ぴね

女子校育ちの社会人。幼少よりクラシック音楽に親しむ。ジャズとウィスキーが拠りどころ。プ…

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女子校育ちの社会人。幼少よりクラシック音楽に親しむ。ジャズとウィスキーが拠りどころ。プロフィール画像は家族旅行で発熱しひんしゅく買った人。ゆるりと生きよう。

最近の記事

レタス日記

ポテトチップスをつまむようにボールに残ったレタスの破片を夫は口に入れた。 昼はサンドイッチだったのだ。昨夜コンビニで買っていたらしいハム、熱いフライパンの上でぐしゃりとつぶした卵、皿の上でいびつに切られたプチトマト、そしてレタスを、チーズトーストに挟んでハラペーニョとマヨネーズをかけて腹の中に収めた。 皿や調味料などあらかた片付けたが少し残っていたレタスはボールにいれたままこたつの上に置き去りにしていた。 そのレタスをもぐもぐ食べながら不意にこちらを見る夫、完全に油断し

    • 殺されるな。

      「君は何がしたいのか」という言葉に殺されるな。 何かがしたい自分に期待して、 考え尽くせない自分に愛着を持ち、 何もしたくない自分も認めるんだ。 死にたくない欲に身を任せろ。 欲は味方だ。 死にたいという無欲かつ無益な言葉で自分の存在価値を測るな。 そんなもんで測れないことは知っているだろう。 愛を語れ。 素直になれ。 殺されるな。 自分を愛せ。 大丈夫だ。

      • 緑色の戸惑い(前半)

        あなたは、6才の女の子へオルゴールをプレゼントしようと考えている。あるお店で、とても素敵な装飾の入ったオルゴールを見つけた。カラー展開は3種、薄ピンク色、濃い緑色、水色とある。 さて、あなたは6才の彼女に何色のオルゴールを選ぶだろうか? … 心理テストのようですが答えはありません。自由に選んでくださいね。 好きの改築、第二弾は色についてです。 (改築に至った経緯については、よろしければ、こちらの記事をご覧ください。) ところで色について話すと長くなるので、2つの記事に分

        • 愛することが好きだった

          なにもかもを愛していたかった。 慈しむこと、親しむこと、慕うこと、かわいがること、大事にすること、微笑むこと、寄り添うこと、… 誰かが幸せになってくれたら自分も幸せだった。 好きの改築、ようやく始まります。 (改築に至った経緯については、よろしければ、こちらの記事をご覧ください。) ではさっそく…。 まずは、 なぜ愛することが好きだったのか。 結論から言うと、自分の綺麗な部分だけを見ていられたからです。 …もっと言うと、醜い自分からの逃避でした。 いつだったか、

        レタス日記

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          うつと診断され半年が過ぎました。 この間、休職して実家に戻り、生活を整えることに注力してきました。さいきん快方に向かいつつあることを自覚し、どこか焦りも感じています。 現在わたしは、人と制度に助けてもらいながら生きています。これはとてもとても有り難いことです。恵まれています。ときどき申し訳なくもなります。 でも、「うつはぜったいに治るから」というお医者さんの言葉をつよく信じて、わたしはこの病気を治しきると決めました。 なので、いまは頼ったり甘えたりしながら、、決して無

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