦しいことも多かった。というかそれは現在進行形で今もそう。

自分と向き合うことにたくさんの時間を使いながら、目標に向かって真っ直ぐ進んでいる人が羨ましいと思ったこともあったし、何でこんな遠回りなことをと思ったこともあったし、全然進んでないじゃないかと辛くなる時もあった。

「ないもの」としてきたものを「あるもの」として捉え直す、向き合い直す、認める、受け止める。

ずっとそれを繰り返してきて、やっと今自分のやりたいことが見えてきたような気がするし、自分を認めることができるようになってきた。この土台がなくて、走り出すなんて到底出来なかった。

人を知ることで自分を知る

ここ数年は1人でいたいと思っていたから、世界を広げることはほとんどしてこなくて、この1年で出会った人の数に自分でも驚く。

SHElikes、THE COACH、ふたつのコミュニティに入ったことで、本当にたくさんの人と出会った。出会っただけじゃなく、濃い繋がりが出来た。

自分じゃない誰かのことを知ること、自分のことも知ってもらうこと。そこから自分の輪郭がはっきりしてくること知ったし、それをずっと体感していたような気がする。

もっと自分の話をすれば良かったし、人に頼れば良かったし、頼って良かったし、1人でどうにかしなくたって良かった。自分は本当は人が好きで、上辺じゃない繋がりが欲しかった。そういった気持ちに気づけたことも、本当に良かったと思う。

「人に恵まれてる」なんてひとことで表してしまうのが気が引けるくらい、この1年で関わってもらった人たちの存在は大きい。本当にありがとうございます。

30歳をどう生きるか？

何になるとか、何をするとか、そういう目標も大切だけど、やっぱりまずどう在るかから大切にしたいから、自分との約束を決めておく。

・「あるもの」を見る
・私は私のやりたいようにやっていいし、やれることを信じる
・人の気持ちを勝手に背負わない
・手放して良いものは手放す、手放せる
・自分の内側に矢印を向け続ける
・素直で謙虚でいろ（＝自分を下げるのではない）

あと、コーチングを学び始めてから、コーチとしているならこうあるべきという気持ちがずっとあって自分を縛ってきたけど、ただ私が生き生きと楽しそうにしていれば良いと最近気づかせてもらった。
コーチだからとかそうじゃないとか、そういうことで外に出すことを躊躇うのはやめようと思う。全然つまんないから。

気の利いたことが言えたりとかするタイプではないし、そういう意味では面白い人間ではないけど、いつも楽しそうで面白い人でいられたら良いなと思うし、そう在りたい。

30歳は、在りたい自分でいるために、色んな人の力を借りていくし、それをもって強くなった自分のパワーを使って良い循環を回していきたい。

✈️

色んな人に出会ったから、今私は1年前では考えられなかったような日々を送っている。けどそれはそもそも私自身が自分の人生をどうにかしたいと動きだしたからだと思う。そう思って良いと思う。

わけがわからないくらいたくさん泣いたし、全然まだ手放せてないこともあるし、在りたい姿には遠いし、通過点にいるけど。まずはこれを認めよう。

29歳の私、頑張ったな〜…。ありがとう。30歳の私、絶対幸せでいよう。