CRISPRの次は、RNA編集だ!
こんにちは。医学生のすりふとです。
今日はこの記事↓を紹介していきたいと思います!
遺伝子をいじって神になろう!
みなさんはゲノム編集とCRISPRという技術を知っていますか?
ゲノム編集とは、DNAの特定の配列を切断し、狙った配列を挿入する技術です。
今まで、遺伝子組み換えなどは運ゲーだったんですが、ゲノム編集で時間が大幅に短縮されました。
そして、その画期的なゲノム編集においてブレイクスルーを起こした技術がCRISPR/Cas9です。
この技術のおかげで、高効率なゲノム編集が可能になり、真核生物への応用も進みました。
2018年に、CRISPR/Cas9によってAIDSに耐性を持つようにゲノムを改変された双子の女の子が中国で誕生した時は、大きな波紋を呼びました。
ちなみに、ゲノム編集についてもっと詳しく知りたい方はコチラの本↓がおすすめです。
CRISPR/Cas9の問題点と新たな技術「RNA編集」
CRISPRは様々な遺伝性疾患に対する、画期的な治療として期待されていました。
しかし、当初考えていたよりも実用化が難しいことがわかってきました。
CRISPRの問題点
・予期せぬ免疫応答を引き起こす可能性がある
・不可逆的に意図と違うゲノム編集をしてしまう可能性がある
こうした問題がCRISPRの臨床応用を妨げています。
そんな中、RNA編集という新たな技術が出てきました。
RNA編集のメリット
・タンパクの変異を一時的に排除することが可能
・特定の臓器や組織で狙った効果を出すことが可能
RNAはDNAと違って、使い捨てみたいなもんです。
そのため、RNAを編集する方が、誤った編集をしてしまった際の危険性が低いらしいです。
とにかくRNA編集はすごく期待されていて、2019年にはRNA編集に関する論文が400本以上もパブリッシュされました。
そんないいことずくめに見えるRNA編集ですが、現在は研究段階でやれることも限られているそうです。
まだまだこれからの技術ですね。
まとめ
こうした技術が進歩すれば、現在難病とされている病気が治っていくはずです。
僕もゲノムを編集してもらって、一日一時間睡眠で大丈夫な体にしてもらいたいです。
読んで頂き、ありがとうございました。
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それではまた明日!
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