添い遂げる事
自分で描いた絵が愛せない。
でも描くのがやめられない。
描くのをやめると不安になるのだ。
描いた絵は大体は幾重にも塗り重ねられ
放棄と似た手放し方をする。
または破り捨てられる。
完成するのはごくわずか。
ストイックに描いていたのが限界に来た時、
(色々重なりはしたが)
わたしは精神病院に入院することになる。
退院した頃から生活が見直され、
医者の指針が全く理解できないわたしは
ほとんど寝ている状態に。
絵を捨てるのをやめたりもした。
絵を描かなきゃ自分じゃない
そんな想いも薄れていった。
医者は何故絵を描くか理解してくれなかった。
絵を描くのが辛い、
だって自分の描いた絵を愛せない。
でも描くのをやめられない。
今日募る辛さをふとネットに吐いた。
吐き出すまで、自分の好きがこんなに辛いこと
わたしもまるで知らなかった。
そしてこんな直ぐに答えが見つかるとは
思ってもみなかった。
愛とは人によって違う物なのだろうけど
「自分の抗いを大切にし添い遂げる事」
これがわたしの愛なのかなと思った。
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