見出し画像

2022.9.7 自然体で生きていけたらいいのに

 身体がだるい。眠たい。平日も休日も、ひたすらこんな感覚が続いている。転職を決意してから、仕事へのモチベーションも下がっていく一方だ。

 最近、外部から職場に不審な電話がかかってくる。あまりにもしつこくかかってくるので恐怖を感じ、周囲は私が電話に出ないよう配慮してくれているが、担当の社員は何も対策をしない。以前にも似たような事例があったのに会社は何もせず、見限って退職した人がいると耳にして、私も今の会社を見限った。業務は嫌いじゃないけど、今年いっぱいで辞めるつもりだ。
 もともとスキルアップも見込めず、契約社員とは名ばかりの体のいいアルバイトで、専門職にもかかわらず業務に見合わない給与体制…ストレスと疲労がたまって身体を壊しても、配慮義務を無視して退職を勧めてくる、こんな会社に留まる理由が無い。

 正直、辞めたあとのことはまだ考えていないし、考えられる状態でもないのだけど、1度限りの人生なのだから自分自身を大事にしたいのだ。こればかりは譲ってたまるものか。

 昨日、石田ゆり子さんの『天然日和』を読み終えた。
 石田ゆり子さんは、お若いとき(『もののけ姫』のサンを演じていた頃など)はあまり興味が無かったのだけど(ファンの方ごめんなさい)、『さよなら私』や『逃げるは恥だが役に立つ』などの最近の作品での纏う空気感や声に、次第に惹かれていった。

 読んだエッセイでも、えらぶったところがなく、文章も自然体。撮影のことを記したときもあるけど、ほとんどが何気ない日常を綴られている(それでも自分には遠い世界に感じるけれど。笑)。
 読みながら、きっとお仕事で辛いことやきついこともあるに違いないけれど、こんな風に日記にできるくらい日々を生きてみたいな、と思った。自然体に、飾らず気取らず、毎日を呼吸して生きていけたら、どんなに気持ち良いだろう。
 次作の『天然日和2』も一緒に買ったけれど、すこしお休みして、今度は寺山修司の詩集を読むのである。

 余談。
 最近、妹夫婦がトイプードルを家族に迎えて、うちの両親は孫ができたかのようにかわいがっている。人間がすきみたいで、わたしにも懐いてくれている。かわいい。
 ゆり子さんのエッセイに、とある猫のことが書かれていて、そのトイプードルのことがよぎって我がことのように思ってしまい、読みながら涙ぐんでしまった。