33.梅・いちご・ハスカップ仕事経過

 六月十六日、リンゴ酢を使った梅サワーを漬け、いちご酒を漬け、サワーの梅の実はカストリ梅酒にする、と書いた気がする。その辺の経過を今回は書いていこうと思う。

 八月一日、梅サワーから実を引き上げ、原液を瓶詰にした。

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 七〇〇ml程度の瓶に一本と三五〇mlくらいの瓶に三本。多い。去年こんなにあっただろうか。

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 取り出した実を少量の氷砂糖と一緒にウォッカに漬けた。これを半年置くつもりだったが、昨年半年置いた物が少し渋かったのを思い出したので、今年は五ヶ月で引き上げようと思っている。つまり引き上げ予定は元日だ。来年じゃねーか!

 そして二ヶ月で引き上げる筈が忘れてて数日経過したいちご酒がこちら。

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 美しいアンバーの様な色に見えるが、実際はもう少し赤みが強い。かなりいちごの強い香りがある。一ヶ月と少し冷蔵庫で寝かせて炭酸水で割って飲んでみた。いちごの香りが鼻に抜け、氷砂糖が少なめだったのもあって味はやや薄いが、酒が少し濃いかな、くらいでソーダ割りを作るとしっかりいちごの香りもして中々美味しい。度数の強い酒が平気な人はロックで飲むとよりいちご感が強く感じられて良いかもしれない。水割りはイマイチだった。

 一晩(というか一時間)で半分は飲んだ。三十七.五度の酒で漬けているから、炭酸水で割って恐らくワインと同程度の度数はあったと思う。悪酔いはせず、翌日に引きずる事も無く、良い量だったと思う。

 六月二十二日、ハスカップ酒を仕込んだ。果実を四〇〇グラム、酸味が強く甘みの少ない物なので氷砂糖は多めで二六〇グラム、酒は漬かるだけなので三五〇は入れたか。

 三ヶ月温度変化の少ないくらい場所に安置して、今日瓶詰をした。

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 実際はもう少し深く濃い色をしている。丁度光が差している場所で撮ったので少し明るい葡萄色に映ってしまった。いちご酒と同じくらいの量だろうか。香りはかなりハスカップだ。

 いちご酒がまだあるし、一ヶ月は寝かせたい。これを飲むのは早くて十一月だろう。こいつも炭酸割りにして飲むつもりだ。

 残る今年の果実酒はブルーベリー酒とラズベリー酒。それぞれいちご酒やハスカップ酒の半量程度漬けてある。

 ラズベリー酒の引き上げは十月中頃、ブルーベリー酒の引き上げは来年一月頃を予定している。

 果実酒はしっかり煮沸もしくはアルコールで消毒した瓶に果実と氷砂糖と二〇度以上の酒を入れて冷暗所に放置するだけで出来る、お手軽で、美味しい物だ。近辺に農家があれば旬の果実は安く手に入るし、ドライフルーツを使って砂糖を減らしても作れる。

 成人している読者諸氏は、是非一度浸けてみて欲しい。きちんと出来ていて、適切な時期に果実を取り除いておけば、冷暗所の保管でかなり長く置いておけるのも魅力だ。

 漬ける酒もホワイトリカー、ウォッカ、ブランデー、ラムなど、様々な酒類があり、酒と漬ける果実によって様々な風味が楽しめる。是非、自分のお気に入りの一杯を作って欲しい。

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