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ちょうどいい幸せ

絵を描くことしかあまり考えて
いなかったのだけど

美術館へボランティアに行くようになって
学芸員さんによる
「作品と見手との間にあるもの」
にフォーカスしている事に
深く感銘を受けた。
それこそがアートだと。

作り手と作品の関係
わたしはここにはすごく暴力的だった。
今となっては心が痛むが
良い作品じゃなければ
容赦なくボツにしていた。
描いては捨て、描いては捨て、
何が描きたいのか全くわからなくなっていた。

自分の中のアート不足。
慈しみ、育み、愛でる、
そんなものが自分の中になかった。

何がきっかけかはわからないけど
自分を大切にする事に繋がっている、
気もする。
諦め続けて落ち着いたように思う。
自分にちょうど良い幸せに気づく事、
これだと思う。

オーバーに良い作品を作ろうとすることも
オーバーにカッコつけようとすることも
悪いことじゃないけど
自分にぴったりの靴を履くように
自分にちょうどいい服を着るように
(それが今までより贅沢なものかもしれないし
今まで見向きもしなかったものかもしれない)

そんな感じで絵が描ければな、と思う。

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