PDF君
またしてもPDF君から不思議メールが届いた。
PDF君というのは私の車の担当営業のことなのだが、なぜ彼がPDF君と(私の中で)呼ばれるようになったかというと・・・
何年か前、かれこれ10年ほど乗っていた車に不具合が多くなってきたので、車検をディーラーに出すことにした。
出先で故障した時なんかはディーラーと仲良くしといた方がすぐ修理頼めそうかな~と思ったのだ。
もともとはディーラーで購入したのだが私が異動してその営業所は遠くなってしまったので通勤途中にある同じ系列の営業所へ寄ってみた。
その時店にいた若くて元気な営業の彼がそのまま私の担当となった。
古い車だから必要最低限の車検と点検でいいですよ~と言っているのに、
毎回ピカピカになるなんちゃらコートやら保険やら勧めてくる。
点検のたびに同じ会話をしているような気がしたが、まぁ営業トークはノルマみたいなもんなんだろう。
その彼の元で2回目の車検が近づいた頃、そろそろいかがですか?と買い替えを勧めてきた。
確かにそろそろ限界かもなと思っていたので
「そうですよね~、そろそろ考えようかな~」
と言った途端、前のめりになって
「ただいま候補を出して見積作りますのでお時間いただけますか?」
と言い出した。
そうだ、彼は営業だった 笑
でも今の車は動いてるし、急いでるわけでもないので
とりあえず条件と予算を伝え
「いい車があったらメールでリンクページ送っといてください~」
と言っておいた。
私は電話が苦手なのだ。
しかし彼はメールが苦手らしかった。
タイピングは怪しいし、四苦八苦して貼ったであろうリンクは店のHPから私も見ていた一覧ページだし
「他にもよさそうな車がありますがインターネット(インターネット!)には載っていないのでお会いしてお話できませんか?」
などと言ってすきあらば来店に持っていこうする。
「買い替えは急いでませんからそのネットに載ってない車のはPDFで送ってください~」と返しておいた。
その後のメールで別の車を勧めてきたのであれ?と思い
「前回言ってたネットに載ってない車はどうなりました?」と聞いてみたらしばらくしてそのメールが届いた。
ん?手書きってどゆこと?と思いつつPDFを開くと、、、
そこにあったのはたしかに手書きのメモだった!!!
この発想はなかったー!
どこをどう考えてこの方法になったんだろうか
「字が読みずらかったら」って心配するくらいなら
なぜそのキーボードで打たなかったんだ!?
私がPDFで送れと言ったからなのか?
で、その日から彼の名前はPDF君となった(私の中で)
その後も点検なんかで用事がある時はまず電話してくる。
「メールでって言ってるだろーがー!」と心の中で唱え、
何回かシカトするとようやく思い出すのかメールで連絡してくる。
向こうもめんどくせえ客だと思っているのに違いない。
今回は点検の予約を依頼するメールだった。
なげーよ!!!
途中でスクロールやめようかと思った 笑
一瞬いやがらせメールかとも思うが、違う、私にはわかる。
彼はがんばってすべての空き枠を手入力したんだきっと。
決してコピペではない。
時間の頭揃えるの大変だったね。(私も大変だった)
でも平日は仕事だって何度も言ってるよね、私、、、
覚えてないか、、、
脱力感を覚えつつ返信を打った。
「4/17(日)11:30~でお願いします」
短くてごめんね。
そしていつもサプライズをありがとうPDF君。