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無駄こそ、愛しい。

たくさんの空回りや寄り道は、無駄だけど、無駄じゃない。

今日はそんな話。


先日、整体に行った。

この記事にも書いた場所に。


何ヶ月も前から、左股関節と左膝に痛みがあったんだけれど。

横座り(お姉さん座り?)ができないくらいで、それ以外の時は痛みがなかったから、そのうち治るでしょと思って放置していた。

でも、最近、ピラティスに通い始めたら、痛みで動きが制限されることに困るようになって、やっとしっかり施術してもらおうという気になった。


痛みの原因はこんな感じ。

仕事の拘束時間が長いことがストレス。

拘束時間が長いのは嫌だけど、正社員を辞めてしまうと生活が成り立たなくなるという不安。

不安が原因で、自律神経が乱れている。

自律神経が乱れているせいで、血圧が低い。

血圧が低いせいで必要な栄養素などが全身に十分回らず、体が強いストレスを感じている。

それが、左股関節・左膝の痛みとして表面化している。

ということだそう。


血圧が低いのは昔からだったけれど、自覚症状もなく、血圧を測るのなんて年1回の健康診断くらいだし、自分ではストレスを感じている自覚なんて全くなかったから驚いた。

無意識下では、ずっとストレスを感じていたってことらしい。


そして、先生から「ちょっと意外でした。体の中のことをストレスに感じているっていうのが。成長しましたね。ほら、だいたいの人は外のことが気になるから」と言われて。

あー確かに・・・そういうことか・・・と。

こういうのって、優先順位が高いことから表面化するらしく。

自分の外にばかり意識が向いている人は、外側由来の症状が優先的に出てきて、内側のことは隠れてしまう。

つまり、今回、私が血圧が低いことをストレスに感じたということは、外側よりも内側が優先されているということ。


確かに、最近は誰にどう思われているかなんてほとんど気にならなくなったし、相手の顔色を窺って人当たりの良い振る舞いをすることも極端に減った気がする。

昔は、あんなにまわりの顔色を窺ってビクビクしていたのに。

今はもう、そんな自分忘れてしまった。

やっと、自分の人生に夢中なり始めたのかもしれない。


これまでも、何度も自分と向き合おうと思って行動してきたけれど、意識している時よりも全く意識していない今の方が自分と向き合えているなんて、何だか笑える。

きっと、人生ってそんなもの。

意識してコントロールしようとしたって、大抵のことは無駄なんだろう。

でも、その一瞬一瞬は真剣で、無駄なんて考えもしない。

最近は、そんな自分の人生が愛しいと思えるようになった。

無駄こそが、愛しさなのかもしれない。

これからも、たくさんの空回りや寄り道をしながら生きていこう。

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