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二度と行かないと決めたインドにまた行きたくなってきた
2019年3月、約一週間ほどインドを旅した。
そして器の小さな私には不向きの国だった。帰るときには二度と来るもんか!と思った。
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なんで急にインドが出てきたかって、RRRを見たから。
RRRが上映開始になったときに興味はあったが日時が合わず→いつも行く映画館で上映終了→RRRクソ面白いと話題になってる→イッテQでガンバレルーヤのダンスを見る→RRR見たくなる→上映してる映画館がまだありそう→ついに見に行く(満席だった!!)
すごい面白かったし終始クレイジーな感じがインドらしくて気に入った!!
でも話題になったあとに見たから、実際本当に面白かったんだけど、やっぱり頭の何処かに絶対面白いっていう先入観が潜んでたと思うんだよな。だから世の中が面白いと話題する前に見てたらどう思ったのかが気になる。みんなにあれ面白いから見て!!って言いふらしたのかなぁ〜。
で、あのインドの感じが懐かしくなったのでインドの記憶を辿ってみる。
二度とここには来ない!と決めたが楽しいことももちろんたくさんあった。
インドは一人でまわったり、カンボジアで出会った日本人Cさんとまわったり、Cさんの友達のAさんとMさんとまわったりした。
★インドといえばカレー
私はカレーが嫌いである。きっかけは小学6年生の頃。習い事の帰りに焼き芋を買ってもらった。その日の夜ご飯はカレー。カレーも焼き芋もお腹いっぱい食べた。次の日、朝からゲロゲロ吐いた。さつまいものせいかもしれないし、単に食べ過ぎのせいかもしれないし、たまたま胃腸炎になってただけかもしれないが、その日以降カレーとさつまいもが嫌いになった。
と言っても全く食べなくなったという訳では無い。避けてはきたが。
インドといえばカレー。カレー以外はない。行って実感したがほんとに全部カレー。
流石に本場のカレーは楽しもうと決めていた。
・カレー1発目はアグラにて。
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トマトと玉ねぎとじゃがいものうまみとスパイスの感じが絶妙で激うまだった。完食。これは今振り返ってもまた食べたいと思うレベル。トリップアドバイザーに登録されてた店だったかも。店主がとてもやさしかった。お店の名前は憶えていない。
・ジャイプールの屋台にて
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正直インドの屋台は衛生的にどうなんだ?と思っていたがここは絶品だったしお腹も壊さなかった!!
・ジャイプールのレストランにて
ホーリー祭まっただ中でほとんどの店が閉店している中唯一やっていた店。観光客向けな印象。
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アグラのカレーが忘れられず再度ベジタブルカレーを注文。しかし、私の大っ嫌いなパクチーが入っていた。上にかかっているものを取り除いたが全体がパクチー風味だった。以降パクチーを抜いてもらった。
・ジャイプールのホテル屋上にて
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バターチキンカレー1発目。これを食べてからバターチキンカレーにはまった(笑)骨付きチキン入り。
・ジョードプルのホテル屋上にて
別名ブルーシティーにて。バターチキンカレーを注文。贅沢にチーズナン。
トリップアドバイザー登録の店を事前に探して訪問!これも忘れられない味。
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骨付きチキンがごろっと入っていた。値段を見せられずにビールを注文したからぼったくられたかもしれないがおいしかったから〇。
・クーリー村の砂漠にて
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キャメルサファリをしたときのツアーのカレー。
もちろん街灯なんてない砂漠のど真ん中なのでカメラのフラッシュのおかげで何が乗っているかわかるが、ライトを消したら何がのっているのかわからなかった。でもおいしかったのは覚えている。
・ジャイサルメールの街中
確かトリップアドバイザーの店を選んだ気がする。
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多分またバターチキンカレー(笑)
チーズがブロックで入っていたのもまた最高だった。贅沢にチーズナンをチョイス。
・空港にて
余ったお金を使い切るため&インド旅の〆はカレーにしたかったため。
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またバターチキンカレー(笑)
空港だから味を期待しなかったけどおいしかった。
てな訳でカレー嫌いでもインドのカレーは最高だった!!
