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同担拒否の文化を知らない同担に苦しめられる

わたしは所謂、同担拒否だ。

最推しはもちろん、2推しだろうが3推しだろうが、わたしの推しに少しでも好意を抱いている人とは仲良くなれないしトラブルの元になりかねないから関わる気もない。

でも、現実はわたしの思い通りにはいかない。


普段推しにリプを送っているアカウントは、本当にただの壁打ち垢で、推しを含めた数人しかフォローしていない。
そして同担と仲良くしたいタイプの人が近付きにくいようなbioにしている(つもり)だ。

おかげで今まで同担同士繋がりたいタイプの人にもフォローされることはなかったのだが、つい最近同担にフォローされていることに気がついた。

どうしたものか。

2次元のオタクをやっていた頃は同担にフォローされれば光の速さでブロ解してミュートしていたのだが、推しが生身の人間ともなるとややこしい。
なぜなら相手がブロ解に逆上してわたしが晒された場合、最悪推しの目に入ったり他の同担とのトラブルになりかねないからだ。


界隈問わず長いことオタクをやっているとなんとなく "同担拒否っぽい雰囲気" というのがわかってくるし、そういう文化があることも理解している人がほとんどだと思う。
しかし、今の推しのファン層は多分わたしよりも年上の方が多くて、推しのためにSNSを始めたものの使い方がよくわからないとよくぼやいているのを目にする。

そういった人たちには同担拒否もリアコも何もかも「はて?」といった感じなのだろう。

そりゃそうだ。

みんな好きな人が同じなのだから推しのかっこよさや可愛さ、作品の感想なんかをみんなでワイワイ話すのが楽しいと普通なら思うだろうし、探さなくても共通の話題があるならすぐに距離が縮まって友達になれるだろうと思うのはごくごく自然なことである。

相手に悪気がないのがわかるからこそ、対処法がわからない。

推しは生身の人間だから、わざわざ推しに絡むアカウントのbioに同担拒否ですなんて書くわけにもいかないし、だからと言って同担と関わりたいわけではないのは確かで、でも同担同士仲良くしたい人がいることも理解していて…。
この同担との思考のギャップに悩む。


でも万が一、無理して同担と関わってトラブルが起きた場合、そのせいで推しが謝罪に追い込まれたり活動を休止したりする可能性もある。
ただでさえ繊細な推しが苦しみ、悩み、また眠れない夜を過ごしてしまう。

それを考えるとわたしが同担にやいやい言われるくらいどうってことない。
わたし一人の犠牲で推しが平和に活動できるなら、素敵な声を変わらず届けてくれるなら。

そんな自己犠牲をしてもいいと思えるほど、推しのためなら傷ついても良いと思えるほど、わたしは推しのことが好きだ。


だから同担拒否なんだな。

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