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「嫌い」が教えてくれたこと

自分自身がどんな人が好きで、どんな人が嫌いなのか…?
きちんと言語化できる人は、どのくらいいるのだろうか。

私は、社会人になって初めて、真面目に「嫌いな人」と向き合うことになった。学生時代の人間関係は、苦手や嫌いを少しでも感じたら、遠ざけた。会わないようにして、LINEやInstagramで削除した。

社会人になるとそうはいかない。大嫌いでも毎日顔を合わせなければいけない上司や同僚。大嫌いでも、1日8時間は一緒に仕事を進めなければならない。そう考えると、自分自身が円滑に仕事を行うためにも、突き放して嫌われるなんて圧倒的に損だった。だからこそ苦しいんだよね。

でも、嫌いな相手と毎日向き合うことで初めて、「どんな人が嫌いで、どんな人になりたくないのか」それを、ハッキリと知ることができた。だからこそ、「どんな人が好きで、どんな人になりたいか」も今ならハッキリと分かる。

好きな人ばかりに囲まれていた学生時代には、気付かなかった自分の価値観。「嫌い」と向き合うことで、沢山のことを学んだ。多くを与えてくれるのは、「好き」よりも、「嫌い」なのかもしれない。そして「嫌い」を知ることは、「好き」を知ることに繋がる。


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