★タージ・マハル
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一切記憶にはないが、荷物検査とかされた気もする。
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からの~
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まだまだ前に進めます。
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そうそう、タージマハル内は足カバーをはかされた。
世界遺産だもんな、人間みんなで大切に守っていかないと。
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圧巻された。
また来たいな、とも、もう来ないんだろうな、とも思った。
次行く機会があればしっかり歴史を勉強してから行きたい。
★アグラの家に招待された
海外では人を怪しむことを忘れてはいけない。
この信念を持ち警戒しながらも少女たちの笑顔につられて家にお邪魔させてもらった。日本人?というか外国人?が珍しかったのか、彼女たちのテンション大爆発。多分親譲りのもので母や兄たちも全員テンション爆発。大音量で音楽かけて踊り始めるわ、屋上に連れていかれるわ、犬もはしゃぎまくるわで大変だったが楽しかった。
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そして海外の自宅で提供される飲み物、ましてインドという危険な国の家で飲み物を出されるなんで危険だとわかっていたが、一緒に旅をしていたCさんが強者でなんの抵抗もなくお茶を飲み、しかも激うまというもんだから私も飲んでしまった。確かにとても美味しかった。おなかは壊さなかったから本当に彼女たちのおもてなし精神だったのだと思う。でも疑うことを忘れてはいけないな。
ちなみにFacebookを交換したのだが、帰国後突然鬼電がきては鳴りやみ忘れたころにまた突然の鬼電が来る。
一回だけ出たが電話の奥でテンションがやばかったので一瞬で切った。
★ホーリー祭
インドに行った目的はこれといっても過言ではない。
ただ、危険な目にはあいたくなかったので、観光客向けの会場で参加した。
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もちろんインド人もいたし、国全体がお祭りモードなので安全な会場とは言え、そこまでの道中に粉をぶっかけられたり、100%安全なお祭りではない。
参加するときは気を付けよう。
★ブルーシティ
期待したほどブルー!!ではなかった(笑)
メヘランガール城へ。
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ワンピースのモデル?なのかたまたまワンピースと似ているのか?で話題のところ。詳しくはわからない。
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近くで見るとビルは青い。
★キャメルサファリ
ジャイサルメールという町でキャメルサファリに参加した。駅近くのホテルでもキャメルサファリを申し込めるみたいだが、貧乏旅行真っ只中だったのでそんなのにお金をかけてはいられなかったのと、ローカルバスに乗りクーリー村というところまで行けば安くキャメルサファリに参加でき、よりローカルな楽しさやスリルを満喫したかったのでクーリー村まで向かった。
バスでは好奇の目を向けられた。
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目的はブロガーたちがみんな言っている「アルジュン」のキャメルサファリ。ローカルなゲストハウスであり予約サイトなどは存在しない。
駅に着くと本当にアルジュンがいた。客が来るかどうかもわからない中毎日バスの時間にバス停で待っていると思うとすごい。
日本人バックパッカー内でアルジュンが有名で、口コミで広がっているように、アルジュンも日本人はみんな来てくれる、みたいに思っているのか、私を見つけてすぐによってきてくれた。
アルジュンは英語が喋れた。家族(?)も話せた。こんな田舎ですごい。
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出発までは時間があるから休んでていいよって部屋に案内された。
砂埃すごいし、コバエの量が尋常じゃなくてトイレだけ済ませて退室。トイレもなかなかきつかった、、、
驚いたのが彼らはWi-Fiを入手していた。ほんのわずかなWi-Fiで親に連絡したのを覚えている。
運よく?日本人K君がいたので二人でツアーへ。
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ご飯は彼らが作ってくれた。
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ご飯を食べ日が暮れて就寝。
THE満点の星空!に感動した。せっかくGoPro持ってたのにナイトモードの使い方を覚えていなくて画像には残せていないが本当にすごかった。
朝になり彼らがやってきて朝食を作ってくれた。
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めっーーーっちゃおいしかった!!!!
ちなみに朝の砂漠は寒かった!
帰路には牛の死骸がたくさんあった。毎年暑さにやられてみんな死んでしまうらしい。
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ゲストハウスに戻って大きい荷物を持ってバスで市内に戻った。
★ボッタクリ被害
デリー到着時、予約していた列車が確保できているか確認するすべがなかった。そんな中、調べてあげるよ!という人が現れた。お金を請求されるわけでもなく、変な勧誘をされたわけではないから、彼を信じてついて行った。
予約番号を教え、調べてもらうと「チケットは確保できませんでした」とPCに表示されている。
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次の日にタージマハルに行き、そのあとホーリー祭に参加するという詰め詰めスケジュールだったのでここで遅れをとるわけにはいかない。
今から列車をとれないか?とかいろいろ聞いて満席とか遅延とか言われて列車で向かうのは難しいと。
私はプランがずれてしまうことへの焦りしかない。
そこでタクシーを提案された。日本円で2万円程度。長距離だしタクシーで移動するとなればそのくらいの料金は妥当だと思ってしまった。自分で調べる手段がなかったので。そしたら彼は日本人もたくさんここで申し込んでいるよ!と日本人の手書きのサインとかノートとかを見せてきた。私は安心して彼のところでタクシーを申し込んだ。
彼にお礼を伝え、タクシーがむかえに来てくれた。タクシー運転手は彼に雇われているのか?英語は特にしゃべれずいわれるがまま案内をしてくれた印象。運転自体は安全だったし、夜遅くまで長距離運転をしてくれた運転手さんには感謝しかない。
そして無事予約していたホテルにチェックイン。安心した。
Wi-Fiをやっとつなげる環境になり、Wi-Fiに接続。
列車を調べてみると、チケットは確保できていますとメールが来ていた。
?!??!?!?!?
