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君と私の共同生活#00

かねてより書いてみたいなと思っていた、夫との生活。
連載するような形で、しばらく綴っていきたいと思う。

私は今の生活が楽しくて、充実していると思っているけれど、この生活をスタートする前までは「楽しい」とは真逆だった。「引っ越したくない」と駄々をこね、結婚を決めてくれた夫を困らせ、随分と迷惑をかけた。

それでも、引っ越してからの夫との日々は笑いが絶えない。日常のやり取りを友人たちに話すと、笑ってくれることも多い。どうやら彼らの結婚生活とは随分異なるようだ。

十人十色というように、きっと結婚の形も人それぞれだと思う。

自由に生きる私を咎めるでもなく、更に自由に生きる夫。

根っこがネガティブの私を、いつも根拠のない自信で持ち上げてくれる夫。

私たちの空っぽの左薬指には、君からの信頼と私からの尊敬の糸が巻かれている。

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