今日も幸せだった、ありがとう。

「幸せ」って何だろう。

ずっと、そんなありきたりな疑問を持って生きてきた。

私にとって「幸せ＝幸福」で、良いことで満ち足りていることだと思っていた。

だから、私は一度も心から幸せだと思えなかった。

だって、悪いこともたくさんあったから。

でも、「幸せ＝仕合わせ」だ。

仕合わせは、「巡り合わせ」のこと。

良いことも、悪いことも、すべて含めて「巡り合わせ」。

その意味が、最近やっと腑に落ちた。

「幸せになりたい」と願うから、幸せを感じるために「不幸」が必要になる。

幸せが「良いこと」で、不幸は「悪いこと」だと思っていたけれど。

良いと判断するためには、比べるための悪いことが必要になる。

つまり、「不幸」がないと、「幸せ」を感じることができない。

エネルギーは、「プラス」と「マイナス」、必ず2つで1つ。

どちらか「だけ」はあり得ない。

「プラス」と「マイナス」に、良い悪いなんてなくて、どちらも必ず必要なんだ。

「前」と「後ろ」も。

「楽しい」と「つまらない」も。

「嬉しい」と「悲しい」も。

すべてに巡り合っている私は、もうとっくに満たされていた。

だから、どんな日もかけがえのない大切な日。

感じたままに、その時の感情を否定せず、じっくりと味わおう。

嬉しい時は素直に喜ぶ、悲しい時は素直に泣く。

それが、人生を「楽しむ」ということだから。

そう思うと、ほら。

今日も幸せだった。

心から、ありがとう。

このライブの「美しい日」が愛おしすぎる。