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本当の平和―「バンクシーって誰?」展―

2021.09.05
ちょっとかなりキタので記録。
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「バンクシーって誰?」展、行きました。例に漏れず私もバンクシーのことをよく知らないまま、展示名まんまの状態で挑みました。

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彼です。(つっても顔見えませんが。)


徒然なるままに。

Banksyのことはよく知らないけれど、作品の中で知っていった『彼』がいました。半分くらいの展示を見て、ガイドもあってようやくそこら辺から彼のことを知りはじめ、「なんとなくこんな感じかな?」と彼の人となりをイメージしました。

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ここら辺からです。

Banksy、実体いるか分からないとか1人じゃないとかも言われたけれど。(面白い。)
そのシルエットは人の様相をしているように思いました。
その人を知るということは愛を知るということ。無形が残る。

Banksyの展示を通して奥に込められた想いを知り、その想いは人を形づくり、そこから人を理解するという営みが美しかった。新しかった。

私はそのように世界を捉えている。
(最初はトリックスターみたいな人だなと思いました。)

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名前が無くとも実体が無くとも、作品があれば彼自身のことを知ることができるし、彼自身の視た世界も知ることができる。そんな風に思いました。
そして、そんな展示がなされていることに感動しました。

あとは、彼自身の作品を通してだけど、「普通はこう」という世界の配置を置き換えてメッセージを強調する・伝えるということが上手いと思ったし、その中に『平和』はあるのだと思いました。

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どちらか(いわゆる何か)に偏った世界観は好きではないし、葛藤に身を置いた者が見えた世界観というのがとても好きです。

みんながそれぞれの人生、過程を生きていく中で感じた選択肢とその葛藤の中には何がありましたか。私は平和を望む心があったのだと思います。自分の平和を望む心。

それを実現するために何をしてきたのか?というのが人生にかける問いだと思います。

どれだけ自分のために必死に生きて、考えたのか。

その本気な分だけ葛藤して、悩んだ分だけ自分の平和を知っているのだと思います。
自分の平和を知っている人は他人の平和を簡単に脅かそうだなんてしないと思うし、知ろうという準備がある人だと思います。切に相手のことを想う人です。他人の平和を知れる人は、世界を平和にする。

それぞれが望む個人的な平和は、個人的な平和では終わりません。私は他者と関わることなく一生を終えることはできません。

自分の中に平和はある。その平和を知っていますか?求めて葛藤していますか?
Banksyのように、人は想いでつくられ、想いで生きる人間です。平和は葛藤の狭間にあります。いつも。

本当の平和を求める。

励みになります☺️