どういうことだろうか?だまされたのか?ググってみた。
デリーでよくある詐欺だったことが判明した。政府関係者と名乗って日本人からたくさんお金を取っていると。
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もーーー悔しかった!!!イライラした!!!!!
無事に予定通りのスケジュールで遂行できることには安心したし、何なら電車よりも快適にホテルに到着できたと思えば結果オーライ。
これに関しては自分の不注意、そして良き社会勉強となった。簡単に人を信じてはいけない。
★みんな嘘つき・距離が近い
私はモデルにでもなったんか?というくらい写真を撮ろうといわれる。
そんなに日本人が珍しいか?
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キャメルサファリで案内人の少年たちが「5時になると流れ星が見えるよ!」っていうからK君と二人でアラームまでかけて起きたのに月が眩しすぎて星が見えなくなっていた。二人して二度寝。嘘つき。
ある時は道を尋ねた。ある人は右といい、ある人は左という。進んでも進んでも迷子となる。知らないなら知らないといえばいいのになぜ嘘を伝えるのか?みんな嘘つきでイライラした。
★野良犬に追っかけられる
異国で狂犬病で死ぬのは御免。
どこにいっても野良犬がいる。目の前の野良犬が逃げてくれない、しかもめちゃめちゃ吠えられる。歩いて100mもしない距離なのに死にたくなくてリクシャに課金した。旅において野良犬は天敵である。
★列車の遅れ、予約したのに席がない・優しい警察官
ジャイサルメールからデリーまで長距離列車移動を計画した。旅の終盤だし最後くらい自分にご褒美を!と思いVIPクラスを申し込んだ。
ジャイサルメールは始発。自分の号車を探し乗車、2段のまあまあきれいな号車だった。インドのVIPはこのレベルなのか?と思ったが、今まで乗った2段よりは綺麗だったので自分のベッドに乗り込んだ。
しばらくするとここは俺の席だ、という外国人が現れた。
お互い予約画面を見せ合い、???という状況。
出発直前に駅員がやってきて、君はあっち、と私が追いやられた。
VIP!!VIP!!ファーストクラス!!!と訴えたが案内されたのは3段ベッドの1番上。
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本当にここがイライラマックスだったかもしれない(笑)
一応眠いには眠かったので夜間の睡眠はしっかりとれた。
朝になると駅員とほかの乗客が喋っていた。
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これはもしやVIPの返金手続きか?と思い私も参加。
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中国人も返金手続きをしていた。優しく声をかけてくれ、デリーじゃない駅で降りたほうがここに近いんじゃない?とのことで一緒に行くか誘われた。
私は空港に遅れるわけにはいかなかったし、残金が少なかったので、彼女たちの贅沢移動には付き合えないと思い断った。
今思えばこの時一緒に行っていればよかったのかもしれない。
私はデリーで降りてここの窓口を目指した。
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通り行く人、警備員などみんなに場所を聞くも違う道を案内された。私はイライラピークである。
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そして交番?みたいなところにたどり着いた。場所を聞くと駅の中を全部一緒に探してくれた。多分警備とか警察しか入れないところまで一緒に探してくれた。彼の名はハルシュさん。
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駅内に窓口は見つけられず、彼もいろいろ調べて道にいる人みんなに聞いて進んで進んでやっと窓口にたどり着いた。
結構しっかりした窓口というかビルで、駅から普通に離れていた。ハルシュさんがいなければ絶対にたどり着けなかった。
返金手続き自体は一瞬で、日本帰国後無事に返金された。
ハルシュさんはずっと返金が無事にできたか気になってたみたいで、私の電話番号であらゆるアカウントを探し出し、SnapChatで連絡してきた。わざわざ連絡できるアプリを入手してまで連絡してきてくれるほど真摯な人だった。彼を信じたのは正解だった。
学生時代インドに行ったのはとても良い経験になった。コロナで自由に国をまたげなくなってよりいい時に行けたなと。親の反対を押し切って行って本当によかった。学生だったから死にそうなことも恐れずにできたし。
インドに行ったことある人はよく「価値観が変わった」と言っている。もちろん、世の中にはいろんな人がいると思ったし、こんなにも文化は違うのかって思ったし、日本ってやっぱりいい国だなって気づいたし、いろんな人との出会いが待っていたし、当時は思い出すたびうざいしムカついた。行かなかったら体感できない感情だし、本当に貴重な経験だったと思う。が、価値観が変わったかどうかと言われるとそれに関してはよくわからない。
今振り返ってみて思い出せる範囲で書いてみたので当時書いていればもっと詳細を、今は忘れてしまっている思い出もあったかもしれない。もっとイライラしていたから感情も豊富にね。
ちなみにRRRはいつもの映画館ではないところで見たので会員割引などなく1900円と(私にとっては)ちょっと高めのチケット代だったがその価値はちゃんとあった。
インドに行くか迷っている人がいれば行くことを勧める。
いい体験も嫌な体験も時間がたてば素敵な思い出となる。
長くなったが2019年のインドバックパッカー記録でした。
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