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マジでヤバいって、エモいって

noteで文章を書き始めて、約一ヶ月になる。

嬉しいことに、フォロワーも少しづつ増え、スキやコメントをいただけるようになった。相互フォローはしていないのにも関わらず、本当にありがたい話だ。

ちなみに、現段階で一番読まれている記事は「猫がいる暮らし」だった(自己紹介以外で)。

どうやら、みなさんは猫がお好きなようだ。

自分で言うのもなんだが、この記事はマジでヤバくてエモいから、ぜひ一度読んでみてほしい。

と、調子に乗って記事を紹介してみたが、普段から文章を書いているみなさんは、すでに強烈な違和感を抱いているはず。

マジでヤバくてエモい」という表現に。

最近の若い人たちはこんな抽象的な言葉でも、会話が成立するのだから驚きだ。何一つ具体性のない言葉の羅列を見ていると、アレルギー反応が起こりそうになる。歳を取ったな、私。

ちなみに「エモい」とは、心が揺さぶられて何とも言えない気持ちの時に使う言葉らしい。そして「エモい」には様々な感情が含まれているそうだ。この図を見てほしい。

引用:「エモい」の意味は?どう使う?〜心の素敵な揺れを3文字で射止めた言葉

おいおい、冗談だろ…?

寂しいも、エモい。
悲しいも、エモい。
懐かしいも、エモい。

そして、ヤバいも、エモい。

もう、滅茶苦茶だ。「ヤバい」は「エモい」の一部だという新事実に、戸惑いを隠しきれない。いくらなんでも無理があるだろう。

確かに、こういった抽象的な言葉が便利なのは理解できる。気軽に使えるし、感情のニュアンスも大抵は伝わる。もしかすると、コミュニケーションの進化に、私が取り残されているだけなのかもしれない。

ただ、そうだとしても、このような言葉を乱用したくはない。使い続けていると、薄っぺらい人間になってしまいそうで怖くなる。

若いうちは問題ない。ただ、何歳まで「ヤバい」や「エモい」で、自分の感情を表現するつもりなのか。それを考えてみてほしい。

そうすれば、少しは危機感を覚えるはずだ。

直感的で曖昧な表現も、自分の感情にしっかりと向き合えば、語源化できるはず。

心から伝えたいことがでてきた時に、自分のボキャブラリーに「ヤバい」や「エモい」しかなかったら、絶望でしょ。

だから、若い人たちも、文章を書くことに挑戦してみればいいと思う。

文章で感情や考えを表現することは、想像している以上に難しい。noteを始めて一ヶ月が経ったが、記事を書くときは、今でも頭を抱えるくらい苦悩している。偉そうに言ってる私も、今まで便利な言葉に逃げていた証拠だ。

一緒に、頑張ろう。

自分の感情を的確に語源化できる、その日まで。

最後に、私から一つお題を出したい。


お題
この「マジでヤバくてエモい」写真を見て感じたことを語源化してください。(コメント欄まで)

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