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新型コロナ【ウイルスが死滅?】収束あっても終息は無さそう

 現在日本では驚くほど感染者数が少なくなっている。同時に検査数も減っており、これは症状が出る人も少なくて検査対象者自体が減っているということと読み取れる。
 しかし、この収束状態を以て終息と考える人は少数だろうと思う。

 そんな中、こんなニュースを見かけた。

 こういった専門的なことは素人の私には理解が及ばないが、日本人をはじめとする東アジア人の腸内細菌叢の話は昨年早々に某論文で確認しているため、あぁなるほど、と偉そうに相槌を打ってしまった。

 しかしながら海外ではまだまだひどい状況なので、たとえ仮に日本が終息を迎えたとしても、世界的に流行っているのであれば、各個の感染防止策はこれまで通り続けるべきだ。これから冬だし、何らかのきっかけで一気に第6派ということにもなりかねないので。(ワクチン打った人は以前ほど死ぬことはないだろうけど、それ以外の人たちを守らないと)


 ここで、今年9月に査読された気になる研究論文を紹介してみる。(PNASは査読が甘いイメージですが)

 ざっくり要約すると、「制御性T細胞を狂わされなければ、covid-19は重症化しないんじゃね?」といった内容。ちなみに先のニュースで話題になった酵素APOBECも、今後、制御性T細胞との関連をピックアップして研究すべき対象に挙がっている。

 この論文に別の理研の研究記事を合わせてみよう。

 おっと、リンクを間違えてしまった間違えない選択肢はなかった。私の駄記事内↑でも紹介しているが、正しくはこちら。↓

 この研究記事は2013年のものだが、酪酸が制御性T細胞を誘導するということはかなり前から研究されていて、一部の病院においては、自己免疫疾患の治療にもこの知識が応用されている。
 今年1月に出されていた「重症ケースでは酪酸産生菌が枯渇していた」という研究論文も含め、covid-19における「酪酸」の重要性はかなり高いものなのだろうと想像できる。

 covid-19も呼吸器や血液だけでなく、免疫系が狂わされる感染症であるため、体内に酪酸をしっかり確保することで、重症化する可能性がかなり減るのでは?
 ってこの話、昨年早々に見つけてFBでは2020年4月には身近な人達に発信していた内容そのものなんだけど、1年以上経つ今でもくすぶったまま。(昨年末に東京大学の某名誉教授が本出してたっけ)

 曝露量さえ抑えておけば、食品から簡単に摂れる成分で、ある程度の重症化予防ができると思っているのだけど、実際のところどうなんだろうなぁ。早く誰か論文出して欲しい。


 と、つい脱線しまくってしまった。
 実際、日本におけるSARS-CoV-2ウイルス保有者は今現在かなり減っていると思う。強制一切なしにも関わらず他国の追随を許さないほど非常に高いワクチン接種率マスク率をはじめ、日本人の腸内細菌叢生活習慣というのは感染症には強いのは間違いなさそう。ここでも日本人の「民度」の高さが伺える。
 特にワクチン接種率は8割に迫り、たとえ感染したとしても各個体内での増殖がある程度抑えられている現状、一時的に集団免疫を獲得できている状態に近いと考えても良いのかも知れない。(いつまで持つやら)

 ただし、ACE2を受容体とする風邪コロナウイルスは800年以上前から存在するとされていて、未だに撲滅できていないところを見ると、収束はできても終息は難しいのだと思う。(そもそも変異しやすいし)
 特効薬もいくつか挙がってきて認可もされる流れだが、これまでに一切出てこなかった「風邪の特効薬」がいつまで効果続くかは疑問。
 そして、ずっと鎖国しているわけには行かないので、新しい生活様式他所様に気遣うなり、1/100作戦曝露量抑えるなり、何らかの感染拡大防止策を多くの国民が実践しながら普通に生活していくのが良いと思う。

 実際日本ではほぼ死滅しているのかも知れないけど、それは今だけ、デルタだけ。次がすぐにやってくると考える方が無難だ。
 他所様を気遣いながら、曝露量に気をつけながら、しっかり賢く経済を回していきたいところ。

 

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