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人間性の回復.2019.11.02のこと.

朝。付けっ放しのラジオで目が覚める。昨日は終電で帰宅しそのまま寝てしまっていた。洗い物と掃除。用意して出かける。

昼。友人と合流して六本木。ミッドタウン。今年のグッドデザイン賞を見る。ちょうど、審査委員によるサービス、システムデザインについての審査報告をしていたため聴講する。テーマは人間性の回復、だと解釈。ベスト100について。最先端のテックで様々な可能性がみえだした。それらは効率社会を推し進めている道具にもなりがち。もちろん生産性を上げるのは前提であるが、重要なのは人が幸せに生きることができる社会ではないか。その視点から審査対象を捉え、かつ最後まで実現しきった対象がベスト100に選ばれた、というような内容だった。

ベスト100 の中に、smart airportがあった。空港において、出入国手続きを自動で行えるシステムだ。最近これを利用したのだが、興味深いと感じる出来事があった。そのシステムにおいては、出入国が自動化され、記録として必要だったスタンプが省略される。けれど、その必要ないスタンプをもとめて、スタンプカウンターに人だかりができていた。僕はここに人間性を見た。いくら効率化されても捨てられない手触りのようなものがある。人間はその効率性=理性と、手触り=感性のアマルガムなのだ。この両層を意識せざるを得ないきっかけだった。

夜。また別の友人に誘われて、デザイン系の飲み会に顔を出した。学生であることの不安定さと勢いを感じる。僕が応援できる範囲で応援したい。終電で帰宅。なんだか長い1日だった気がする。


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