独立してから10年、いま大切にしたいこと
こんにちは、茨城県つくば市で居酒屋「壽家」を経営しているもりっちょこと森田芳壽と申します。福島県いわき市出身、38歳です。
2013年につくばで飲食店舗を創り、企業内独立してから10年が経ったこのタイミングで、これまでの振り返りと今後について発信したいなと思い、重い腰を上げてnoteを書くことにしました。これまでもりっちょに会ったことがある方も、会ったことがない方も、ぜひ読んでいただけると嬉しいです!
振り返り1:びすちん時代(2013年〜2017年)
そもそも私がなぜ飲食の道に進んだのか、きっかけは、10才の頃に母が腎臓を患い人工透析を受けていたことに遡ります。病気がちの母が唯一楽しめるもの、それは食でした。その時「母の病気を治すことはできないけれど、食を通してもっと幸せにしたい」と強く感じました。
その後、地元福島県いわき市の飲食店で5年間働いていました。そんな中、東日本大震災により被災。自分の家族を守ることしかできず、自分の無力さを痛感しました。
「もっと多くの人のためになれる人になりたい。」その瞬間、独立を決心しました。それから約2年後の2013年に企業内独立し「びすとろ椿々筑波大学店」をオープン、更に2年後の2015年に「びすとろ椿々追越店」をオープンさせました。
振り返ると、活気あるスタッフと一緒に気合とパッションで勢いあるままに進んでいました。そして、立地、カジュアルなイタリアンという大学生ウケするブランド力など、色々な要素が噛み合って、かなりの追い風が吹いていました。
同じビジョンを持ったスタッフが共鳴した時のエネルギーや、大切にしたい接客など、この時に培った"イズム"は今も継承されているなと思います。
振り返り2:「壽家」を創業(2018年〜2019年)
2018年5月に完全独立し、つくば市研究学園に「壽家」をオープンさせました。コンセプトは「誰かに教えたくなる、隠れ家居酒屋」。(入口は勝手口です(笑))
店舗のコンセプトをはじめ、料理、ドリンク、空間、全てが新しいことだらけで、ひたすら新しいことに挑戦し続けた2年間でした。1から店舗を作っていく難しさを日々感じながらも、個性あふれるスタッフや、日々ごご来店いただいたおかげもあり、やりがいも大きかったです。
一方で、お客さまの中心層が大学生から社会人に変わったことに対して、もっと早く向き合って、最適な接客スタイルを突き詰められればよかったなという反省点もありました。
全てが手探りの中でしたが、店舗は順調な滑り出しを迎えていました。
振り返り3:コロナ禍での葛藤(2020年〜2022年)
皆さんご存知の通り、新型コロナの影響で飲食店は大打撃を受けました。もちろん壽家も例外ではありません。毎日が非常事態で、ドラブル続き、そもそも営業できなかったりと、かなりキツかったです。
今まで噛み合っていたものが噛み合わなくなる中で、最初はコロナが原因だと思っていましたが、よく考えるとコロナではなく、社内の至る所にある課題が原因ということがわかりました。うまくいってた時は見えなかった課題が浮き彫りになり、絶望感もありましたが、気づけてよかったというポジティブな気持ちの方が大きかったです。
会社を存続させるため、新店舗のオープン、クラウドファンディング、共同経営、ランチ営業など、色々なことにチャレンジしました。自分自身もがき続ける毎日で、自分がやっていることを間違っていると思いたくない、という葛藤もありました。
独立10年、改めていま大切にしたいこと
コロナ禍で色々もがいていく中で、最近大事なことに気付いた気がします。
「目の前の方を喜ばせたい」
「自分が好きな人達を幸せにしたい」
「自分と同じビジョンを持った人達と一緒に働く瞬間が幸せ」
コロナ禍でのチャレンジは上手くいかないこともたくさんありましたが、自分の中で飲食の道に進もうと思った時に大事にしていた"本質"に気づけたことが最大の収穫だと思ってます。ようやく何かが腹落ちした感覚で、充実感を持って日々を過ごせています。
独立から10年経ちますが、1年目のような感覚で、1から会社を作り上げたいと思いってます。
まだまだ道半ばなので、より多くのスタッフの力が必要です。少しでも興味をもってくださった方、ぜひ一緒に働きましょう!お待ちしております。ぜひもりっちょに電話/インスタDMしてください!
引き続きこれからも応援よろしくお願いします!
読んでいただき本当にありがとうございました。
2023.03.25 もりっちょ
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