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新型コロナ【他人に移さない具体的な方法】ユルさ重視

 covid-19の「感染ルート」と「注意点」、そして「他人に移さない方法」について書いてみる。

~ まえおき ~

 無症状者からも伝播するウイルスをどうやって撲滅していくか。
 ここでは、誰か何かに頼ることなく、各個人が感染を拡大させずに普通に生活する方法を紹介したいと思います。
(緊急事態宣言中だし医療関係者の方々に怒られるかな)

【無症状で移る理由】
・SARS-CoV-2の受容体は口腔咽頭や鼻腔の粘膜に非常に多く発現する
・このウイルスは舌から分離した上皮細胞でも増殖する
・唾液にもとても多くのウイルスが含まれる
・若い世代、特に10代後半から30代後半にかけて舌の粘膜上皮は最も厚くなり、唾液量が多い
(論文とプレ論文の繋ぎ合わせで、明確なエビデンスはまだありません)

 無症状で移るというのは反対意見やエビデンスを求める声が多いけど、上記の通り簡単に伝播するというのは風邪と同じでどうしようもない。こうなると、各個人が無症状でも「他人に移さないよう」気をつけないといけないということ。
 それには誰もが感染のメカニズムと、他人に優しい行動様式を知っておく必要があると思う。

◆ 感染経路1「飛沫感染」

 covid-19の主な感染経路は「飛沫感染」と言われていて、そのウイルスは主に口から排出されます。(くしゃみや咳では鼻からも出るけど)
 大切なことなのでもう一度いいます。ウイルスは口から排出されるんです。
 じゃ、出さなきゃいいじゃんって話なのだけど、会話でも飛沫が飛んでしまうのでこれがなかなか難しい。
 では口からどう出るのか。以下、飛散距離順に列記。(素人イメージで書いてます)

【飛沫が飛ぶ行為(推定飛沫距離)】
・くしゃみ(めっさ飛ぶ)
・咳(かなり飛ぶ)
・大声で歌う(けっこう飛ぶ)
・大声でしゃべる(思いのほか飛ぶ)
・破裂音の多い言語を使う(わからんけど量は多そう)
・早口でまくしたててしゃべる(わからんけどこれも量多そう)
・しゃべる(日本語なら50cmくらいかなたぶん)
・小声でしゃべる(50cm行かないなたぶん)

 一般的には飛沫対策として去年の4月頭に厚労省から「新しい生活様式」というのが出ているけど、あれけっこう受け入れ難いって人が多くて不人気なんですよね。
 確かに「これをずっと続けるのか」という気持ちにもなる。(理には適ってるんだろうけど)
 まぁ、会食などは政治家みたいにでかいテーブルや、広い和室で脚付き御膳での会食とかなら飛沫は届かないので、相手との距離に気をつけて、不味そうならマスクしてから話すなど、臨機応変に飛沫拡散防止策を取っていけばよいかな。

 とりあえず 爺婆と食卓を囲むな と。

◆ 感染経路2「エアロゾル感染」

 かなりの人が「飛沫」には注目する中、意外と盲点になっているのが「エアロゾル感染」。

 冬場は寒さゆえに換気不足になりがちで、屋内では夏場のエアコンシーズン以上にエアロゾル環境が発生しやすい。
 エアロゾル環境におけるマイクロ飛沫は、その大きさからウイルス含有量こそ少ないものの、不織布マスクの隙間から侵入してしまうので、閉鎖空間に長居して曝露量が増えたり、誰かがくしゃみしたかも知れない場所で深呼吸して肺に大量のウイルスが直接到達して感染している人も居そう。(集団感染のほとんどがエアロゾル感染)

 映画館やパチンコ店など大手のお店、特にカラオケ専門店のように窓のない店舗などは建築基準法により強制換気システムを導入しているため、意外と新しい空気が循環している。
 なので、よほど密集してガヤガヤしていない限りは感染リスクはそこまで高くないはず。(雑居ビル等で建築基準法無視して営業している店は知らんけど)

 多くの人が「空間飛沫量」をイメージできるようになると良いと思う。
 ※ウイルス量は測れないのであくまでイメージで

◆ 他人に移さない方法【個人】

・ 目の前の人に唾とばさないこと(大きな飛沫は感染の近道)

・ 換気悪い閉鎖空間で大声出さない(空間飛沫量を下げよう)

・ 屋内では誰も居なくても咳くしゃみはマスクか肘に(同上)


◆ 爺婆を殺さない方法【家族】

・ 爺婆と食卓を囲むな(絶対ツバ飛ぶから)

・ 爺婆と話す時は離れて小声かマスク着用(同上)

・ 食事中などノーマスク時は大声出さないこと(同上)

・爺婆との共有空間でくしゃみすんな(エアロゾル残すな)


◆ クラスターを出さない方法【飲食店】

・ 默食もしくは小声での会話を促す、大騒ぎする人は退店してもらう
 (流行中だけでもいいから)

・ 補助金が出るうちに換気システムの増強を
 (先見性のある店はとっくにやってる)


◆ お客に移さない【その他サービス業】

・ 大声はタブー、落ち着いたトークを

・ やたらとあちこち触らない


◆ 従業員を守る【企業】

・ 感染症について正しい教育をしよう

・ 危険行為には罰則を設けてもいい
(ただし判断基準は超緩めに)


◆ (オマケ)身を守るには

・ 大きな飛沫を喰らわない

・ 換気悪い閉鎖空間に長居しない&深呼吸しない

(※ 手洗いうがいは当然として)
 以下、換気不足シーズンに向け、知人やお客さん用に作ったチラシを紹介してみる。(一部モザイク処理)

新型コロナ注意喚起モザイク


◆ -実践- 私はこうしています

【屋外で】
・ 人混みではできるだけマスクかネックゲーター着用
・ ノーマスクで他人とすれ違う時は2m以上離れる
・ 誰かと話す時はネックゲーターを上げる

【屋内で】
・大声を張り上げない
・話す時はマスクかネックゲーター着用
・換気されていない部屋では必ずマスク着用

【飲食店で】
・ 基本はひとり
・ 家族以外とは極力飲食店に行かない
・ 家族以外との会食は奥行のあるテーブルで

 「他所様に絶対に移さない!」という感覚で通常の生活を送り、むしろ経済活動に勤しんでいます。
 ひとりで飲み歩く時も必ずしゃべる時にネックゲーター(orマスク)を上げるという面倒なスタイルを昨年春からずっと実践してきたのは、移さないというよりもお店の人を濃厚接触者にしないため。大好きなお店を守るためです。

~ まとめ ~

 結局のところ、空間に出てくる飛沫量を下げていけば、不意に喰らう人も減るだろう。
 つまるところ「大きな飛沫」「エアロゾル」に気をつけながら社会全体の空間飛沫量を下げていけば、無理くり自粛しなくても自然と収束に向かうんじゃないかなと思っている。

 別記事で、「感染症の流行はその地域の民度に左右される」ということを書いたけれど、要は排出する人が居なければほとんど流行することはないはずで、結局は「他人を気遣えるか」に全てがかかっているのだと思う。
 他所様を気遣うことって、普通の日本人なら常識として備わってんじゃないかな。
 まぁ出来ない人が居ても怒ってはダメ。イライラしたところで相手は変わらないので、そこから離れれば良いだけ。多少喰らっても曝露量を下げとけばあとは免疫がなんとかしてくれる。

 多くの人がちゃんとウイルスの特性を知り、伝播のメカニズムを知ったうえで、他人に優しい社会を作っていけるといいですね。

「人に移さないよう気をつけながら、極力普通の生活をしましょう」

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